papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

廃校フェスと転校生がCD発売!!

2008年03月31日 | ドラム・ケイジ
この日曜日に、廃校フェスというイベントに行ってきた。新宿の都庁近くにある廃校(元は小学校と幼稚園)でライブイベントをやるという、企画名を聞いただけでワクワクするようなイベント。ライブ場所は教室と体育館、歓談室には、小中高とお世話になった椅子と机が並べられて、一旦座るとうつぶせになってよだれたらしながら授業を受けてた記憶が蘇るように、落ち着いた気分になった。まわりもなんだか落ち着いてた感じだった。15時くらいから雨が降り出して寒さを感じる残念な天候だったが、なかなか面白かった。
岡山から来たディレイ使いの弾き語り少女「とうめいロボ」、札幌雪祭りは行った事がないけど、行ったら絶対楽しい!と連呼し、総立ちにさせたお客さんと一緒に合唱連呼するサイン会(モールス酒井さんの不定期バンド)。いつもと変わらず不機嫌なのかご機嫌なのか良くわからないテンションで、笑いを取りつつ熱唱するわがままbandless。そしていつまでたってもわかりやすくてカッコイイ、ロック史に名を残す伝説のロックバンド少年ナイフ!等等、ほかにもいいバンド(見れなかったが)が沢山出てた。ナイフのなおこさんとライブ後に楽屋で話す機会があって、相撲話(なおこさんは相撲好きで、たまに大阪場所は見に行ってるとのこと)とかテニスの話(最近話題のテニスの王子様・錦織圭くんの日本語がたどたどしくてかわいいようです)で盛り上がった。
いやー廃校フェス!楽しい日曜日でしたー

と、この度、Burning Farmとコロムビアから転校生のCDが来週の4/2に発売される。少し早いが、同じレーベルなので・・、転校生ファンには申し訳ないが、先行でCDを貰った!ラッキー
うーむ、僕らpapalionはこれまで出した音源のほとんど全てが、自分達で最初から最後まで作ってて、その中でどうしても越えられない音響の壁があって、でも彼ら転校生のこのCDを聞くと、軽々とそんな壁を越えていた。
全パートの楽器が聞きやすいし、弾いている姿が目に飛び込んでるような臨場感がある。歌声ももちろん一番最初に耳に届くし、歌詞も当然のように頭に残ってゆく。和風な感じもポイントポイントでいきいき泳いでるし、懐かしいようで当世風な境目感のある楽曲の雰囲気も、笑えてしまえるゆとりを持たせてあるから、聞き心地良くて楽しくなってしまう。ライブだと自分の頭で修正しながら聴くんだけどね。
いやー、とにかく彼らの持ち味が前面に発揮されてる。
転校生と知り合ってもう2年以上、Burning Farmでライブも何度もやったし、近い存在だからどうしても色メガネで見てしまう部分があって、客観的には見れてないかもしれないけど、この転校生のCD、是非手に入れて彼らの個性と持ち味の違和感を共有して欲しいです!

こうやって転校生を聞きながらブログを書いてるうちに、なぜだか「はっぴいえんど」をyoutubeで検索してしまった。
似てないようで似てる?

>>papalionホームページ

Fire in the kitchen 暖炉の火を囲んで

2008年03月28日 | ドラム・ケイジ
先週の土曜日に、飯田橋まで「Fire in the kitchen 暖炉の火を囲んで」ビーチ君(HELSINKI ON THE BEACH)出演のライブを見に行った。ライブ会場は会社の一室で、その会社の入ったビルは学校のような建物で、会社も教室のような作りになっていた。まるで、大学時代に学生開館で入学シーズンや七夕時期にやったような、手作り感あふれるライブ会場だった。
ライブは、ビーチ君お得意のMCと歌で、おまけに途中で声がラジオボイスになったり、途中でマイクがフェードアウトしたり(偶然アンプがへたっただけだったが、絶妙のタイミングだった)と、抜群の構成をみせてくれた。
そのライブの模様は出来れば、許可が出れば、動画配信したいな。

ライブの前に、フランスの劇団・カンパニー・ジョリモームの 路上ライブを映像で流していたのだが、これまた、なかなか面白かった。日本もフランスも事情は同じだろうけど、彼らの表現方法が全く違っていて、考えさせられる。カンパニー・ジョリモームの発想と表現が素晴らしいから、こうやって日本で映像を見る事が出来たのだろうけど。

