papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

朝青龍の引退

2010年02月05日 | 大相撲をテレビで観戦
残念です。
朝青龍には、若手の壁となってもう少し頑張って欲しかった。
もしかしたら越えられるかもしれない!?
と、期待できる若手力士が出てきたところでした。
もう白鵬以外の若手は、朝青龍を越える事が出来なくなっちゃった。

最近の朝青龍は、全盛期ほどの力を出せなくなったのか、剛柔織り交ぜての相撲に変化しつつあったんだけど、その新境地を極めないまま(本人は見い出せてたのかもしれないけど)土俵を去ってしまう事になりました。

今、絶対的な強さを見せる白鵬と新境地の朝青龍。
その勝負が今年の見どころだろうと楽しみにしてたけど、もうそれは叶わない夢となりました。

越えられなかった若手力士達は、さぞ悔しい事だろうと思います。
だからこそ来場所、激しい土俵を期待してます。
唯一高い壁を越えていた白鵬にも、無類の強さを発揮して欲しいです。


ただ、マスゴミの扇動商法に飽き飽きしたのと同時に、
ストーリーを作り出す手法に凄味を感じました。


日馬富士優勝おめでとう!!

2009年05月25日 | 大相撲をテレビで観戦
今場所はあまり見所が無いかなとはじめ思ってたけど、終盤に来て怒涛のように面白くなってきました。

日馬富士優勝おめでとう!!
まさか、本割の琴欧洲戦であんな体勢になりながら勝ってしまうとは思わなかった。
優勝決定戦でも、本割で白鵬に負けた時と同じ体勢だったので、ハラハラ見てたけど・・・すごい。
本当にかっこいい力士に成長したなーと惚れ惚れしました!素晴らしい日馬富士!!

横綱二人も強さも見せつけたし、豪快に負けてくれたし、スカッとくる一番、おぉーと唸る一番、存分に楽しませてくれました。
ここんとこ横綱二人で優勝争いしていたような感があったし、どうしても揚げ足取りの目線で二人を見ていたので、久しぶりに人間らしさを見せてもらって、好感持てました。

若手も成長してきて、圧倒的に勝ってしまう勢いもあり、上位にはまだ経験の差でかなわない一面もあり、舞の海さんが解説してたように、まだ工夫が足りないのか。
負けるときは型にはめられるように追い詰められて土俵を割るし。
でも、幕内、終盤の土俵が新鮮な取り組みも増えて面白くなってきました。

ただ、残念なのが日本人3人の大関陣のだらしなさ。
怪我もあるだろうし、年齢からくるものもあるだろうけど、土俵際が全く面白くない。
無理だとわかった時の彼らの土俵の割り方といったら、もう腹立たしい。
怪我してるからか、怪我したくないからなのか、
そんな下がり方するくらいだったら、結び前じゃなくて後半戦頭でやって欲しいと思うくらい。

千代大海が大関の座を陥落すれば、そのスタイルにも変化が起こるんじゃないかと思ってたけど、なんとか大関の座を守りました。
大関って横綱に一番近い地位。
その大関が2場所に1回8勝7敗の勝ち越しで、毎回横綱に勝つ要素すら見込めない相撲をして、
挙句の果てには有望な若手に怪我を負わせる、っていったい大関ってどういう存在なのかと頭をかかえてしまいます。
大関に留まるルールを厳しくしてもいいんじゃないかな?


大相撲 09年 春場所

2009年03月30日 | 大相撲をテレビで観戦
春場所は白鵬の全勝優勝で幕を閉じました。

今場所の大相撲は、場所前からあまり面白そうな感じがしなかったけど、
終わってみれば、中々見所がありました。

まずは白鵬、
安定感がパワーアップしています。
右のかいなを返しての”寄り切り”には美しさすら感じます。

敢闘賞の豊真将、
相変わらずスピードはないし、力があるようで意外と軽そうだけど、
足が土俵に吸い付いているかのように腰が浮かない状態で相撲が取れています。
受けて押すスタイルが型になってきたよう。

把瑠都、豪栄道、栃煌山の地味に力を付けている三人、
勝ち星はそれほど目立って無いけれども、確実に成長している姿を感じました。

把瑠都は、
力相撲が増えて、逆転負けが少なくなった。
これは、大きい力士にありがちの攻め急ぎからの逆転負けを意識して相撲を取っているという事だと思います。
両横綱との2番はどちらも負けたけど、見ごたえありました。
豪栄道は、
文句なく上手くなったし、強くなったと思います。
両横綱には圧倒されたけど、それは立合いなどの紙一重の部分に経験の差があったのだと思います。
来場所はどういう力を見せてくれるのか、期待が高まります。
栃煌山は、
予想外に強くなっていました。
明らかに腰の小さい栃煌山。
何でこんなに簡単に相手を押し出してしまうのか、見てるこっちがビックリするくらい前へ押し出せてます。
前には絶対落ちない、低く相手に当たって中に入って一気に押す。
一気に押せなくても、腰を割って、脇を絞って何回でも低く押す。
そのスタイルを通してるから、対戦相手が巻き変えするスキにつけこみ、一気に土俵外までもっていける。
カッコイイ!


