ぱどまの会日記

ヨーガとインナーチャイルドの癒し方とアーユルヴェーダ

ぱどまの会NEWS

アーユルヴェーダやヨーガにはインナーチャイルドを癒すヒントが沢山つまっています★★ヨーガで心も体も魂もリフレッシュ!ヨーガ教室再開しました。どなたでもご参加頂けます ★★アーユルヴェーダおはなし会、ヨーガ、インナーチャイルド癒しのレッスン、ぱどまの会・ぱどま堂で行っております★★

スロ-タスを学ぶ

2007-06-25 | アーユルヴェーダ
「スロ-タスの知識は疾患の病理学的理解の為の知識である」
バット先生は混乱する学生達にこのように述べました。

ア-ユルヴェ-ダ医師Dr.Bheema Bhatによる講演「スロ-タスについて」に参加しました。
スロ-タスとは日本語にすると経路ですが、その内容はただの通り道にあらず。前述の先生のお言葉のように、疾患の原因や治療方法を病理学的に考慮する際に必要なア-ユルヴェ-ダ特有の構造です。
実は、日本では細かくスロ-タスを学べる機会も書籍もありません。いや、他の国でもほとんどないでしょう。
実際、今回の講演は本来インドでも大学院で3ヵ月かけて学ぶ内容だそうです。

この想像以上の細かく膨大な知識に、ア-ユルヴェ-ダ中級以上の参加者も「で結局、スロ-タスって???」と消化不良状態。

しかし私は思いました。
この難解なスロ-タスの知識は、東洋医学を学んだ゛あはき師゛には理解するベ-スがあるのでは、と。

ア-ユルヴェ-ダと東洋医学。Plus解剖生理学。


長年の学びが、新しい知識の消化を助けてくれるのです。


ここではこの「スロ-タスについて」のセミナーの内容のご紹介は控えさせていただきます。blogだけではご覧の先生方の未消化物が多くなりそうなので。

本日バット先生東京講演「スロータスについて」

2007-06-24 | アーユルヴェーダ
6月16日(土)体質論(プラクリティ)~終了しました
6月23日(土)リウマチについて~終了しました

インドより来日中のアーユルヴェーダ医師 ビーマ・バット先生のセミナーが次々と開催され、各地で大好評を得ています。

本日6月24日(日) 東京最後の講演「スロータス(経路)について」が開催されます。
アーユルヴェーダは師から直接口述で学ぶもの。書籍から学ぶには限界がある医学なのです。アーユルヴェーダの入り口に立たれた先生方!是非ご参加ください。
(www.hatai-clinic.comまで)

尚、今後バット先生は沖縄・米子・大阪など各地で講演をおこないます。


これからアーユルヴェーダ治療を実際うけたい方・インドで治療を受けたい方
鍼灸との併用をお悩みの方
今後の当会主催のセミナー参加希望の方
ぱどまの会までご連絡ください。(info@padmado.com)

バット先生から皆さんにメッセージです
「病を治す時、予防は大変重要です。今回のセミナーをきっかけに、是非アーユルヴェーダの知識を皆さんの患者さんと皆さん自身の健康維持や疾患予防に生かして下さい。ご参加いただいた先生方の健康と成功をお祈りいたしております。」

ミルク・お湯・はちみつ~セミナー追記

2007-06-21 | アーユルヴェーダ
疾患別アーユルヴェーダ的生活指導の中には
「ミルク」「お湯」「はちみつ」などの文字が多く並びます。
今回のセミナーでは詳しくお話できませんでしたが、これらを摂取する時は注意事項があります。

*「ミルク」~他の食物、特に塩・魚・酸味などと一緒に摂ってはいけません。

アーユルヴェーダは食べ合わせを重視します。
たとえば西洋風の朝ごはん。
卵・牛乳・ハム・サラダ・フルーツ
この食べ合わせは未消化物(Ama)を作ります。逆に病の元となる、とアーユルヴェーダではいいます。
ミルクは空腹時にスパイスや無塩バター(塩がないので)、砂糖などとおとり下さい。つまり、スタバでカフェオレとスコーン、これも消化力の高い健康な方以外は控えたほうがよいでしょう。
月経不順の方にもミルクは有効ですが、起床時に摂った後は1~2時間空けてから朝食にしてください。朝食と一緒では薬としての効果がなくなります。
尚、ここでのミルクは全て「温かいミルク」です。

*「お湯」~熱めのお湯は万能な消化剤です

お食事の前にゴクゴク飲めば、たとえお湯でも胃液は薄まります。ただ、食事と一緒にお茶ではなくチョクチョクお白湯を飲むのは、大変アーユルヴェーダ的です。整形外科疾患の患者さんにも(特にRA)大変有効です。

