着物の柄には振袖、訪問着などの絵羽模様と小紋柄などがあり絵羽物の場合は柄を合わせ(大抵は後幅8寸、前幅6寸5分か後幅7寸8分、前幅6寸3分で柄が合います)小紋は柄の裁ち合わせをします。小紋は絵羽物の様な柄合せがないのでどう裁断しても着物にはなるのですが、見た目におかしくない様にする為、いくつかの裁断の基本があります。まず後身頃の肩、前身頃の抱きには立った柄が(柄の上下の事で、柄の上下が普通である時が立った柄、上下が逆の柄をねた柄といいます)来る様にして、それが出来ない時は上前前身頃の抱き、下前後身頃の肩の柄が立つ様にし、それも無理な時は上前、下前どちらかの後身頃の肩の柄が立つ様にして上前前身頃の抱きに柄がないか、ねた柄を出しそれを補う様に上前抱き付近の共衿もしくは上前前袖に立った柄を出すといった様に柄の配置をします。そして上前おくみの裾から1尺5寸のあたりに立った柄を配置して(正座をした時に目立つところなので)後は柄が互い違いになる様に裁断します。(たいがいは脇の柄が互い違いになる様に身頃の山を決め袖山も身頃の山と同じにして,追い裁ちにすればうまくいきます)ですので染められて、もしくは織られている柄の繰り返しパターンの間隔が短ければ、裁ち易いのですが長いと袖、身頃、衿おくみの間に残布が沢山出てしまう為用尺が足りなくなる事が多く上前の前、下前の後を優先して、脇や袖の柄を犠牲にします。一番悩むのが現代風な柄の浴衣地で柄付けの間隔が長く、しかも一つ一つの柄が大きいのでおくみや衿の様に半幅に裁断したところの柄が半端に切れてしまう事が多く(実際はおくみは衿より5分広く裁ちます)結構悩んで裁断しても何にも考えずに反物の端から袖、袖、身頃、身頃、衿おくみと裁断したのと、仕立て上がるとどちらもたいした違いがない感じがして、といって何も考えずに裁断する事も出来ず胃が痛くなります。
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