南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

奄美大島は、旧正月

2006年01月30日 00時01分07秒 | お蔵出し
1月29日は、旧暦の元旦であった。
昨年は平日がそれに当たったため、なんの関わりもなく過ごしたが、
一昨年は、転居直後の失業期だったので、商店街まで行ってみた。



搗きたての餅は、美味そうだったなぁ。



商店街の中央では、地元の人気グループ《サーモン&ガーリック》が、民謡の御大・坪山豊氏と供にミニ・コンサートを行った。
来島二ヶ月で、まだ島の気候に慣れきっていないオレですら寒さに震える日だった。
今年も何かやったんだろうが、いちにち、龍郷方面で遊んでいたオレだった。
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アームチェア・ツーリング 住用半島 拾八(完結編)

2006年01月29日 00時08分07秒 | 南方単車旅案内
住用半島 拾七より続く。

最後までしつこくお断わりだが、ここから読みはじめる方のために。
住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

およそ3km、角度の微妙な差異はあれど(最大傾斜は13%)、ひたすらに登り続けたのち、緩い下り坂を経て国道58号線に至る。



かなり急勾配のカーブの、ちょうどクリッピング・ポイント付近に交差点はあるので、注意されたい。
右へ、坂を上る方向に曲がれば名瀬、左へ下れば瀬戸内町古仁屋方面へ至る。
当初、12回程度を考えていたこのシリーズも、はや18回を数えるにいたった。
右へ、名瀬へと戻ることにする。
すこし多めにアクセルを開け、勢い良く登っていこう。
捻じるようにして曲がった左カーブの立ち上がりで視界が開ける。
右の路側にスペースがあるのでバイクを停め、ガードレール際に立って眺める。



中央、やや上に電柱が見えるのが、嘉徳方面への分岐である。
そこから深緑の間を走る道が、なんとなく判ると思うがどうだろうか。
斜めに見えるのは、もちろん国道58号線である。
ふたたび走り出せば、右カーブの向こうで、道が空へと消えている。
現在、奄美大島の国道58号線で最大の難所と呼ばれる網野子(あみのこ)峠の頂上である。
とは、その頂上を指す言葉であることはもちろんであるが、語感と、文章のリズムのため、あえてこう表記した。



あまり眺めの良い坂路とはいえないが、ところどころ、稜線の重畳と並ぶ様が美しい。
視界が開けたところで狭い路肩に停め、急いでシャッターを切った。



赤い実を付けるのはイイギリ。

この項 おわり

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アームチェア・ツーリング 住用半島 拾七

2006年01月26日 00時02分04秒 | 南方単車旅案内
住用半島 拾六より続く。

今回もしつこくお断わりだが、ここから読みはじめる方のために。
住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

集落を出てすこし行ったところに節子(せっこ)集落への分岐がある。
細く急な坂が山の斜面に刻まれている。
すこしこの坂を上り、景色を眺めてみよう。



向こう側に見える山の中腹を走るのが、林道 嘉徳・青久線である。
なお、この嘉徳から節子、網野子(あみのこ)へと至るルートは、早くても3月頃になると思うが、《南方単車日乗》にて取り上げる予定である。

上ってきた坂を下り、今回は帰路につく。

小さな川(嘉徳川)が永遠に等しい時間を掛けて穿った谷を辿る。
川沿いの道が左に弧を描くと、道は山肌に縫い付けられたような上り坂になる。



くすんだ黄色と淡い緑が彩る山肌の一角に、茜(あかね)色が見える。
ゲットウの、果実が熟して枯れたものである。

さらに進むと、紫色が山肌を飾る。



ムラサキシキブの果実は、島の冬を彩る。

およそ3kmの上りのワインディングは、こうした微妙な色彩を探すのも愉しみだ。

つづく

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アームチェア・ツーリング 住用半島 拾六

2006年01月20日 00時42分58秒 | 南方単車旅案内
住用半島 拾伍より続く。

今回もしつこくお断わりだが、ここから読みはじめる方のために。
住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

海岸への入り口に設えられた階段を下りる。
写真ではなにか玩具のように見えるだろうが、なかなかしっかりした階段である。



アダンの一群は、斜面に張り付いているかのようだ。



たしかここには、ベンチがあったはずだが…。
この海岸を元に戻すため、海岸の別な場所から砂を移動しようという動きが、自治体を含めてあるらしい。
そうした点に関しては、こちらこちらをじっくり読むこと。

距離の割には時間のかかるルートである。
先へ進むことにしよう。

つづく

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アームチェア・ツーリング 住用半島 拾伍

2006年01月16日 00時06分25秒 | 南方単車旅案内
住用半島 拾四より続く。

再々で申し訳ないが、ここから読みはじめる方のために。
住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

嘉徳海岸というのは、災害防止の名の許に日本全国の海岸をテトラポットと防波堤で埋め尽くそうという国土交通省の計画から不可思議にも洩れてしまった、奄美大島でも数少ない海岸である。



