南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

名瀬市入舟町喜楽の島じゅうり

2005年11月30日 00時06分20秒 | Weblog
笠利町喜瀬のY氏に連れられて入りました。
「んじゃ、XX姉、コースでお願い」
とY氏が言ったら、出てきた出てきた。
出来たてアツアツ、しかも美味い、美味い。
この二年で島料理には慣れたつもりだったが、ここは絶品です。
「お勘定お願い」と言って言われた値段が、また絶句モノ。安い。
Y氏の顔もあったかもしれないが、それを割り引いても安い。
3~4人以上のグループで行くのがお薦めです。
人数程度の予約はしたほうがいいでしょう。
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アームチェア・ツーリング 住用半島 壱

2005年11月29日 00時30分20秒 | 南方単車旅案内
最初にお詫びしておくが、住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

今回、11月27日に現地を訪れた際、峠の途中が崖崩れのために通行止めであった。
そのため、写真は同日のものと、2004年1月、同年7月、2005年6月に撮影したものが混在する点、ご容赦いただきたい。
それでは、出発する。

住用村といえば、住用湾のマングローブの森である。
住用川と役勝(やくがち)川がほぼ同地点に流れ込むことで形成された干潟に、日本国内では西表島に続いて2番目の規模のマングローブの森林が広がる。
マングローブの森の中をカヌーで散策する、カヌー・ツーリングが人気(オレは未体験)で、観光ガイド数社が営業しているが、これは満潮を見計らって体験することをお薦めする。
運悪く干潮、それも大潮というタイミングでここを訪れた場合、潔く諦めるのも一手だろうが、それよりも河口部分を歩いてみるのがいい。



名瀬方面から来た場合、住用川に掛かる橋の手前から左折し、ひたすら海のほうへと進む。
道は狭くなり、未舗装になり、路肩の雑草が肩や足を叩くが、それでも進みつづければ川岸に出る。
いや、川岸というのは干潮時だからで、満潮時には海岸となる。
そこにバイクを停めて歩くのもいいが、そのまま干上がった川床に乗り入れるのもいいだろう(*0)。
その場合、潮が満ちはじめる時間を把握しておくのは言うまでもない(*1)。



水を多量に含んだ砂はしっかりしており、注意深くアクセルをコントロールすれば危険はない(*2)。



すこし進んだところでバイクを停め、足元を眺める。
急速に退いた潮が、砂に複雑な模様を描いている。


*0 当ブログ、南方単車亭日乗のカテゴリー「南方単車日乗」では、いかなる四輪車の走行も想定していません。記述してあることを参考にされるのはご自由ですが、生命・健康ならびに財産の保証はいっさいお断りします

*1 温暖な奄美大島では、人間は濡れても即死することはありませんが、バイクはシリンダー内に水が入れば危険です。満潮・干潮の時刻は地元新聞に掲載されておりますので、必ず確認してください。

*2 南方単車亭主のSUZUKI DR250Rは、DUNLOPのD603を履いています。モタード仕様のタイヤでの走行は、お薦めできません。

つづく

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安いスタンドがあった!

2005年11月28日 00時26分19秒 | 南方単車日乗
聞いてみるものだ。
「ガソリン高いよねー。リッター155円よぉ」と言ってみたら、
「えー、なんであそこで入れんわけぇ?」
「え? どこどこ?」
と、教えてもらったスタンドで昨日給油。
走行281.1kmで8.18リットル。1136円だから、およそ139円!
もう、これからは、このスタンドでしか入れないぞ!
どこのスタンドかはナイショ。
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国道58号線旧道めぐり・和瀬峠 参

2005年11月27日 00時52分33秒 | 南方単車旅案内
国道58号線旧道めぐり・和瀬峠 弐より続く。

和瀬峠を通過する国道58号の新たな部分は和瀬バイパスと呼ばれ、
新和瀬トンネル(2,435m 現在、奄美地方最長のトンネル)、
小和瀬トンネル(515m)、
城[ぐすく]トンネル(286m)の3つのトンネルを主体として構成される。
和瀬隧道は、新和瀬トンネルの上を通り、小和瀬トンネル、城トンネルは山襞を削った峠道がその上を走る形となる。



