(2009年10月16日)
午前中の授業を終え、つくばに向かった。好天に恵まれ、筑波山がきれいだった。予定が決まった当初は、終了後、筑波山麓の温泉に泊まろうかなどと、暢気なことを考えていたが、夜に小田原の市民の集まりが急遽入り、次の機会とすることにした。
研修内容は、前回と同じであるが、今回はたくさんの質問が出た。このクラスの人たちの多くは、一度や二度は、市民対応で、つらい目を体験している。きわめて例外で、ほんの一部であるが、実際、酷い市民もいる。市民を信じろと言うのは簡単であるが、対岸の安全圏からの物言いでは、説得力がない。どうすれば、怖さを克服できるかを考え、そのシステムを提示するのが研究者の役割だと思う。そんなことで、たくさんの質問が出たのだと思う。私も、現場の実際を頭に入れながら話をした。
今回の研修では、私が電車の中で、うつらうつらしたために、スタート5分前に会場入りということになってしまい、担当のMさんやIさんに心配をかけてしまった。一期一会という言葉を思い出した。心引き締め、いっとき、いっときを大切にしよう。
夕方7時からの小田原の会議も含めて、この日も17時間働いてしまった。移動距離はどのくらいになるだろうか。翌日は流山の研究会で、またつくばエクスプレスに乗ってくることになる。PASMOの減りが著しい。
(2009年9月)
自治基本条例は、私たち市民が、自分たちの住む自治体(役所だけではない)の経営を考える機会である。市民一人に、自由に考える機会が与えられた、きわめて珍しい条例でもある。
市民から、この条例ができてどうなるかを聞かれることが多いが、答えは、この条例ができることで、誠意と責任が溢れたまちになるかもしれないし、まったく何も変わらずということもある。どうなるかは、自治体の関係者次第ということになる。その後の努力しだいということである。私は、前者の町になることを期待しているし、そうなるように、そのために時間を使おうと思っている。
つくば市は、TXのみどりの駅から少し行ったところにある。谷田部というところに本庁舎がある。TXの開通で、庁舎は駅からは外れてしまったが、もともとは、こちらのほうが本家なのだろう。時間があれば、谷田部周辺に一泊してゆっくりと過ごしてみたいと思う。
今日、一緒に議論した部長さんたちは、同世代ということもあって、昔に戻ったような気になった。しかし、部長さんたちは、遠慮していたのだろうか。質問は5,6問であった。本当は聞きたいことがもっとあったのだろう。また、行く機会もあるので、そのときは、遠慮なく声をかけてほしい。
この日は、その後は、友人の通夜があった。誠意と責任を地で行く人だったので、さびしい一日となった。
午前中の授業を終え、つくばに向かった。好天に恵まれ、筑波山がきれいだった。予定が決まった当初は、終了後、筑波山麓の温泉に泊まろうかなどと、暢気なことを考えていたが、夜に小田原の市民の集まりが急遽入り、次の機会とすることにした。
研修内容は、前回と同じであるが、今回はたくさんの質問が出た。このクラスの人たちの多くは、一度や二度は、市民対応で、つらい目を体験している。きわめて例外で、ほんの一部であるが、実際、酷い市民もいる。市民を信じろと言うのは簡単であるが、対岸の安全圏からの物言いでは、説得力がない。どうすれば、怖さを克服できるかを考え、そのシステムを提示するのが研究者の役割だと思う。そんなことで、たくさんの質問が出たのだと思う。私も、現場の実際を頭に入れながら話をした。
今回の研修では、私が電車の中で、うつらうつらしたために、スタート5分前に会場入りということになってしまい、担当のMさんやIさんに心配をかけてしまった。一期一会という言葉を思い出した。心引き締め、いっとき、いっときを大切にしよう。
夕方7時からの小田原の会議も含めて、この日も17時間働いてしまった。移動距離はどのくらいになるだろうか。翌日は流山の研究会で、またつくばエクスプレスに乗ってくることになる。PASMOの減りが著しい。
(2009年9月)
自治基本条例は、私たち市民が、自分たちの住む自治体(役所だけではない)の経営を考える機会である。市民一人に、自由に考える機会が与えられた、きわめて珍しい条例でもある。
市民から、この条例ができてどうなるかを聞かれることが多いが、答えは、この条例ができることで、誠意と責任が溢れたまちになるかもしれないし、まったく何も変わらずということもある。どうなるかは、自治体の関係者次第ということになる。その後の努力しだいということである。私は、前者の町になることを期待しているし、そうなるように、そのために時間を使おうと思っている。
つくば市は、TXのみどりの駅から少し行ったところにある。谷田部というところに本庁舎がある。TXの開通で、庁舎は駅からは外れてしまったが、もともとは、こちらのほうが本家なのだろう。時間があれば、谷田部周辺に一泊してゆっくりと過ごしてみたいと思う。
今日、一緒に議論した部長さんたちは、同世代ということもあって、昔に戻ったような気になった。しかし、部長さんたちは、遠慮していたのだろうか。質問は5,6問であった。本当は聞きたいことがもっとあったのだろう。また、行く機会もあるので、そのときは、遠慮なく声をかけてほしい。
この日は、その後は、友人の通夜があった。誠意と責任を地で行く人だったので、さびしい一日となった。
来年5月には,つくばエクスプレス研究学園駅前に市役所新庁舎がオープンいたしますので,より便利ななるかと思います。
自治基本条例につきましては,多くのサジェスチョンをいただき,これから作成するつくば市にとって有意義な研修になったと感じております。
来月もお出でいただくこととなっておりますので,また違う視点からご教示いただけるよう準備して,お待ちしておりますので,よろしくお願いいたします。
選挙できまった議員、市長も、この条例できめられた施策に対して、拒否できない恐れがあり、大変危険な条例です。なぜ、自民党の市長がいながら、こういう事を進めているのか、、、自治労、民潭、朝鮮総連、社民党、民主党がどのくらい力をいれているのでしょうか・
たしかに、もともと憲法は、権力から国民を守るために制定されました。18世紀のことです。21世紀の今、それでいいのかというのが私の問題意識です。さらに、自治体の場合は、国とは違うので、「憲法」のありかたも、違うと考えています。
条例づくりよりも他に予算を使ったらという指摘は重要ですね。自治基本条例の本質は、文化づくりです。単に条文をつくるだけならば、意味はありません。
つくば市では、たくさんのワークショップの機会が用意されています。時間があったら、参加して、思っていることを話してみてください。期待しています。
つくば市に限らず、日本の知識・知恵のストックは、大変なものだと思っています。特に、普通の市民が持っている知識・知恵の層は、とても厚く、これは飛ぶ鳥の勢いの中国にもどこにも、負けないものですね。それを活かさない手はない、それしか、私たちが世界から尊敬される資源はないというのが、私の認識です。それを民主主義の学校である地自治で改めて再認識し、引き出そうというのが自治基本条例ですね。否定や排除では、この力は、到底、出てきません。
今、私たちは、尊敬されて生き残れるかどうかという岐路に立っている、ここままではやばいと考える私は、悲観主義者?なのでしょうか。
たくさんの例を見ていますが、高校生が集まって、自治基本条例をつくるなんて、はじめてみました。すごいですね。
第10条は、なかなかいいですね。私も同感です。自治基本条例については、賛否どちら側からも、決めつけ=思考停止が目立ちますが、柔軟さが、溢れていていいですね。ぜひ、市役所へ連絡してください。
日本が、尊敬される唯一の道は、排除や否定ではなく、受容、柔らかさだと思います。