papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

少年ナイフ

2011年09月23日 | papalionいろいろ
先日は、パパライオンのレコ発、大盛況でフードも完売しました。
計算によるとお客さんの半分以上がパズーとおいしいごはんたちのライズバーガーを食べた事になります。満足至極でございます!

遅くなりましたが、ご来場の皆様には、楽しい空間を作って頂き本当にありがとうございました!
そして出演者並びに、関連スタッフの皆様方においても、ご尽力頂きましてありがとうございました。経験した事のない幸福感を味わせて頂きましたm(_ _)m
ありがとうございます!心から感謝します^^

ただ、人の欲望は果てしないもので、一度味わった快感は、もう一度味わいたいと思うものらしく、次、どうやったら同じような感覚を得られるのか、日々考えながら過ごしてます(笑)
頑張ります!


少年ナイフ
出会ったのは大学の時、もう十年以上前の事です。
大学の学園祭に少年ナイフが出演しました。

当時は学園祭で少年ナイフのコピーバンドもやったりして、天上の存在で、
今、そんなバンドと共演出来た事が夢のようです!

少年ナイフとはbandlessの堀川さんを通じて、数年前に直接知り合いました。
その時の事は今でも覚えてます。
あのワナワナ感(笑)
何をどうこうしたとかは全く覚えて無くて、とりあえず突っ立って挨拶しただけで…

それから、少年ナイフが東京に来る度に会う機会が増えて、今に至る訳です。

今回で、共演3回目でしたが、少年ナイフのライブは東京に来る度に結構見てて、
ホント、毎回素晴らしい限りです。
そんなこと、僕が言うまでもないことだとは思うけど。

物販コーナーで一緒にTシャツを売っている時と、ステージ上の人達が同じ人なのかと、
目を疑いたくなるくらいステージのオーラが凄いです。

なんてったって盛り上げるスタイル!
ヨーロッパツアーでも楽しげ
http://www.shonenknife.net/tour_blog.html


ライブってなんなんですかね?
お祭りに近いのかな…

ときめきだったり、いじらしさだったり、お酒がちょうどいい感じでぐるぐる回ったり。
興奮して叫びたくなったり。

自転車旅でペダル漕いで、心地よい疲労と周りの景色が溶けていく感覚を思い出させてくれたり、
車でドライブしてる時の疾走感、ドライブ感だったり。
色んなものがステージの見栄え、音響とライブハウスの雰囲気でじわじわと高揚していく感じが、すんごい楽しいんですよね。

そういう楽しい感覚を、シンプルに、素直に解放してくれるのが少年ナイフなのかなと思います。

関係ないけど、僕が高校の時、初めてステージにたったバンドはラモーンズのコピーバンドでした^^

こまっしゃくれた音楽も好きだけど、少年ナイフを見てると、楽しい感情を解放させる音楽をずっと突き詰めていくことがどれだけ人を幸せにしているのだろうって、あらためて思いました。

なおこさん!


プロジェクト FUKUSHIMA!

2011年09月09日 | papalionいろいろ
この夏はプロジェクト FUKUSHIMA!
に参加してきました。

プロジェクト FUKUSHIMA!とは、3月の震災で放射能汚染問題の渦中にある福島市で行われたイベントで、遠藤ミチロウ、大友良英など福島出身のアーティストが、福島について考えようと企画した世界同時多発イベントです。
詳しくは下記URLで

プロジェクト FUKUSHIMA! HP
http://www.pj-fukushima.jp/index.html

放射能汚染問題については、特に述べません。
僕ら30オーバーの人間にとっては、放射能はそれほど影響ないので。
でもただ、イベントで読まれた詩については、心動かされました。
住んでた土地を失う事。例え住めたとしても、今後、数十年以上悩まされる事になる問題を、今まで無関心に見過ごしていたんだという事を、リアルに感じさせられました。


プロジェクト FUKUSHIMA!では大友良英さんの主宰する『FUKUSHIMA! オーケストラ』に参加してきました。

二日前のリハから参加して来たんだけど、良かったし勉強になりました。
音楽に関して、「勉強になった」なんて言葉を使うのは今回が初めてかも?
価値観的に楽しかったです。

音楽って遊ぶもんだ と再認識できた。

でも、音で遊ぶという感覚を、シンプルな理屈で説明して貰って、
しかもこんな大人数で一体感がある表現をしたのは初めてです。


バンドなんかやってると、下手、上手い、カッコいい等、
それぞれ個人の主観で、勝敗のわかりにくい言葉をいっぱい聞きます。

もちろんそれはそれぞれの価値観なんだろうとは思います。

例えば、受けての主観を満足させられなくて、
でも自分の中で確実に正としてる事を実現できればOKだと思えるわけだし、
何が成果なのかを自分以外の人に説明するのかはかなり難しい作業な訳で…
民主主義的に考えて、
大多数の人が納得するモノであればイイかと言えば、絶対にそうではないし…

とにかく、音楽を評価するってのは、わかりずらいってことは確かです。


『FUKUSHIMA! オーケストラ』では、音を出す楽しさを再確認出来ました。
緊張感、グルーブ、音感、空間。
僕が今バンドに求めてるほぼ全てのイメージを答えてくれたかもしれないです。