城トンネルの真上あたりから、和瀬海岸を眺める。
写真に写る海岸の右手には、太平洋からの波を楽しむサーファーたちが集う城ビーチがある。



新和瀬バイパス、小和瀬トンネルと城トンネルの間の部分。
路肩から出ようとしている青のジムニーは、友人の友人の愛車かもしれない。



最後に、住用村側からの入り口を掲載する。



和瀬峠旧道は、住用村城(ぐすく=奄美地方の古語で、《聖域》の意味ではないかと思われる)集落に出る。
左に曲がれば、名瀬に戻り、右に行けば瀬戸内方面に至る。
画像は住用村から旧道への入り口。
直進すれば城(ぐすく)トンネル。
右折すると旧道。

この項 おわり

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奄美看護福祉専門学校 学校祭

2005年11月26日 11時13分35秒 | Weblog
本日26(土)と27(日)の二日間にわたって行われるとのこと。
27日は、ゲストとして喜界島の《うるまエイサー》、笠利の《道の島太鼓》のステージ演奏、
OBによる島唄などもあるそうです。
ちなみにここのOBは、中 孝介、前山眞吾。
中 孝介は、東京でレコーディング中だそうで、出演しないとは思うが。
付け加えると、在校生に山田葉月もいる。
彼女が出演するんなら、ゼッタイに見に行くけど。
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11/26の名瀬市文化センター

2005年11月26日 00時03分15秒 | Weblog
六時か、六時半頃から市民文化祭の一環として島唄の催し物があるようです。
出演は、築地俊造、坪山豊、松山美枝子etc、だそうです。
行くかもしれない、行かないかもしれない。<あまり好きじゃないのも出演する。
興味のある方は、どうぞ。
当日券は、700円だということです。

ついでですが、《ごあいさつ》を改訂しました。
実は、一昨日の話なんですけど。
各カテゴリーについての説明を付け加えました。
いちおう、「使用上の注意」みたいなものなので、ご覧いただければ幸いです。
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国道58号線旧道めぐり・和瀬峠 弐

2005年11月25日 00時02分00秒 | 南方単車旅案内
国道58号線旧道めぐり・和瀬峠 壱より続く。

山肌に穿たれた洞窟かと思えるほどの旧・和瀬トンネル。
入り口上部には、《和瀬隧道》の文字が力強い。
道路中央、手前に見える白線は、トンネル手前の最後のセンターライン。
トンネル内には車線はない。
ただし、コンクリート舗装の継ぎ目が路面の中央部を示している。
高さ制限は、4.1mだったか。



《和瀬隧道》は、全長286m。
完成は昭和34年で、現在供用されているトンネルの中ではもっとも古い。



名瀬市から見て出口側。
お色直しをしているのか、入り口側に較べて日当たりがいいので苔が生えないのか。
トンネル内では大型車両の擦れ違いが出来ない(普通乗用車と大型車両でも不可能かもしれない)ため、出口付近を広く取っている。
また、内部に照明設備がないため、長い間、オレはこのトンネルの内部をコンクリートなどで覆わない、粗い仕上げであると思っていた。



和瀬隧道の住用村(H18.4に名瀬市と合併して奄美市になる)側は、海に面した開放的なワインディングが主体となる。
登り車線(山側)には、広く待避所を取っている個所もあり、グループツーリングでの集結・休憩地点として好適である。
なお、旧道の全線について言えることだが、台風や集中豪雨の後は、崩落や倒木が道を塞ぐことがよくある。
とくに台風の場合は、必ずといっていいほど通行に支障が出る。
しかも、復旧の優先度は低く、かならず後回しにされる。
未来の気象だけでなく、過去の気象(直近2週間ほど)についても考慮して通行したい。

つづく

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本宅更新情報

2005年11月24日 00時21分17秒 | Weblog
本宅 亀甲音 Personal Page の「生活報告帳」を更新しました。
内容は、十月に走り回ったあちこちの画像を主体にしたものです。
ブログで公開したものとは違う画像を使用していますが、撮った本人にも違いが判りません
そのため、すこし大きめの画像にしてあります。
今回は、ボツ画像を探すと大変なので、これだけです。
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緊急告知!!

