「スロ-タスの知識は疾患の病理学的理解の為の知識である」
バット先生は混乱する学生達にこのように述べました。
ア-ユルヴェ-ダ医師Dr.Bheema Bhatによる講演「スロ-タスについて」に参加しました。
スロ-タスとは日本語にすると経路ですが、その内容はただの通り道にあらず。前述の先生のお言葉のように、疾患の原因や治療方法を病理学的に考慮する際に必要なア-ユルヴェ-ダ特有の構造です。
実は、日本では細かくスロ-タスを学べる機会も書籍もありません。いや、他の国でもほとんどないでしょう。
実際、今回の講演は本来インドでも大学院で3ヵ月かけて学ぶ内容だそうです。
この想像以上の細かく膨大な知識に、ア-ユルヴェ-ダ中級以上の参加者も「で結局、スロ-タスって???」と消化不良状態。
しかし私は思いました。
この難解なスロ-タスの知識は、東洋医学を学んだ゛あはき師゛には理解するベ-スがあるのでは、と。
ア-ユルヴェ-ダと東洋医学。Plus解剖生理学。
長年の学びが、新しい知識の消化を助けてくれるのです。
ここではこの「スロ-タスについて」のセミナーの内容のご紹介は控えさせていただきます。blogだけではご覧の先生方の未消化物が多くなりそうなので。