最近、チベット暴動が話題になっている。ビョークが北京で「チベット!」と叫んで導火線に火が点いて、徐々に爆発したかのような雰囲気。と、そんなニュースを見て、色々調べてみると、その問題の深刻さに驚いた。その辺りの掲示板をみても、かなりやばい事がわかる。自分がその問題を知らなかった事も恥ずかしいが、知れば知るほど、憤りを感じる。人権って言葉は、小学生の頃に習った程度で、どれほどの意味があるのかはまるで理解して無かったこともわかった。
人権。身近で考えればマックの店長や徹夜続きのサラリーマンから、チベットやダルフール。大きな組織にバカにされている個を守る権利。人が生活するための根幹を阻害されることがないよう、長い時間を積み上げて作りあげた権利。
調べていると、チベット問題に意見を述べている有名人のサイトにやっと出くわした。野口健の公式サイト。身近でヒマラヤを見続けた人だけに説得力が有る。健さんの言うように、チョモランマの聖火登頂に全く意味はないと思える。

そんな思いを片腹に外国人力士の出身国を調べてみると、それぞれの出身国に色々な問題を抱えている事も知った。しかもマイノリティーが多い。
相撲界も最近色々問題を抱えているが、日本の伝統を守る事よりも、まず第一に人権や個のアイデンティティーを大切にする事を基本に、改革して欲しいです。

>>papalionホームページ

大相撲 2008春場所

2008年03月26日 | ドラム・ケイジ
春場所も楽しく観戦しました。

今場所での注目は若手力士がどこまで実力を付けているか?だったんだけど、若手力士はそこそこ頑張って、特に欧州系の力士が目立ってた。
今場所に限らずこれからも面白い相撲を見たい~

場所中にロシア出身の若ノ鵬(19)は、もう力士を引退するまで跳びませんと言っていたが、中途半端な変化を見せるくらいだったら、一か八かのカエル跳びもたまには見たい!
上位との対戦でも大きな体と無謀な攻めが意表をついて、なんとか勝ち越せたけど、来場所は相手も研究してくるし勝負の場所になると思う。

把瑠都!今場所一番の出世頭。
先場所は上位の力士と当たった時に何も出来なかった(精神面で準備が出来ていなかったように思う・・・)。でも今場所は同じ尾上部屋の境澤が場所中に負傷欠場したことも影響したのかわからないが、珍しく気迫を前面に出す相撲が見られた。
把瑠都にそういう覇気が備わって、相手力士に対する準備が十分であれば、天下無敵だとは思う。今場所、大きな体を上手く使えなかった相撲も目立ったので、やはり立合いで有利に持っていく気迫を前面に見せて欲しい。来場所も注目だ。

まだ十両だけど、来場所幕内が確実なグルジア出身の栃ノ心は大注目。先場所までは弱点が少ない力士だなと思ってたけど、今場所はけがもあったのか、もろい部分も見えた、ただ、経験がまだ少ないせいかなと思う。
強さが目立ってる分、近い将来幕内で大いに沸かせてくれる力士になるだろうことは間違いない。栃ノ心の春日野部屋自体も調子よく、栃煌山は四つ相撲得意の相手にも勝てる力をつけてきた。来場所はもう2枚も3枚もしつこくおっつけて、腰の重い四つ相撲十分の上位力士を押し切って欲しい。もっともっと期待したい。

鶴竜も体重をあげて、上位に通用するようになってきた。立合いに真正面から当たるし中に入った時の力強さが、先場所までとは違かった。この相撲をさらに伸ばせば三役定着も夢では無いと思うけど、三役にも、三役を狙う連中も実力者ばかりだから、もう一つ何か強みを身に付ければ!

若手ではないが、高見盛も楽しませてくれた。土俵際の魔術師!どう見ても圧倒的な不利な状況の中で、俵に足をかみながらかいなを返して体を入れ替えて、勝ちに持っていく高見盛の相撲は力が入って本当に面白い!まさに熱戦メイカー。仕切り前のユニークなパフォーマンスが先に立つけど、相撲自体はもっと面白いんだよね。
あと、黒海がリニューアルして四つ相撲で力強い姿を見せてた。最近は足腰に怪我が多くて、いつもそろそろ土俵を下がっていく姿が痛々しかったが、これからは面白くなりそうだ。
それと、活躍はしなかったが、時天空の相撲は個性的で好きだ。昨年末の九州場所ぐらいだったか変化で勝った相撲が多くて、申し訳なさそうに毎日インタビュールームに来てる姿に苦笑したが、今場所はそういった部分も少なく、良かった。
四つ相撲も強いし、投げも上手い。突っ張りと足技も得意で、たまに変化もする。対戦相手からしたら捉えようが無くイライラする相手ではないかなと思う。
今場所の白鵬戦前のコメントで「時間前に立つかもしれない」と言ってた事にも、相手の心を崩す・意表を付く事が基本コンセプトなのが表れている。