成績とは関係ないけど気になった点

時津風部屋の幕内力士、豊ノ島、時天空、霜鳳は
体型が丸くて、カエルの軍団のように見えてきました。
特に、時天空・霜鳳は大きくて手足も長いから見た目がバツグンにカエルっぽい。
豊ノ島・時天空は身体も柔らかくて、土俵際では「くの字」に身体を曲げて耐え、
手足をバタバタと土俵を激しく動き回る姿がコミカル。
国宝の絵巻物「鳥獣人物戯画」を思いました。

それと高砂部屋の二人、
朝青龍と朝赤龍が青鬼 赤鬼に見えてきました。
見た目の筋肉隆々した姿や四股名からだけど。
昔話「泣いた赤鬼」のように朝赤龍のほうが人懐っこい感じだし。
強面だけど本当は心優しい青鬼・朝青龍「ファン太郎」のCMでも優しいし・・・

大相撲 09年 初場所 千秋楽

2009年01月26日 | 大相撲をテレビで観戦
ついに初場所が終わってしまいました。
でも、今場所も面白かった!
ありがとう~ 相撲協会。

今日の一番は
優勝決定戦
白鵬 vs 朝青龍

強兵(つわもの)のラスボス同士の横綱対決。
どちらが勝っても納得が出来るのだが、本割で白鵬が勝ち、
優勝決定戦で朝青龍が勝った。
ストーリーとしては一番面白い筋書きで、そこに至るまでの流れが非常に良かった。取り組み内容はともかく。

取り組みは欲を言えば、大技で白鵬を投げ飛ばすような締めにして欲しかったけど、さすがにそこまで優位な勝ち方は今の朝青龍に望めないのかな。


今場所を眺めると、二横綱が圧倒的な強さを見せて、
それを脅かすと思われた存在が、相次いで敗れてしまった。
なんか、2年前の朝青龍最強時代思い出してしまった。

あの頃は、朝青龍一人違う次元で相撲を取ってたくらいの強さだったと思う。


来場所以降、朝青龍が好調なら誰も立ち向かえないような雰囲気になるのか、
白鵬は相変わらず磐石で強いのか?
それとも日馬富士、琴欧州、把瑠都等大関以下の上位陣が横綱から星を勝ち取っていく存在になるのか、注目したい。

今日、把瑠都が日馬富士に最後に見せた足を取っての吊り出しには驚いたし、昨日の千代大海の身体全体を使った捨て身の突き押しも良かったし、横綱を倒す期待を持てる要素は今場所いっぱいあった。
でも、結果に結びついていないのは残念。

来場所の大関以下の上位陣の踏ん張りに期待します!

大相撲 09年 初場所 十三日目

2009年01月23日 | 大相撲をテレビで観戦

今日の一番は
栃ノ心 vs 阿覧

栃ノ心はグルジア出身、阿覧はロシア出身でユーラシア西側の力自慢の力士の対決。

栃ノ心は太ももが格段に太くて安定感があり、四つ相撲得意、まわしを引けばかなりの力を発揮するこれからの成長が期待される力士。
阿覧もまだ成長過程の力士で、張り手も得意、突き押しもやる、四つに組んでもそこそこやる、立合いからはたきも出す、これといって得意な型は無いけど、幕内まで一気に駆け上がってきた馬力のある力士。

その両者がまわしをがっちり掴み、がっぷり四つで力相撲を展開した。

栃ノ心の方が四つ相撲得意だし、一日の長があるのか、終始押し込んだ。
いったんは土俵際で残した阿覧だったが、最後は力尽きて、栃ノ心が寄り切った。
栃ノ心がもっと早く相撲を終わらせられる場面が幾度か見て取れて、少しもどかしかった。

見ている分には、力が入った相撲で面白かったけど、やってる二人は相当ヘトヘトに疲れた一番だったろうと思います。
お疲れさま!