ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

センターコート

2011-06-23 05:28:46 | ちょっといい話。
 朝方だったろうか、まだ暗い時間でした。トイレにおきて妙に寝付けなかった事からテレビをつけたのです。

 伊達公子さんとV・ウイリアムスのテニスの試合をやっていました。

 いやあ久しぶりの興奮でした。

 力が入りましたね。

 ウィンブルドン選手権の2回戦でしたが、たまにしか見ない私にも、素晴らしい試合でした。しかし彼女は40代ですからね、10歳も若い元世界チャンプとあれだけ争えるのですから、たいしたものです。
 V・ウイリアムスの190kmを越えるサーブと、伊達の粘り強い、あきらめない動きは賞賛に値します。
 負けてしまいましたが、すがすがしさが感じられました。
 イギリス・チャールズ皇太子夫人・カミラさんも見ていて、試合が終わった瞬間スタンディングオーベションでした。
 最後にネット近くで2人が握手するのですが、まあV・ウイリアムスのでかいこと。
 体格的に劣る日本人にはハンディキャップですね。

 1996年に一度引退した選手とは思えませんね。

 偶然の、良い時間を過せました。
 今日はなにか良いことがあるのかもしれません。

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布団が干せた。

2011-06-22 22:18:30 | ちょっといい話。
 本当に久しぶりに今日午前中に布団が干せました。
 今夜は気分良く寝られるでしょう。
 お日様はありがたいものです。

 本日は、北関東で猛暑日となっていますが、そのうちこの辺りでも「ほんまに暑いね」といった挨拶が交わされることでしょう。

 夕方からは、海岸線にそって車を走らせ、安田まで。

 輝ポートと隣の海産物店で買い物です。

 

 海岸で写真を撮ると、重苦しい感じ、湿度100%といったところでしょうかね。

 今日の買い物はトマトとパン。それに縮緬じゃこです。
 海産物だけは最近ここ以外では、買ったことはありません。



 ここ輝ポートで久方ぶりの停車です。

 安田町も頑張っている割に、広報がもう一つと言ったところです。
 安芸郡全域がそうかも知れないですね。

 いいところはたくさんあるのですが、広報がね。
 難しいところです。
 あちこちで観光協会なる組織が出来ていますから、期待しています。

 高知県の安芸郡が梅雨明けになることを期待しています。


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ガイドを案内しました。

2011-06-22 10:42:24 | 観光資源提案
 高知県内でも、少しづつ観光ガイドの人数が増えているようです。
 昨日そうしたガイドの研修会が当町で開催されました。場所は安芸郡奈半利町にある藤村製糸から弓場濱田邸。約一時間程度でした。

 

 バスで来町。

 工場内部を簡単にご案内。



 町歩きの途中に見つけました。



 「さかき」の花です。意識して普段見たことがない花です。
 小さな可憐な花です。

 ガイドをする方々へのガイドは面白いですね。今回は何を聞いたら良いのかわからないままお見えになったのでしょうから、こちらも淡々と喋っておりました。

 アノ方々も自分で案内を何度かやってみてから、もう一度お見えになると次は質問が出せるでしょう。

 初めての場所で研修をしても、なかなか参考にする事は難しいのです。
 モシ次に同じ方々がこの場所に着たら、もう少し考えてご案内をしましょう。
 それに、やはり時間がかかります。2時間は必要ですね。
 1時間程度では、多くの事柄をすっとばかす事になりますからね。

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岡御殿

2011-06-21 03:44:54 | 建造物入門
 岡御殿と称される建物があります。場所は安芸郡田野町です。
 先日、ブログに登場した場所です。
 
宝暦9年11月(1759)のことです。当時の岡家の当主、岡徳左衛門は土佐藩に依頼されて御用銀400貫目を年1割5分、期限1年間、魚梁瀬御留山の木材を担保にする条件で調達するのです。
 銀400貫目とは小判で66、600両程にもなる金額で、現在の感覚では50億円を越えるような規模なのです。ちょっと貸すとか貸さないとかといえない金額なのですが、岡家とはそうした商家だったのです。その岡家の本宅が残っているのです。




 表門から内部を見た写真です。
 普段は閉じられているのですが、先日はここから入ることが出来ました。
 違った角度からみると、建物は新鮮に感じます。
 凛とした緊張感があります。



 山内の殿様が参勤交代の際、寝泊りをしたとされる座敷から表門に向かって4本の柱が立っています。これらの柱は座敷の中からみると、ほぼ一直線になって、1本にしか見えません。面白い構造です。