2005年11月23日 00時20分04秒 | デキゴト
12月2日(金)、名瀬市中央公民館にて、
津軽三味線のトップ奏者、新田昌弘さんのコンサートがあります。
奄美からの共演は、前山眞吾。
開場:18:30 開演:19:00
入場料は、前売り1500円。
名瀬市末広町の「郷土料理の店 かずみ」にてチケットを取り扱っています。

新田昌弘紹介はこちら

前山眞吾は、中 孝介に続く、奄美島唄のホープです。
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イヤな年寄りになりそうだ

2005年11月22日 00時10分13秒 | Weblog
いつものところで(というくらいだから自宅ではない)TVの民放の歌番組を見ていた。
細かいテーマはよく知らないが、「ここ40年ほどのヒット曲特集」みたいなVTRを流していた。
西条秀樹やら松田聖子やらマッチやらの歌のVTRがダイジェストで流されていた。
なんとなく聞き覚えはあるのだが、なんだかさっぱり判らん。
それほど遠くない将来、オレが老人ホームに入ったら、職員の方に
「おじいちゃん、たまには元気よくカラオケなんかやってみようか」とか言われるんだろうな。
「沢田研二がいい? サザンがいい?」とか聞かれて、こう答えるオレがいるにちがいない。
「イーグルスのホテル・キャリフォルニアにしてくれ。
いや待て、ストーンズのミス・ユーにしよう。ローリング・ストーンズじゃぞ」


「我が儘で扱いづらい老人」か…。
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国道58号線旧道めぐり・和瀬峠 壱

2005年11月21日 00時10分40秒 | 南方単車旅案内
奄美大島を表現するのに、さまざまな形容がある。
太陽の島、珊瑚礁の島、クロウサギの島、ハブとマングースのいる島、大島紬の島、沖縄と九州に挟まれた不思議な民俗文化の島。
人がそこになにを求めるかによってもこの形容は違うだろうし、たまたま出会えたり出会えなかったりで形容とは違う面ばかりを見ることもある。
《太陽の島》のつもりで来てみたら、延々雨に降られっぱなし、というのはよく聞く話だ。
ただし、常に変わらないのは、この島が《トンネルの島》であること。
1989年に全長2,027mの三太郎峠トンネルが開通して以来、次々と開通されるトンネルは、総延長を合計すれば鹿児島までの距離に匹敵するんじゃないか、とは冗談としても。

トンネルが掘削されるということは、それまで使われていた山越えや迂回の道が使われなくなり、旧道になるということでもある。
本州の道では、それは道として廃棄されること、即ち廃道化することに直結するのだが、奄美大島では、不思議と旧道=廃道にはならない。
もちろん、災害復旧などの際には後回しにされたり、植物による侵食が旧ピッチで進んだりもするが、いつの間にか崩落現場は片付けられ、道路を覆わんばかりに延びていた蔓草は刈り取られている。
旧道もまた生きているのだ。
そんな旧道のうち、今回は、国道58号線に開通したトンネルの中ではもっとも新しい、和瀬トンネルの旧道を走ってみたい。



旧・和瀬峠への入り口は、かなり見落としやすい。
名瀬市街地からは、高さ制限ゲートを目印に左折する。
カメラを構えたら、ちょうど軽自動車が曲がってくれた。



新和瀬トンネルの開通が平成13年の8月29日ということは、この時点(平成15年の6月初旬)では、まだ旧道になって2年と経過していない。
さすがに舗装に大きな傷はないが、路肩から伸びる雑草は、今にもセンターラインに掛かりそうだ。



カメラの性能、撮影技術の未熟さ(フルオート)、という点も確かにあるが、やはり樹木の緑の色自体が濃厚である。
自宅で胡瓜やピーマンを栽培したことがある方なら、お判りいただけるかと思う。



