大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

暑さに負けず♪

2013-09-01 14:50:26 | 多摩動物公園

 毎日暑いですけど9月になりましたね。

「多摩動物園」にもしばらく行っていなかったので

ちょっと行ってきました。

生後9ヶ月を過ぎましたボルネオオランウータンのリキちゃんです。

Very Cute!!

キキちゃんは、飼育員さんにお水をもらって楽しそうでした。

暑いですからね。

気持ちがいいと思います。

タオルが置いてあったので

体を拭くのを見ることができました。

リキちゃんも上手にタオルが使えましたよ。

母を見て覚えるのですね。

で、リキちゃんキキちゃん親子も気になるのですが

やっぱりジプシーさんです。

毎日本当に暑いですからね。

おばあちゃんは、元気でしょうか。

ジプシーさんは、第一放飼場の高いところにいて

日差しはそんなに気にならないようでした。

ここは、風が通って気持ちがいいのかもしれません。

自然の緑も心地いいですものね。

七生丘陵の中にある「多摩動物公園」は、森の木々に囲まれた動物園です。

柱があるから

野生のオランウータンには見えないけれど

ボルネオのリハビリセンター内だと言っても信じてしまうでしょうね。

ジプシーさんは、ただいま飼育下では世界最高齢を更新中・・・。

もうすぐ敬老の日がありますが

今度敬老のお祝い会もありますよ。

ジプシーさん、今年もあなたの故郷ボルネオに行ってきました。

ボルネオのこと、覚えていることがありますか?

あなたと話ができたらどんなに楽しいかと思う人は

数限りなくいると思いますよ。


林床を歩く♪

2013-09-01 13:07:05 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

  森が一周できるキャノピーウォークですが

スケジュールの時間を考えて降りることにしました。

熱帯雨林の森は、巨木の森です。

別のページで、動物の棲み分けの話をしましたが

地面の上からフタバガキが支える樹上70mまで

森には異なった世界が広がっています。

高木の枝葉が茂る太陽の光を直接受ける部分を「林冠」と言います。

林冠部に太陽の光が遮られ、光が届きにくい地面近くを「林床」と言います。

ですから、林床部には光があまり届かなくても成長できる植物が生えています。

林冠を眺めるキャノピーウォークからの景色と

林床部散策で見られる様子は全く違ったものになります。

林冠まで伸びる植物は光合成を担当し

林床部に広がる植物は、水を貯え

落ち葉や動物の死骸やフンをシロアリやキノコなど林床に棲む生物に分解してもらい

生長するための養分作りを担当する。

二つの違った世界がかかわり合うことで熱帯雨林の生態系ができています。

(巨木の板根・・・)

林床に広がる植物たちは、

高木に着生したり寄生したりして生き延びる・・・。

または、大木が倒れて日光が届く空間ができるのを待って生長していくようです。


パンノキ♪

2013-09-01 00:15:38 | ボルネオ・いのちをつなぐ旅2013

 オランウータンに会うことしか考えていない・・・

オランウータンでなくてもサルの仲間に会えないかな~ばかり思っている私ですが・・・。

オランウータンに会えなくても・・・

動物に会えなくても・・・

たくさんの木、花・・・

熱帯雨林の植物を感じることができて充実した時を

過ごすことができました。。。

植物が森を支えているのですものね~。

たくさんの種類の樹木がなければ

動物たちは生きていけません。

歩きながら

ガイドのジェイソンさんが植物の名前を教えてくれました。

特に、名前が特徴的だったり

日本に馴染みだったり

私たち客人が興味をもちそうなものはすかさず指摘してくれました。

「パンノキ」です。

果実を焼くと白いパンのようになるそうです。

キャノピーからは、

目線の高さで高木のてっぺんも見ることができました。

オランウータンのネストです。

オランウータンの寝床です。

オランウータンは、毎日木の上に寝床を作り食事をし

生活をしています。

ですから、ここにネストがあるということは

オランウータンがいたことになります。

でも、このネスト、

だいぶ古いものでした。。。

オランウータンはネストを

枝を集めて作りますが、寝床の真ん中は寝やすいように柔らかい小枝を使います。

新しいものは葉が緑色で、日がたつと葉が茶色になるので

新しいものか古いものかを見分けることができます。

昨年、インドネシアでオランウータンのネストを見ることができて興奮しましたが

キナバタンガン川近くの森で活動しているBCTの職員の方に

ネストの新旧の見分け方を教えてもらいました。

ネストの大きさからは、オランウータンの体の大きさや

オスのものかメスのものか、または子どもを連れているか

予想することができます。

オランウータンのオスは、メスの2倍くらいの大きさになりますから。。。

それに、オスが一人いたらその近くにオスはいないことが多いからです。。。

マメ科の植物は私にもすぐわかるので

マメ科の植物はとても種類が多いことを知りました。

過去ボルネオ島の熱帯雨林は、フタバガキの林が70%を占めていたそうです。

だから、フタバガキが多ければ昔のままの姿・・・

その森は原生林だと言えると思います。

木に穴があいていました。

鳥かリスがいてくれたら楽しいです。

気軽に手を入れてはいけません。

ヘビがいることがあるそうですから・・・。

森の中で白くひときわ高い木がありました。

メンガリスという木だそうです。

こんな巨木がマメ科と聞いて、びっくりしました。

80mにもなるそうです。

この木は、樹液が多く、切ると腐るのが早いために材木としての価値がないことや

精霊が宿っているという迷信もあって

他の木は切られてもこの木だけが残っているのをよく見るそうです。

木を見ると

ここが原生林なのか二次林なのかわかることが

だんだん理解できるようになりました。

ともかくも、その土地の昔から生態系が守られなければなりません。