 魚梁瀬の木材を扱う廻船業者であり、その他手広く商う豪商だったのですから、本宅も見事なものです。

 風呂やトイレはもちろんですが、他の商家の構造とは明らかに違うのです。
 襖絵や釘隠しにいたる調度品にまで、格を見せ付けています。
 現在の敷地面積はかつての半分以下となっているのですが、それでも広々とした敷地は他を圧倒しています。

 機会がありましたら一度は、入って見たらいいですよ。

 時を忘れさせてくれます。

 土佐藩に用立てた御用銀400貫目の始末が大変だったようです。
 土佐藩も財政難で、苦労をしていたのです。

 その始末については、また今度書くことにします。
 思わぬところに影響が出ることになるのです。

 なにしろ始末がつくのに150年以上の年月を要するのですから。
 人事ながら面白いですね。


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驚きました。

2011-06-20 00:01:21 | ちょっといい話。
 好い話です。

 今日6月19日(日)午前8時30分
 田野駅集合で「田野歴史散歩」をさせていただきました。

 主催は田野町の教育委員会とまちづくり推進課。

 行政がガイド養成に取り組んでいるのです。
 何時からだったか、この事業にも参加しています。
 
 ちょっと驚きました。ガイドをやっているのです。「初めてです。」と言いながらやっているのに驚きました。勇気に乾杯です。お疲れ様でした。



 岡御殿でも若い女性がお話をしてくれました。
 たくさんの情報をくれましたし、素晴らしい笑顔をいただきました。
 そして、福田寺のお墓の前でも年配の女性がご案内をしてくれました。



 順調にガイド養成がすすんでいます。
 こんな雨の日はやりにくいのですが、頑張っていました。
 
 課題も無いとはいえませんが、とにかく始まったのです。
 最後までやらなくてはなりません。
 
 次の段階に向かうことになります。

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なぜか温かくなります。

2011-06-19 22:56:08 | ちょっといい話。
 先月だったか、花を100株ほど発注したのです。
 ベゴニアを石垣に植えてみようと思ったのですが、30年以上も前にそうしたことをやっていた場所がありました。北川村宗の上(花の谷)です。

 私が勝手に北川村宗の上を「花の谷」として標榜しているきっかけになったところです。今以上に不便なところだったのでしょうが、どこかでベゴニアの苗を購入して石垣に植栽して生活を楽しんでいたのです。



 水田の段差をうまく利用して花が植えてあります。
 ちょっと印象的です。




 結構背の高い石垣には集中的にベゴニアがあります。いま真っ盛りです。
 水田は田植えが終わったばかりですが、赤やピンクの花が無骨な石垣を飾っています。

 色の少ない場所が、季節が来ると急に色鮮やかになります。それぞれの花が勝手に咲き始めます。




 今日の石垣作業は雨が降っていたこともあり、あまり出来ませんでしたが、緑は溢れていました。
 7月のキャンプではこの石の上にキャンドルを並べてみるか。

 きっとみんなびっくりするぞ。

 雨が続いているので水量は減らないですね。

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旅to記憶

2011-06-18 12:09:53 | 旅行
 昨日は所用があって徳島県徳島市国府に行ってきました。
 高知県安芸郡から徳島県に出かける道は2本です。基本的には国道55号で向かうのですし後は山道です。北川村から北に向かい二又から東洋町野根に。どちらにしても未だ高速道路網も出来ていないことから時間のかかることでした。
 室戸周りで往復しました。

 途中は思い出深い場所も結構ありましたから、退屈することはありませんでしたね。



 地域高規格道路日和佐道路の入り口に架かる橋です。
 四国の道を考える会を通して活動をしている関係で、この道が一部でも完成したときはうれしかったですね。ただ色がねライトブルーですから奇異に映りました。




 今回の旅で特に注目をしたのは山です。徳島県の南部地域の山は高知県東部地域のそれと比べると針葉樹の植林が少ないですね。さらに竹林がどんどんと広葉樹の林に広がりそして手入れもされず荒れ放題といった感じでした。もったいないと思うのですが高知県東部地域でも荒れようは似たようなものですから、自然と人間の共生関係が、ここでも崩れていたのです。



 阿南市の立花湾にある火力発電所です。この付近で今回検問に引っかかってしまいました。助手席にいた私がシートベルトをしていなかったのです。申し訳なかったですね運転していた方に。



 日和佐の道の駅です。ここには「足の湯」がありましたね。時間があればゆっくりしたかったのですが、雨もやんでいませんでしたから、少し休んで出発。



 懐かしい場所です。
 2009年の四国の道を考える会を牟岐町がここで開催してくれました。
 なかなか大変な作業だったところだけに記憶に新しいところです。



 徳島県の最後の場所、宍喰の喫茶店で一休みしました。
 いついっても喫茶店としては一流です。
 食事は今回しませんでしたが、いつもなら豚のしょうが焼きです。
 量も多くおいしいですから。