ってか、ライブハウスで多くのバンドを見てきて、
ライブハウスの楽しさって何なんだろう?と思い悩む事もあったので、
その疑問にセンス的に答えてくれた、合ってたんだと思います。


『FUKUSHIMA! オーケストラ』本番はあまり良くなかったけど、
リハのグルーブは超楽しかったし、今後、継続して参加していきたいです。

東京でも10月にやるらしいです^^

papalionのこれまで

2011年09月07日 | papalionいろいろ
papalionを始めたのはずいぶん前の事です。

何がきっかけだったかは良く覚えてないけど、
大学時代に二人で結成しました。
そいで、後輩の女の子をベースに入れて、
三人で下北沢の屋根裏で初ライブをしました。

これもいつだったか忘れたけど、
大雨の日の下北沢屋根裏、
お客さんが2~3人だった時もありました。
その頃の下北屋根裏は下のキックボクシングジムから汗臭いにおいがぷーんと匂ってきて、
湿気の多い日は特にキツイ!

でも、下北では今でも繋がっている多くのバンドに出会いました。
meateaters,キヨステ,ヘルシンキ・オン・ザビーチ,ガールズフロムイタリア,グロプチン,テニスコーツ… 数上げれば他にもたくさんいると思います。

その下北時代に、ベースの女の子が抜けて、ギターの女の子(大学の後輩)が入りました。
その辺りから、拠点を下北沢から三軒茶屋に移してライブをやるようになったかな。

三軒茶屋では今までよりさらにハードなバンド、アングラなバンドが多くて、最初は面喰った感じ。
でも、そのアングラさが性に合ってたのか、多くのバンドと繋がりました。

カイパン(ウーハ―)、パニックスマイル、スーパージェットカプリコーン(リーゼントスリム)、アーデル(bandless)、O-ne、ボストンクルージングマニア、サラダバー、シーミール…、他にもたくさん。
そして活動拠点も広がり、高円寺、東高円寺、西荻や国分寺でライブをやったりして、
脱帽ノイズ(ソコラノグループ)らと繋がったりしました。

時代の流れは早いもので、何年かそこで活動している間にギターの女の子が抜けて、
新たに大学時代からしょっちゅう一緒にリズム隊を組んでたベース(男)を新たに迎えて
攻撃的なライブスタイルを展開するようになりました。


……

ソコラノグループという花

2011年09月06日 | papalionいろいろ
ソコラノグループ デビューミニアルバム『sokoranogroup』

1、おいてけ!
2、はなたれたいな
3、バイバイしなしな
4、アイドンノウ
5、ぼくは何してんだ
6、オンガク

タイトルだけ読むと、壊れてるのかなと思ってしまいます。

でも、その文字を追うと、日本語として複数の意味を持たしてる事に気づきます。
より濃い気分と感情。
頭より先に喉から出てくるワードで、叫んでるんだ、凄くシンプルに。

6、オンガク

もうなんだか単純みたい
同じところで廻っていたい
僕のアタマは感覚しだい
突き抜けた衝動でしたい

感触感じてハイになって
空間深く入り込んでいく オンガク

もうなんだか単純みたい
同じところで感じるみたい
曖昧な妄想でしたい
ひねくれた本能でしたい

感触感じてハイになって
空間深く入り込んでいく オンガク

もうなんだか単純みたい
同じところで廻っていたい
突き抜けた衝動でしたい

---------

彼らの音楽に向かう姿勢をストレートに表現してる。

僕はライブハウスによく足を運ぶんだけど、
ソコラノグループのライブパフォーマンスは圧倒的にカッコいい!
しかもいつも都内各所で数多くのライブをやってるけど、どの場所で見ても素晴らしくカッコいい(※それがどれだけ凄いことかはプレイヤーとして嫉妬するくらいです)。
ドラムの音がバカでかくてベースが全然聞こえないようなちっちゃな箱でやっても、強力にのせられてしまうグル―ヴ。
グル―ヴっていうワードが最も似合うバンドかも。
超絶だし!


たぶん、常々、日々の生活で理性的であろうと、人は活動していると思います。
トラブルに合うと、相手を理解させようとし、頭で考えて。そうした結果、使うワードが難しくなり、その言葉の説明がさらに複雑になり、何を説明してるのかが時にはわからなくなりながらもコミニュケーションを継続することで曖昧な考えを隠しながら。そしてそうした一連の流れを繰り返しつつまた新たな日の日差しを拝む。
しかしその根底には、今現在より、より素晴らしい社会を構築しようという欲求があり、自分の依る場所を確保しながら、少しずつトラブルを克服し、協調し、自分の生きやすい世界に近づけようと日々の生活を営み続ける。

なんだか偉そうに書いてしまったけど(笑)、そんな頭に入ってこないごたくはいらない!

「好きでやってる」を、地でおこなうソコラノグループ
彼らのスタイルどおり、ソコラノに言葉の解説は不要。体感して欲しいです。

青々とせわしく生える東京アンダーグラウンドシーンに咲いた、
色映え鮮やかで、飛びきりカッコいい一輪の大きな花。

今、この時期に見ずしていつ見に行くんだ!

と!言いたい