【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第107回
「一日一生」(酒井雄哉)
天台宗の大僧正でありました酒井雄哉(さかいゆうさい)さんの本からの言葉であります。
40歳で得度され、約7年かけて約4万キロを歩くなど荒行「千日回峰行」を2度満行されました。
2013年(平成25年)9月にお亡くなりになられましたが、
あの優しい笑顔はいまでも目に焼き付いています。
「一日が一生だと思って生きてみなさい。そうすれば、今日失敗したって、
へなへなすることはない、落ち込むこともない、
明日はまた新しい人生が生まれてくるじゃない。」
酒井さんの優しい口調で語りかけてくるようなお言葉が、
読んでいる我々にじわ~と伝ってくるとても心地よい本でした。
「今が一番大切だってことだよ。今自分がやっていることを一生懸命、
忠実にやることが一番いいんじゃないかな。」
そんな気持ちで今日も、生きてみようと思います(^^♪
参考文献
『愛蔵版 一日一生』(酒井雄哉著・朝日新聞出版)