いつの頃かは判らないが、サーフィン愛好家にも人気の海岸となり、天気のよい休日には太平洋からの波を楽しむサーファーの姿が見られる。



砂浜をおおうグンバイハマヒルガオと人家を護るために植えられたアダン他の低木類が緑のグラディェーションを織りなし、緩やかな風の音と潮騒が支配する、小さな異国である。



この小国に異変が起きたのは、2004年8月の終わりである。



同年の16号台風がもたらした強い波浪が原因の一つとなって、嘉徳の特色である緩やかな砂浜が消えてしまったのだ。



また、もうひとつの原因として、嘉徳海岸沖合いの海底の砂を大量に採取したことも考えられる。
そんなことを考えながら、海岸を歩く。

つづく

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釣りへの目覚め

2006年01月12日 00時43分11秒 | 日々是精進
ナゼか、釣りをしようと決心した。
いや、前々からやろうと思っていたのだが、なんとなーく現実に行うところまで至っていなかったのだ。
とりあえず、「最低限の道具だけはどこかにあったはずだ」と探しはじめるが、見つからない。
上州屋の特価2,480円の竿と、2個で1,000円くらいのリールが3つ、ハリスと浮きが2つずつセットされて150円の仕掛けが2セット。これだけが見つかった。
いいさ、ニシムタで一番安いヤツで買い揃えよう。
発泡スチロールのアイスボックス、580円。
錘が小さいのと極小のをそれぞれ84円。
サルカン中くらいのと極小を111円で購入し、餌の魚肉ソーセージも仕入れた。
本格的に釣りを楽しむ人からしたら、「オマエ、舐めとんのか!」とか言われそうだが、オレにはこれでいいのだ。
当然ながら、小手調べの住用村東仲間も名瀬市名瀬勝もボーズつんつるてんの釣果だったが、オレにはこれでいいのだ。
次の休みが待ち遠しいぞっと。
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アームチェア・ツーリング 住用半島 拾四

2006年01月10日 00時40分59秒 | 南方単車旅案内
住用半島 拾参より続く。

再々で申し訳ないが、ここから読みはじめる方のために。
住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

集落をぐるりと回って、学校に行ってみる。
なお、ここは途中にバイクを置いて歩いたほうが良い。
これでもかというほど細い道である。
校門に立って眺める。
右側の門柱には《嘉徳小学校》とある。
左側の門柱には、



《創作空間 ムンユスイ》とある。



平成17年度を以って、嘉徳小学校は児童数不足により廃校となり、学校施設は
《この地で創作活動を志す芸術家のためのアトリエ》ムンユスイ(物を諭する=直訳すれば:物事を教える)館となった。
アトリエ利用の第一号は画家の堀 晃(ほり ひかる)氏である。
たまたま堀氏とはアトリエ開設のずっと前に面識を得たオレで、本宅のどこかにその辺について記してあるので、興味のある方は探してもらいたい。
ただ、堀氏に関しては、ちょっとばかり(てーか、かなり)失礼なことを書いているので、暇を見て書き直さないといけないな。



だらだらと長居をして、芸術家の創作活動に支障をきたしてはいけないな。
バイクはそのまま停めて、浜の方に行ってみよう。

つづく

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アームチェア・ツーリング 住用半島 拾参

2006年01月04日 00時26分31秒 | 南方単車旅案内
住用半島 拾弐より続く。

再々で申し訳ないが、ここから読みはじめる方のために。
住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

青久(あおく)集落の全景が見渡せるあたりに、簡易水道の水源がある。
おそらくそのままでもじゅうぶん飲用になるであろう山の清冽な水を、沈殿・ろ過して集落内で利用するためのものだ。
ちょっと失礼して水源を覗き見る。



そのまま横に目を転じると、誰が作ったものか、かわいいお家が樹間に見える。



ここまでの道を考えれば、いまさら森林浴もないだろうが、深呼吸をひとつして、バイクに戻る。



下り行く先には、小さな学校がある。
校庭に、大きなアコウ(赤榕)の木。

つづく

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アームチェア・ツーリング 住用半島 拾弐

2006年01月03日 00時01分19秒 | 南方単車旅案内
住用半島 拾壱より続く。

再々で申し訳ないが、ここから読みはじめる方のために。
住用(すみよう)半島などという地理上の名称は、地球上のどこにもない。
大島郡住用村東部の半島状の地域に対して、南方単車亭の主が便宜上、勝手に付けた名称である。

木々の間に嘉徳(かとく)が見えてくる。
防波堤などの人工構造物を、海岸にも沖合いの海中にも持たない、自然のままの海と海岸を持つ奄美でも数少ない集落である。



集落に至る坂をゆっくり下っていくと、小さな滝から流れ落ちる水が路面を洗っている。
水を求めて色とりどりの蝶が集まっている。



蝶を轢かないように、注意をして通過する。

つづく

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2006年、まずは

2006年01月01日 23時30分12秒 | デキゴト
本日より断煙を実行。
昨夜、最後の一本を吸ってから、すでに24時間が経過。
過去、五ヵ月半から6時間まで、50回近い断煙を実行しているオレなので、アドバイスなどは無用である。
ただし、若い女性からのエ-ルは喜んで受け付ける。
コメント (4)
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