お遍路を始めて10日目、写真は34番種間寺付近のコスモス畑。
桂浜には高知に帰る度に来ているが、この時は寄らず先へ向かった。
ちなみに桂浜には坂本龍馬像があり、龍馬記念館、闘犬センター、水族館、浦戸城跡、バンカラ記念碑もあり、砂浜自体も月の名所で、絶対に一度は月見酒を飲んでみたいくらい絵になる浜辺だ。それと、五台山と同じく高知市の小学生の遠足名所なので、何度もここに来た記憶がある。
そんな桂浜エリアを離れ33番雪蹊寺へ向かった。途中、草ボウボウの原っぱのような公園に長宗我部元親像があったので立ち寄る。うーん素晴らしい立像。でも観光客が来た形跡もほとんど無く、全く高知の観光要素になっていないのが悲しい。その辺りはこちらで>>お遍路を自転車で・・・19。
日差しが強くて汗だくになりながら、33番雪蹊寺に着いた。雪蹊寺は長宗我部元親の菩提寺となったお寺で、境内には元親の長男、長宗我部信親のお墓もある。信親は烏帽子親である織田信長から「信」の一字を貰っており、元親から期待された跡取りであったが、仙石秀久の無謀な策によって命を落とした武将。そんな見所のある雪蹊寺には期待感があった。
お寺自体はそれほど広い敷地ではないが、案内板もあり、信親の墓も時代を感じさせた雰囲気があり、まあ楽しめた。
参拝をしてご朱印を頂きに納経所へ。ご朱印を書いてくれた年配のおじさんが、さっきまでお寺を掃除していた人で、「今住職やらみんな出払っているから」とお坊さんの代わりに書いてくれた。「ごめんよ、へたくそな字で」と震える筆先を走らせていた。出来上がりは味があって面白い。
12時半くらい、朝用意してもらったお弁当を雪蹊寺の境内で食べてから、次の34番種間寺へと向かった。
田畑の続く田舎町を走っているとコスモス畑が目に付いた。春野の辺りにはそれほどなじみが無かったので、平野の広さと田畑の多さに豊かさを感じた。
34番種間寺について、お寺の前にある商店でシューズを買って一休み。次の35番清滝寺の前に待ち合わせを予定してある祖父母に到着予定時刻を連絡。そして種間寺を参拝した。
種間寺を離れてから、仁淀川に向けて走っていた。途中でウナギの蒲焼工場があり、その匂いにお腹が鳴った。
仁淀川がなかなか見つからない、小さな集落を過ぎるとようやく仁淀川の堤防が見えてくる。
仁淀川大橋を渡って待ち合わせポイントへ急いだ。
ここ何年かで出来た新しい国道バイパス沿いに走って、途中で道を折れ、待ち合わせ場所の軍人墓地なる場所へと走った。
軽自動車が2台あって祖父母が地元のおじさんと話していた。田畑が広がる見通しが好い田舎の一本道、他に通行する車も無い。遠くから自転車にすぐ気付いてくれて、あらあらと出迎えてくれた。
この続きは、>>お遍路を自転車で・・・19で。
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