ぱどまの会日記

ヨーガとインナーチャイルドの癒し方とアーユルヴェーダ

Dr.バット・セミナー~司会者のつぶやき① 

2008-08-02 | アーユルヴェーダ
Dr.ビーマ・バットのアーユルヴェーダ・セミナー2008 in MITAKA

インド医学の叡智(えいち)、強精科(ヴァージーカラーナ・タントラ)から
日本の少子化問題とセックスレスを考える!

アーユルヴェーダ的 夫婦生活~幸せな妊娠・出産と健康な子供のために~


日 時: 平成20年9月7日(日) PM1:30~4:30 (開場PM1:00)
場 所: 三鷹産業プラザ7階会議室
    (JR中央線・総武線 地下鉄東西線 三鷹駅南口徒歩7分)
講 師: ビーマ・バット医師
    (インド・アーユルヴェーダ医師 アーユルヴェーダ部部長)
受講料: ¥5,000  (ご夫婦・ご結婚予定のカップルは 2名¥8,000)

講演のお申し込み・お問い合わせ
ぱどまの会 info@padmado.com  Tel/Fax 0422-55-5428

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司会者のつぶやき①

健康とは?そしてセックスとの関係とは?


今回セミナーで司会をやることになりました堀田峰雄と申します。これから時折このブログの世話人hotta(←私の妻です)が書くコメントの合間に顔を出そうと思っています。以後お見知り置きを。
さて、紹介にもあったように、私は日々ホメオパス(ホメオパシー療法家)として様々な心身の不調を訴える方々の相談を受けています。
ここでも最近増えているのは、やはり男性・女性に関わらずセックスレス、不妊の問題で苦しんでいるケースです。
私はこの問題にこそ、アーユルヴェーダの知恵が非常に力強い味方になるだろうと考えています。
その理由として、以前世話人hottaが書いていたように、アーユルヴェーダでは健康を支える3つの大事な柱として食事、睡眠、そしてセックスを挙げているからです。
ではこのアーユルヴェーダでは「健康」とはどう定義されているのでしょうか?
ここには心身のみならず、魂の健康を保つことが重視されています。体の病が無いことはそのうちの一つの条件に過ぎず、「健全な精神と肉体を持ち、幸福な生活、有意義な生活が送ることができる事が『健康』である」という事なのです。
実はアーユルヴェーダの成立には明確な創始者がいません。そもそも師から弟子に口伝で受け継がれていったものが、やっと文献にあらわれたのが数千年前ということですから、とにかくその発祥時期はさまざまな説があります。
古典にはこうあります。「かつて人が病を持たぬ時代があった。しかし、道徳と正義に満ちた世に、人よりもいい物が欲しい、人より楽をしたい、などといった情動面で精神の乱れが現れた。愛着や執着のままに振る舞い、食生活や日常生活の大きな過ちを繰り返し、病が始まった」と。そのため、常日頃修行を通して高い精神を持つことを望んでいた「聖者たち」が、この状況を憂いて「生き物の苦しみを減らしたい」と考え、瞑想の中で(!)「生命学」「生命科学」を体得したのが、今日のアーユルヴェーダの始まりだと言われています。しかも「聖者たち」が体得したこの知恵は、何らかの研究や探究によって得られたものではなく、本来から人に備わっていた-心にプログラムされていた教えを「読み取った」だけだというのです。
では誰が、はたまた何が、このプログラムをインプットしたのでしょうか。(このことを問うには今はスペースがありません。いずれ機会があったらまた取り上げることもあるかもしれません)

話が少しそれましたが、このアーユルヴェーダの成立にまつわる状況から、大事なことを2点あげるなら、
①人は病を持っていなかった。精神の乱れ、それが執着を生み、かなわぬことから心身の病が生まれた。
②人間にはあらかじめ病の治癒に必要な知恵が備わっていた(これは自己治癒力のことを指している)。


ここから逆説的に以下の事が言えます。
「私たちが求める「健康」-それは心身のみならず魂にまで及ぶ-は、健全な精神に健全な肉体をともない、幸福で有意義な生活を送ることであり、それらは本来私たちにすでに与えられたものだったのです。それを自らの中に再発見するために、必要な条件として「食事」「睡眠」そして「セックス」を学び、実行して行くことが求められているというわけです。
ということは、今私達が病気に満たされた現実を生きている理由として、これら健康を成り立たせる
3本柱が適切に運用されていない可能性があるわけです。

「バージ・カラーナ・タントラ」-Sexlogyには、その現実を動かす大きな原動力となる知恵があります。
つまり私達が思い描く以上に、この「セックス」というものには大きな可能性があり、そしてまた反対に大きな問題も生むものなのです。
だからこそ、性を正しく受け入れ、上手に利用することが重要なのです。これは何も方法論を述べているだけではありません。その目的、意味、そのほかにも驚くべきことがあるでしょう。もちろん、この教えにはまた、「食事」そして「睡眠」についても言及されることがあるでしょう。すべてはフラクタルに関係性をもっているのです。

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