papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

Go to 因島!(7) 終り

2010年07月29日 | Go To 因島

>>Go to 因島!(6)の続き

因島に来て3日目、東京を出発して4日目の朝、起きてテントを出たら、みんなで朝食後でリラックスタイムだった。

あれっ??

オーマイガッー!!
チックショーー!!
朝食のピッザァを食べ損ねた。


まあ昨夜遅く一人で騒いでたからしょうがない。


みんなの食い残しのパンをむさぼりつつ、瀬戸内海の朝日を眼前に、一人朝食タイムを取った。
そして食べ終わると同時くらいにテントを片づけ始めた。

3日間を共有した因島とももうおさらば。
3日間、寝食を得たこのキャンプ場ともお別れです。
ここ大浜崎キャンプ場は今まで過ごしたキャンプ場の中でもかなり上位!トップ5には入ってくるキャンプ場だ。
また絶対来たい。

1時間くらいで片づけ→全ての荷物を車に納めて、昨日堪能出来なかった因島のお祭りを見てまわった。

まずは、因島水軍の小早体験。船頭さんの掛け声に観光客船員一同マチマチなオールを漕いだ。
徐々に慣れてくると漕ぎ手が一体になり結構なスピードが出た。
やればやれるもんだ。

そして、海から上陸後、因島村上水軍太鼓のパフォーマンスを見た。
大太鼓から小太鼓まで息がぴったりで、休むところは休んで、手も合わせてやってる人達も楽しそうだった。

水軍と太鼓って結びつきがいまいちわからないようだけど、午前中体験した小早にも太鼓は備え付けてあって、ドンドン叩くわけですよ。そのタイミングに合わせて漕ぐんだね。それをパフォーマンスに仕上げたのが因島村上水軍太鼓チームであります。
戦国時代は村上水軍船団のフォーメンションを太鼓のパターン変えて指示してたわけですね。恐らく。


お祭り会場を後にして、因島を海岸線沿いに一周した。
小さい島だけど、以外に広い。
島内の所々で風景が色を変えていました。
因島の南の方は造船所があり、陸に上がった大きな船を見ることも出来た。

1時間程走って、因島初日にお昼を食べたお好み焼き屋で、グロさん&ake3さん夫妻と別れました。
あーー名残惜しい。
その後、残りの三人で因島水軍城へ。

車を停めて、水軍城に上る前に、さっき二人と別れた時に買ったたこ焼きを食べた。昔の懐かしい系のたこ焼きの味!結構な量だったけどパクパクと食べました。



水軍城はほぼ作りもん系のお城。
色々想像して楽しみました。


周りはもう日も終わりだよと言うような景色に変わり、車を走らせ、福山で初日に休憩した日帰り温泉で溜まった汗を洗い流してから、東京に向けて突っ走った。
途中、事故渋滞で道を迂回して、しかも関西圏に入ると超大渋滞で、そのルート選択のいきさつやらでひと悶着はあったけれども…
翌朝にはなんとか無事東京に着きました。


色々あったけど凄く楽しかった。
収穫もあった。
こんな旅が人生の中でもっといっぱいやりたいと改めて思った。

トラブル大歓迎!!
旅の刺激は本当に心地いい。


また出来ればこの夏のうちに旅したいな。
ツアーも。

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Go to 因島!(6)

2010年07月26日 | Go To 因島

>>Go to 因島!(5)の続き

ノミゾッチの友達のお店(古民家カフェ)「Cafe SAKA Bar(坂婆)」に着いて、先に来ていたノミゾッチを含めて4人で古民家カフェ「坂婆」の二階へ。

二階は宮沢賢治のギャラリーになってて、賢治の生原稿の複製(複製を侮るなかれ、これだけでも凄い価値があるらしい)やらノートの複製やら、賢治のトリビュートCDやらと賢治ゆかりの資料が沢山置いてあって、手にとって直に見れたりした。
ツアーで行った「宮沢賢治記念館」とまた違った形で宮沢賢治に触れることが出来た。

