ベリーダンススタジオ★☆★ぱわふるマドンナ★☆★ 主宰・坂口せつ子 

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すてきな命 vol.87”中山先生”

2009-12-07 12:29:53 | すてきな命
 この5月に私の人生でとてもすてきな出会いだった中山五四一さんが亡くなっていた。20年前、私が高崎に来て、長男と長女が小学校低学年だった時の小学校の校長先生だった。私は当時、ある幼稚園の玄米自然食の給食450人分の、立ち上げの仕事で奮闘していた。私の持っていたものは玄米自然食による4人の子育ての経験だけだった。転校したばかりの一年生と二年生の子供達と、下の子供たちを連れ行くと、畑に麦わら帽子をかぶったおじさんが小学校の土手沿いの畑にいつもいた。その方が子校長先生と知り、給食に関しての行政への対応など教えて欲しいと聞いてみた。私の顔をじっと見て、ある大学の先生を紹介して応援して下さった。私の勤めていた幼稚園に資格者とパートの女性は数人いたが、私が献立づくりや調理、後かたずけ報告など、任されていた。子供たちは残さず食べてくれた。中山先生は、人権擁護の世界組織アムネスティへの参加の呼び掛けに”あなたがすることなら良いことだろう”ときてくれた。先生は十代前半からの過酷な戦争体験を初めてアムネスティの仲間に話してくれた。先生にこの1年くらい会わずにいた。先生ともっと話したかった。””貧すれば鈍する”という言葉がある。日常の仕事に流されて、大事な事をしなかった。残念。
坂口せつ子
2004年平成16年8月5日木曜日
高崎市民新聞連載より転載

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