 帰ってきてもまだ雨模様でしたね。
 楽しい一日でした。
 
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辞退する

2011-06-18 08:18:36 | 森林鉄道物語
 結論を先に書くことにします。

 魚梁瀬森林鉄道の開通100周年を記念する事業をする実行委員会委員を辞退することにしました。
 ここ1年程度の期間、事業検討会で結構思い入れをもって活動をしてきたのですが、これから2年ほどの時間をかけて、事業を実際にやっていくことについて納得が出来ないことになりましたので辞退するということになりました。



 森林鉄道は山の魅力や郷土史の課題としては必要不可欠な研究分野ですから、これからもこのブログでも書いてゆく事になるのでしょうが、イベントについては一線を画すことにしたのです。

 幸いなことにまだ何も決まっていない時期でもありますし、辞退してもどなたにも迷惑はかからないとの判断でもあります。

 人間の世界はよくわかりませんが、自然界は何時行っても泰然自若。そこにあります。あのようにありたいのですがね。無理ですね。

 5年、10年と継続できている事業もありますが、今回の事業は始める前に、頭の中で「止めた方が良い。」ということになりました。

 私の結論です。
 無理をすると、後で痛い目にあいますからね。

 仕方なし。
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セピア色の縁

2011-06-17 22:26:27 | 木の記憶
 昨日の午前中のことです。一本の電話がかかってきたことから外出したのです。
 出かけた先で一冊の本と元気な地域史研究の大先輩に会うことが出来ました。

 一冊の本はこれです。



 1952年
 講和記念

 奈半利営林署

 と標題があります。

 開いてみると、古い写真がたくさん盛り込まれていました。
 この本が出版された年は、私はまだ1歳です。その頃の本です。



 木のサイズがでかいですね。4mに玉切りされた木材の外周を縁取りしてあります。
 基本的に人力で動かしていた「ひよう」さんの仕事風景です。



 木材をトロッコに乗せて、海岸部の貯木場に向かっています。
 線路の脆弱な感じが、いかにも森林鉄道です。
 頻繁に記録に残っている「脱線」。予感できますねこの写真。



 奈半利貯木場全景の写真です。
 遠景なのですが、木の太さがわかります。さらに海岸に堤防がないのが驚きです。
 あって当たり前なものがないのは、妙に変です。



 森林鉄道が運んでいたのは木材だけではなく、人も運んでいたのですが、さらにこんなものも軌道を使って運んでいたのです。これは証拠写真です。
 これは木炭です。
 森林鉄道が出来るまでは、木炭の搬出については馬の背に乗せて、さらに自分でも肩に担ぐしか方法のなかったのです。トロッコに積まれた木炭の俵の量は圧倒的です。物流の改善は生産能力の拡充に繋がったことでしょう。

 お目にかかった郷土史研究の大先輩は、土佐山田からお見えになった方で、私の父にも面識があるということから面談の機会を得たのです。

 郷土史といっても膨大な研究テーマに質と量もありますからね、ちょっと追いつかない感じでした。
 ただ話,自体は楽しかったですよ。長宗我部から吉田茂まで、かっこよく言えば時空を越えてどんどんすすんでいました。

 先ほどのセピア色の写真より縁を感じる話でした。
 本はまだまだたくさんの物があるのでしょうが、人は、ご縁がないと会うことが出来ないですから、時間をいただいたことはありがたかったですね。

 昔の話は真に面白いのですが、研究活動エリアを拡大する予定はありません。
 私に残された時間は歴史研究には少なすぎると思っているからです。


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寄席 IN なはり

2011-06-14 23:30:07 | ちょっといい話。
 今日の午後、落語寄席を開催することが決定しました。
 昨年に続いて2回目の寄席です。古今亭菊六さんの落語を聞くことになります。




彼のプロフィールです。

平成13年 学習院大学文学部卒業

平成14年11月1日 古今亭円菊に入門
  15年正月二之席より前座となる
     前座名「菊六」
  18年5月下席より二ツ目昇進

2006年度 NHK新人演芸大賞本選出

 2009年 平成21年度 NHK新人演芸大賞

 今、伸び盛りといって良い噺家さんでしょう。
 年齢?う~ん。 30ちょいといったところかな。

 昨年の寄席もお客さんで一杯でしたから、今年も期待しましょう。
 
 開催日時は今年の10月の8日です。
 今日決まったのはそれだけです。

 また色々決まりましたら、お知らせしますから是非聞いてあげてください。
 私としては、ゆっくりと人情話でもお願いしたいと思っています。
 どうなりますか。期待したいところです。

 
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