ほとんど通行する車両はないが、擦れ違いには若干の注意を要する。
なお↑の画像では、山側は小さな流れのある部分のみガードレールが設けられている。
ただし、ガードレールの端は、雑草に埋もれている。

つづく

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風に乗りやすい

2005年11月20日 02時10分13秒 | 本日の名セリフ
今回は、ちょっと長くなりますが。

風ぐせと今言ったな。
はい。
女ぐせ、酒ぐせの他に風ぐせというのがあるのか。
はい。この書類にはあります。
ふうむ、風ぐせとはなんだろう。
(略)
風ぐせとは、あれですよ。
調べたことがあるのか?
(略)
これは、「風にさらわれやすい」かどうかの性質のことを言っているのであります。「風に吹かれて」という歌の文句にもありますように、風に乗る性質のことを言います。体が風に乗りやすいかどうか――。

唐 十郎 「唐版 風の叉三郎」



昨日、就職のための面接を受けまして、めでたく採用になったわけなんですが、
その面接中に、「なぜ、奄美大島にIターンしたのか?」という質問をいただきまして。
そりゃもちろん、採否を決する側にとっては応募者の人格を判断するための真剣な質問ですからギャグで誤魔化すわけにもいきません。
こちらも真剣に答えたんですけど、答えながらアタマの中ではこの一節がぐるぐると回っていたんですね。
もちろん、一字一句正確ではないんですけど。
ちなみにこれは、'74年に上演された舞台劇の台本で、とっくに絶版になってます。
唐 十郎十貫寺梅軒という配役で、主役は根津甚八と李 礼仙、敵役(?)は、小林 薫でした。
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再就職

2005年11月19日 10時01分28秒 | デキゴト
六ヵ月半にわたる浪人生活が終わる。
Iターン時より、就ければいいな、と思っていた職業に就くことになった。
月曜日から出勤である。
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名瀬市朝戸方面 参

2005年11月19日 01時15分36秒 | 南方単車旅案内
名瀬市朝戸方面 弐より続く。

舗装はしてあるがかなり荒れた道を登っていくと、あちこちに《NTT》の文字が入った杭が立っている。
無線中継所か何かなのだろう。
木立が切れて見通しがよくなったと思ったら、巨大な鉄塔が建っている。



どんな用途で、どれだけのエリアをカバーするものかは知らないが、奄美大島でもっとも高い地上建築物であることは間違いないだろう。
金網と有刺鉄線で囲われた鉄塔は、一般人にとっては、ただ見上げるだけの存在でしかないが、部分的にでも解放したら観光スポットとして役に立つのではないか?
金網に設けられたゲートが開きっぱなしになっているのを見ながら、そんなことを考える。



ここまでの道のりが、けっこう急な坂が多かったせいで気付かないのだが、この付近一帯は、複雑に蛇行しながらも緩やかな台地を形成している。
敷地内の小高いところに登って、台地の先を見渡してみる。
誰か、島外から目隠しをして連れてきて、種子島のロケット基地だと言ったら信じるだろうか。



高台から、名瀬市を見下ろす。
雲が山に影を落としている。



さらに脇道もあったが、今日はここまでにしておこう。
帰り道、国道58号脇のループ橋をカメラに収める。

この項 おわり

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名瀬市朝戸方面 弐

2005年11月18日 00時10分08秒 | 南方単車旅案内
名瀬市朝戸方面 壱より続く。

脇道を登り始めると、《←名瀬クリーンセンター》《→金作原》と標識が立っているので、クリーンセンター方面に曲がる。
標高はたいしたことないが、斜面の傾斜はかなりきつい。
ガードレールの向こうには、低木の間から空と遠く名瀬の市街地だけが見えるところも。



この白い花、ちょっと山間に入るといたるところで咲いている。
名前は、サキシマフヨウ。



低い回転・高めのギアでゆっくり進むと、分岐に行き当たる。



ついつい荒れた道、細い道に行きたがるのはオフ車乗りの性(さが)か。
考える前に右にウィンカーを出し、アクセルを心持開けている。

つづく

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