しばらくその古民家カフェ「坂婆」の空間を楽しんでいるうちに、注文した珍しいビールと不思議なジュースが出そろい、夜遅くワイワイと飲み始めた。


僕らが来る前に数杯重ねてたノミゾッチは饒舌で、友人である坂婆の店長世良さんとのいきさつやら、世良さんが坂婆の店長に至るまでの経緯を勢い込んで話してくれた。

その話は、まれなチャンスに何かを感じて盲目に飛びこんだ面白い内容。
チャンスを形にした店長世良さんの、古民家カフェ・坂婆の改築過程は以下のブログで。
http://nekono-hosomichi.com/renovation/renovation2/cafe-saka-bar/


そして、続けざまに今回のアインコーンのライブに来た理由やらライブの感想をテンション高めで情熱的に話してくれた。
その内容は手前味噌になるので割愛。
でも、ノミゾッチにとってake3さんが考えてやることは、心の底からカッコいい!惚れん込んでる!という愛情というか深い結びつきを感じました。
そして、そのake3さんが推すpapalionのやる事に対しても絶対信じれる!ってことでした。

そう、ノミゾッチは昨年春にGKアフガンでやったake3企画ライブ『春の音楽Cafe』のキッチンスタッフです。

とにかく、ノミゾッチの感想を聞いて、因島とここ尾道まで来た甲斐が十分にあったし本当にうれしかった。


そんな話の後、この日たまたまお店で飲んでたお店のオーナー園山春二さんがふらーっと二階に現われて、一緒に飲み始めた。
園山さんは、フランス生まれの絵描き&建築家、おしゃべり大好き、創るの大好き、色々活動してるおじさんで、話題が豊富で非常に面白かった。
店長の世良さんの人生を変えた人でもある。
60代の人とこれまで何度か接してきたけど、こんなに自由に物事を考えててしかも行動している人は見たことないな。



古民家カフェ・坂婆の一夜も既にどっぷりと深まった。
12時前だったか、さすがに帰ることにした。

清算を済ませるべく坂婆の一階に下りると、これまた園山さん+(プラス)ただならぬ感じの大人が数人、一階で楽しく飲んでて…
もう帰るというのに、その人達と新たなコミニュケーションを始めるake3さんもいたりして、この人達妖怪じみてる!(笑)と思いました。



お店を出て、尾道の坂を下った国道2号で福山のホテルまで戻るノミゾッチをタクシーに乗せて、僕らは駅前の駐車場まで歩いて戻った。

その歩中、ともしゃんの英国留学話を聞けた。
海外での話はやっぱりあり得ない事が色々起こるんだね。
月並みな言い方だけど、日本人って海外ではかなりな外国人になるんだな、と思った。
好きな事を実践してる人は面白いな~、とも。


駐車場に着くと、車内でひと眠りして体調が少し戻った感じのグロさんが待ってた。遅くなった理由を話してる間も、若干寝ぼけて聞いてるくらいで、とりあえず一安心。

お酒の飲めないake3さんの運転でひとっ走り、因島のキャンプ場まで帰りました。

キャンプ場に戻り、みんな寝に入ったけど、今日一日の興奮が冷めやらず寝付けなくて、最後まで焼酎をあおり続け、ICレコーダーで好きな音を出して海に面したキャンプ場を最後まで勝手に楽しんで、一日を終えた。

※トップのラーメンは、ともしゃんに写真を頂いた。よだれでそう。。。

続きは>>Go to 因島!(7)で。

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Go to 因島!(5)

2010年07月23日 | Go To 因島

>>Go to 因島!(4)の続き

尾道に着いた頃には既にどっぷり日も暮れてた。

尾道に来たのは、東京からアインコーンを観に来てくれたノミゾッチと懇意にしてた友達が尾道にお店を開いたので、この機会にそのお店に遊びに行く、という流れから。

ノミゾッチが、レンタカーを新尾道駅前まで返却しに行ってる間に、一人、尾道駅周辺を散策してたら、駅前でギター片手に一人で弾き語りしてる人がいた。

曲はユーミンからブルーハーツ、スピッツまで誰でも知ってる日本ロックの名曲ばかり。
こんな遠くまで来て知ってる曲ばかり聞かされて(当然ではあるけど…)、なんとも懐かしい空気感の旅情を感じました。
なんか残ったのはユーミンの「ルージュの伝言」。

余談ですが、日本ロックの名曲というと、僕は「はっぴいえんど」というバンドを真っ先に思い浮かべる。「ルージュの伝言」って、映画「魔女の宅急便」無しだったらそこまでインプットされてたとは思わないなぁ。



