皆様から頂戴したご質問に対して
シュリカント先生にお答いただきました
Q. ワータ・プラコーパに対して肉のスープを勧めていたが、ベジタリアンに対しては?
A. MILK(プラス各スパイス)、またはDalスープの勧めています。
Q. アレルゲンが避けがたい場合(スギ花粉症など)ヒスタミン剤などを使用しないことは生産性の低下が懸念されるが、勧められるアーユルヴェーダ薬剤は?
A. アレルゲンへの反応は各自のAGNIの強さ弱さに関係があります。まずはAGNIをUPさせること。それには必ず生活習慣を改善させること。そして各個人個人&日本の患者さんのプラクリティの特徴を考えること。薬草やスパイスにも抗炎・抗アレルギー作用があるものがあります。またインドでは様々なアーユルヴェーダ薬剤メーカーが抗アレルギー剤を出しています。
世話人hotta
「アレルギー、特に花粉症に対してはアーユルヴェーダ的治療効果が近年注目されています。私の治療院でも多くの患者さん方が脱ヒスタミン剤を成功しています。ただし生活習慣の改善は必須です。そのために毎回長い時間をかけて生活指導を行い、改善方法を一緒に考察します。」
Q. やっぱり日本でアーユルヴェーダ治療は無理だと思いました
A, これからは日本の医療専門家が日本人のためのアーユルヴェーダを考えていく必要があると思います。東京の道端ではアーユルヴェーダの薬草が見つかります。沖縄の方ではブラフミーやピッパリも栽培されています。南インドでもヒマラヤの薬剤は採取できません。南インドでも長い期間をかけて治療方法を変化させてきました。日本の現状もそれと同じことではないでしょうか。先生方のご活躍を大いに期待しています。
世話人hotta
「方法や手段ではなくドーシャ理論で考えることがアーユルヴェーダ、というのが日本のアーユルヴェーダ第一人者Dr.Krishna U.K.の意見です。アビヤンガが全てではありません。パンチャカルマも全てではありません。したがって鍼灸でも西洋医学でもホメオパシーでもアーユルヴェーダ治療はできます。今回のセミナーでは多くの専門家の先生方からその根底に立ち戻ったという意見を頂戴したことが私の喜びです。」