対戦相手は忘れたが、昔、旭鷲山が立合いで思いっきり当たったら、そのまま一直線に相手を押し出した相撲があった。相手は旭鷲山が何かやるだろうとふんで軽く立合いで当たったら、予想に反して思いっきり当たってきたから、何も出来ずそのまま押し出されたという顛末。取り組み後「立合いでこんなに思いっきり当たったのは初めてで、最高に気持ち良かった。」というようなコメントを残してた。冗談も多少入ってるのだろうが、旭鷲山らしい。
たしか引退するちょっと前の場所の事だったと思うが・・旭鷲山ほどの曲者力士はもう現れないだろう。

時天空には旭鷲山と同じ匂いを感じるので、旭鷲山とはまた違った、少しハードな曲者力士として大いに沸かして欲しい。

来場所も楽しみだ!

>>papalionホームページ

水鳥が奔る

2008年03月14日 | ドラム・ケイジ
先日の3/7(金)の三軒茶屋Heaven's Doorに来てくれた皆さんありがとうございました。
早速、そのライブ音源から新曲「水鳥が奔る」と小川のせせらぎとミックスしてみた!!
サイトに載せてあるので覗いてみて下さい。
川のせせらぎ音は、年末に実家に帰った時に近くの谷川で採取したもの。

最近映画「アース」を観たんだけど、その中でヒマラヤ山脈を越えて渡る渡り鳥がいて、水鳥達の人智を超えた能力に感動した。
>>papalionホームページ

お遍路を自転車で・・・59(10日目5)

2008年03月04日 | お遍路を自転車で・・・
お遍路一覧(廻った順)ページはこちらから >>> ①徳島~高知編 ②高知~愛媛編

2006年の秋、自転車でお遍路四国八十八ヶ寺を廻った話の続き。

お遍路を始めて10日目、写真は35番清滝寺。

祖母の運転する車で、清滝寺まで山を登る途中、多くの文旦畑を通り過ぎた。

文旦は和風グレープフルーツと称される柑橘系果物で、高価な果物。
高知ではなじみのものだが県外ではそれほど知られていない。

味は、グレープフルーツより柔らかい酸味と爽やかな甘味、程よい苦味がある。
なぜ和風かと言われても説明しづらいが、苦味と酸味と甘味のバランスが良く、グレープフルーツと比べるとグレープフルーツはバタ臭く、文旦は仏壇にお供えしたくなるような和風の香りがする。

食べ方は、裂いて剥いて果物として果肉を食べる以外に、サラダに入れたり、パスタに混ぜたりと、酸味を生かせる野菜として使い勝手が好いらしい。
果肉を食べた後の残り皮は芳香剤用途もあるとか…

そんな文旦の木が並ぶ文旦畑の半分くらいが荒れていた。
人の手入れがないという事。

運転する祖母が言うには、年々、農家の人達は高齢で引退したり、農業をやめたりで、手間のかかる文旦畑を放置しているとの事。
地元のJA(農協)は地域各地で統合されてて、元気があるJA支部とそうでないJA支部とに別れたりして、色々と問題を抱えているそうだ。
ただし、結局は人だと、祖母は言ってました。
頑張ってる所となあなあで済ませてる所では出来あがりも違ってくるし、売り上げが悪いからやめる人を止められないし。
どの業界も同じ悩み抱えてます。

農業って魅力的な商売だと思うけど、伝わって聞く話としては、1年中休みが無いとか、天候や国外の農産物等に左右される等、ギャンブル的で不安要素が多いと聞く。
情熱が無いと出来ない業種だと思ったりもする。

どんな仕事にも情熱は必要だと思うが。
別に農家に限った事ではないか。

でも、情熱があっても、東北の米農家のように採算が合わず借金を抱えるケースだってあるし。全体でみると下降線を辿っている産業に見える(勝手な見方だが、そう感じる。)が、今後変わっていく可能性は十分あると思う。

農業って生活の根幹の「食」を司る職業だから、そのうち、必ず見逃せない問題になるはず。


清滝寺に向かう間、祖母から文旦畑の話しを聞いて、高知の農業の先行きが不安になった。
それは高知に限らない問題、農業に限らない問題、日本の抱える重要な問題なんだろうな。




今回で、このお遍路自転車ブログは一旦終了。
とりあえずは、今まで書いたものをもっと読みやすいように、地図なんか交えて編集したいな。所持品なんかも紹介したいし。
今までずっと読んでくれた人がもしいたとしたら、長々ありがとうございましたっ!

この次を書く日まで(^^)ノ




と、時系列での続きは>>お遍路を自転車で・・・23で。
>>papalionホームページ