みんな(アインコーン4人と、ともしゃんとノミゾッチ)と尾道駅前で再び合流後、駅前の駐車場に停めて、ノミゾッチは先には友達のお店「Cafe SAKA Bar(坂婆)」へ向かって、残りの5人は歩いて市街の散策も兼ねて、尾道ラーメンを食べに出かけた。


しかし、既に8時をまわってたせいか、街の商店街もほとんどシャッター下りてた。
散策っていうか、シャッター通りをただ歩いただけだったかな…
とりあえず、ひたすらラーメン屋を探しました。

20分くらいはうろうろしたかな…

結構歩いて、もう街が終わるよと思い始めた頃に「伝でんめん処」という有名な尾道ラーメン店があったので、みんな「いいよね?」と疲れた笑顔で確認し合ってラーメン屋に入った。
みんな腹減ってたから、大盛りでガツンと喰った。
疲れ果てたせいか、滅茶苦茶美味しかった。
セットで付いてくるチャーハンも美味しそうだったけど、残念ながら品切れでした。
とにかく、喰った記憶が残ってます。


満腹でお店を出た後、ノミゾッチのお友達のお店「Cafe SAKA Bar(坂婆)」に行く予定だった。
ここでトラブル発生。
ake3さんが携帯を車に忘れてきてしまって、ノミゾッチと連絡を取る手段を失った、しかもバーの場所もよくわからない。
住所だけは何とかわかって、とりあえずバーに向かう事になった。
途中、グロさんが体調不良でダウンしてしまって、先に車に戻り、残りの4人で尾道の坂道を暗闇の中、強行することにした。

i-Phoneの地図アプリを使って、バーの住所に向かって階段を上って行ったんだけど、これがまたひどかった。
千光寺近くにそのバーはあって、ナビが近道を示してくれるのはありがたいんだけど、正規のルートとは違う裏道ばかりで、墓地の隣だとか民家の敷地内だとかを強引に突っ切らされました。

でも、なんとか到着出来た。
着いた時はホント、心の底から、「助かった!」と思いました。

尾道に行ったことがある人はわかると思うけど、階段の街「尾道」は、歩いててきつかった…

続きは>>Go to 因島!(6)で。

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Go to 因島!(4)

2010年07月19日 | Go To 因島

>>Go to 因島!(3)の続き

ライブ後、片づけをしてお祭りの屋台を見て回った。

どっと疲れてたけど。

お祭りを少し楽しんだ後、荷物はキャンプ場に置いたまま、車で因島の観光に出かけた。
ake3さんお勧めの白滝山と五百羅漢へ。


白滝山は標高227mで、数字的にはさほど高いイメージはないけど、実際は狭い島内に峻険な角度でそびえ立ち、登り道はハードな急坂だった。

白滝山は因島を一望出来る因島随一の山。
瀬戸内海に浮かぶ島々を遠くの方まで見渡せた。
山頂付近に着いた時はちょうど夕日の時間帯だったので、海がキラキラ黄金色に輝いて綺麗だった。

五百羅漢は白滝山の頂上付近にある羅漢像石仏群のことで、江戸時代に主に作られたそうだが、独特の漫画チックな柔らかい膨らみが特徴的で、今まで見たことのない温かみのある造形が良かった。

五百羅漢以外にも、命を絶った許嫁を忍んだお相撲さんが、供養のため海岸でその娘の化身の大岩を白滝山の山頂まで運んだ「恋し岩(※)」や、自然が長い年月をかけて削りとった不安定な状態で立つ大岩など、見どころ十分。
それと、自然のありようも楽しめた。
高所だからか、自然豊かだからかは分からないけど、山の所々から春の小鳥のコミニュケーションが聴こえた。
季節は繁殖シーズンなのかな?
小鳥達は狭い島内の空に舞って、山々の梢に停まって、必死に声を鳴らせていた。


