松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

★政策法務研修(徳島県)

2012-08-23 | 2.講演会・研修会
 今年も徳島県の政策法務研修へ参加した。何回目になるのだろうか。
 私の政策法務研修は、法制執務、法律の範囲内、立法事実の3本柱であるが、今回は、地方自治法(条例の基礎)を多くした。その分、法律の範囲内と立法事実は2日目になってしまい、余計なことを言わずに、ポイントのみとなった(つまり正直堂のおじさんお出番が少ないということである)。
 やり方を少し変化させたのは、多くの自治体で「政策法務研修」と銘打っていても、実は法務の基礎に関する研修を期待しているのではないかと考えるようになったからである。逆に言うと、私の政策法務は、まさにその名の通り、政策実現手法としての法務を考えるもので、やや応用編にすぎないかと思うからである。
 ただ、法務の基礎になると、これは誰がやっても同じになる(もちろん、話のうまさ、下手さはあるが)。また、一方的な講義が中心となってしまう。このままならば、講師が私である必要はなく、正直堂も、特命係長もでてこない無味乾燥な研修になってしまうだろう。実務に役立ち、ワークショップもできる法務の基礎編を開発する必要があるのだろう。
 徳島は、徳島市公安条例大法廷判決の現場である。定例となっている大法廷判決のデモコースを今年も歩いた。ホテルが藍場浜の近くであり、そこから、新町橋、丸新デパート前、東新町通り、銀座道り、両国橋というコースである。ただ水曜日とあって、アーケード街は閑散の度を増していた。貼り札を見ると、移転しましたという表示も目立ち、さらにシャッター通り化が進んでいるようだ。そのなかで、昨年あたりに開店したのが篭屋町のスーパー「がんばりや」がある。今年は声をかけなったが、ひとり奮闘しているようだった。何よりだった。シャッター商店街のひとつの可能性だと思う。
 両国橋の近くのなじみの店で、地鶏を食べたあと、新町川べりを歩いていたら、川岸に人だかりである。徳島の旧市街は、島状(ひょうたん島という)になっていて、その周りをめぐる船をNPOが10年以上前から走らせている。その最終便がでるということで、乗ることにした。私はこれに乗るのが2回目である。ただ、この日は、あいにく潮が満ちていて、旧市街地の周りを走るルートは使えないということで、海のほうへ出るコースとなった。末広大橋の下まで行ったが、潮、風が心地よく、川から見る徳島のまちや眉山は、なかなかだった。
 今回も研修センターの人たちにはお世話になった。担当のTさんには、投票にも参加してもらった。たくさん見ていると、きっと研修スタイルの違いがあるのだろう。大学に移って、受講者として研修に参加する機会がなくなったが、一度、自分の研修スタイルを比較衡量する必要があるのだろう。
 徳島では、比較的大きな買い物をすることがあるが、今回は、店をひやかす時間がなく、あわおどり会館によって、お土産だけとなった。空港では、2時間近くあったので、レストランのほうでゆっくりと食事をした(いつもはあわただしく、うどんやさんのほう)。ここでもお土産を買うが、3軒ほどあるお土産屋さんのなかで、今回も丸新で買った(丸新で買うのは、おそらく公安条例の影響だろう)。定番のお土産オンパレードとなったが、空港での買い物なので、経済効果は大したことはなかった。

 写真は両国橋。船乗り場が見える。新町川は海のそばということで、満潮時には水位があがり、これを売り物とする店もある。川沿いの散歩道は、目の上が川という場所もあり、水のある風景を味わいながら、散歩ができる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆思いを紡ぐ、思いをつなぐ(... | トップ | ★自治基本条例・大いに語る(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2.講演会・研修会」カテゴリの最新記事