中でも、崖の上の鐘楼は、まず見たこと無いような絶景でした。



※ 白滝伝説恋し岩(重井の民話より)
 昔々、重井の村に気立ての優しい可愛い娘と身体の大きなカの強い、立派な若者が居り、ニ人は恋に落ち、結婚を誓いました。そんな時、相撲の巡業が村を訪れ、素質を見込まれた若者は「三年間待ってくれ、立派な相撲取りになって迎えに帰る。」と言い残し、上方へと旅立ちました。娘は若者を信じて待ちましたが、約束の三年も過ぎてしまい悲嘆にくれ、海に身を投げて死んでしまいました。
 一方、若者は一所懸命に修行に励み「白滝」と名乗る一人前の力士になりました。娘を連れに村に帰った若者は、娘が身を投げて死んだことを知りました。深く嘆き悲しむ枕元に、ある夜、白滝山の観音様がお立ちになり、そのお告げにより、若者は深浦の浜で、身投げをした娘の化身の岩を見つけ、五十貫はあろうかというその岩を、一人で山の頂へ運び観音堂に奉り、その後一生をかけて供養しました。


1時間ほど白滝山を見て回った後、キャンプ場近くの砂浜へ。

瀬戸内海の穏やかな波が打ち寄せる砂浜は、こじんまりした感じが、景観とちょうどいい感じでマッチしてた。

磯には、その奥に通じる回廊のような崖の切り目を見つけたが、その回廊のような所まで行ってみると、実際はちょっとした岩の窪みだった。

日が暮れてから、尾道に向けて出発した。

続きは>>Go to 因島!(5)で。

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Go to 因島!(3)

2010年06月07日 | Go To 因島

>>Go to 因島!(2)の続き

因島での野外ライブ当日、快晴。

青空の海岸展望のキャンプ場でパンを調理し簡単に朝食。

で、ライブ会場「因島アメニティー公園」へ。

因島アメニティー公園ではお祭りが始まろうとしていた。
東京からわざわざ見に来てくれたノミゾッチと合流。
お祭り会場はまだ閑散としてて、ライブ会場でも荷運びをしてる現地のスタッフが忙しく動き回ってた。

僕らがライブの準備を始めてる間に、露店も並んでGWのお祭りらしい雰囲気が出てきた。

で、スタート予告の11時から押すこと15分。ライブスタート!

その模様はこちらのyoutube動画で。

アインコーンLIVE 第一部
part1 "Circle stone"
part2 "Thunder"
part3 "草原"
part4 "papalion"

6曲演奏のアインコーンLIVEの第一部が終了し、ぐったりのメンバー4人。
出来はどうだったのか、個人的にはいっぱいいっぱいで…、まあ、やり切った感じはあった。かなり体力使ったし!


次の第二部までもそうそう時間が無いので、急いで楽器を片づけて、つかの間の休憩とお昼に。
お祭り会場の出店でおかずとご飯を買って食べた。

第二部の準備に少々手間取って、予定時刻の1時から押すこと20分。
舞台を芝生の上に置き換えて第二部スタート!

第二部は自作の竹楽器を使ったライブと、僕らアインコーンとお客さんとで身の回りにあるもので作った自作楽器でのドラムサークル(※打楽器を練習せずにその場で全員が演奏する/基本的に聴衆がいない)をやった。

アインコーンLIVE 第二部
竹楽器2曲
アレオレ

竹楽器の二曲はミニマムな形のライブ。
場所的に、合ってたなと思った。

そして、次はドラムサークルの呼び水のために、自作楽器で一曲演奏した。
「一緒にやろう!!」と声をかけながら。

ドラムサークルでは、子供たちを椅子に座らせて、それぞれ僕らが作ったペットボトルシェイカーや、空き缶太鼓、バケツ太鼓、等と、ガシャガシャ叩かせた。

ake3さんが音の引率者となって、ほれ大きく、ほれ小さく、ほれゆっくりと、「速く速く、大きく大きく!  音やめーいい!!」と、延々とリズム遊びをやりました。

見ていて、ハラハラしたけど、楽しかった!

15分程度のドラムサークルが終わって、参加してくれた子供たちに自作のペットボトルシェイカーをプレゼントした。
みんな奪い合うようにシェイカーを貰ってくれて、予想以上に反応に驚いた!


ただ、その親御さん達の事を思うと、子供が家に帰ってシャカシャカとシェイカー鳴らしてたら、うるさくて嫌だろうな~と申し訳なく思った。

まーそれはそれ。

無事、第二部のライブとドラムサークルも終わって、一息つきました。


続きは>>Go to 因島!(4)で。

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