*「はちみつ」~温めてはいけません

蜂蜜は健康食品として有名ですが、アーユルヴェーダでは「はちみつを温めるとAmaが生じる」といいます。
肥満の治療の際にも、はちみつは大変有効です。はちみつ&レモンをお湯と一緒に毎朝とるとよい、といいますが、この「お湯」は「湯ざまし」の事です。体温以下のHOTではない「ぬるま湯」です。
したがって、お料理にハチミツを使用する方も多いと思いますが、アーユルヴェーダ的にはあまり理にかなってはいません。
ちなみに、後日バット先生から「蜂蜜は品質のよいものを選んでください」との追加のご指摘といただきました。
インドでも最近はハチミツにその他の砂糖類を混入することが多いそうです。日本も同じ状況であることは、新聞でも発表されました。
また、高温で熱せられた蜂蜜は薬としては使いにくくなります。是非国産の非加熱を探してください。

アーユルヴェーダで治療するOAとRA

2007-06-17 | アーユルヴェーダ
Dr.Bheema Bhatが勤務なさっているインドの首都・デリーのホーリー・ファミリー・ホスピタルには年間を通してOA(変形性関節炎)やRA(リウマチ性関節炎)また変形性脊椎症の患者さんが多く来院します。
インドでは関節炎やヘルニア・すべり症など骨疾患に関しては、まずアーユルヴェーダ医師にかかることが多いようです。
アーユルヴェーダ治療がなぜOAやRAに効果的なのか?現在はインド国やWHOが率先してエビデンス・データの収集をおこなっています。
実際にXrayなどの所見でもアーユルヴェーダの薬用油を使用した例では変形した骨が再生している例もあり、先人の知恵(アーユルヴェーダの場合は神の知恵でしょう)の奥深さを実感しています。

今回のセミナーでもOAとRAの食生活や日常生活の違いについてお話いただきました。
OAはRasayanaといわれる強壮法が必要になりますが、RAの場合はAma(未消化物)が根本原因にあるため消化力UPを必ず行います。ただし、RAでもステージによって治療方法を変えるのは鍼灸と同じです。
さて、ここで出てきたAma(アーマ)。
牛乳と一緒に魚や塩を摂取したり、お腹がすかないうちに食べたり、などなど私の
治療院のblogでは健康的に生活するための注意事項の一つとしてAmaを溜めない生活方法を勧めてきました。実際膠原病やアトピーなど難治性疾患をはじめ不妊や甲状腺疾患でもAmaが根本原因であることは日々の治療の中で感じています。
東洋医学を生業になさっている先生方でしたら、「脾」つまり消化力が様々な疾患の原因であることはご理解いただけると思います。
それが整形外科的疾患に関しても同様である~このことをつい忘れてしまいがちなのも、東洋医学にも押し寄せてきた、細分化された医療形態の結果なのでしょうか。

リウマチについては
6月23日(土)18:00~日本アーユルヴェーダスクールにてバット先生の講演があります。是非ご参加ください。


アーユルヴェーダの併用は難しいのか??

2007-06-14 | アーユルヴェーダ
今回のセミナーでは参加者全員の方からアンケートをいただきました。ありがとうございました。
その中で、次のようなご意見がありました。
「アーユルヴェーダの併用は大掛かりになりそうです」
「利用は難しそうです」

そう感じられたのは当然だと思います。インドでアーユルヴェーダを学ぶには大学の医学部で学ぶのですから。
しかし日本にはたくさんのアーユルヴェーダサロンが存在します。
利用は難しいはずなのに・・・・何故でしょうか?

それは、今回のセミナーの内容がアーユルヴェーダによる疾患の予防と治療に重点をおいていた為だと思います。つまりリラクゼーション目的のお話ではありませんでした。
患者さんに最適な治療法は?最適な薬草は?治療頻度は??????
アーユルヴェーダの入り口で、アーユルヴェーダの扉をノックしたばかりです。難しい!無理!と感じられるのは当然ですし、そのご意見はアーユルヴェーダへの敬意の現れと感謝したいほどです。

是非、難しいと思われた先生方、アーユルヴェーダの基礎を勉強していきましょう!アーユルヴェーダは施術テクニック方法ではありません(つまり、アーユルヴェーダの古典にはマッサージ方法の記述は一切ありません)。アーユルヴェーダは哲学であり医学概論です。五大元素やドーシャ理論を元に疾患を考えていけば、テクニックは鍼灸であろうとホメオパシーのレメディであろうと、それはAyurvedaなのです。
大きな鍋がなくても、大量の油を処理する施設がなくても、アーユルヴェーダは可能だ、それがインドで毎年研修をしている鍼灸師hottaの意見です。



アーユルヴェーダセミナー~アンケートより

2007-06-13 | アーユルヴェーダ
アンケートの中で多かったのが「マルマ」と「脈診」にクローズアップして欲しい、というご意見でした。
実は「マルマ」理論も「脈診」理論もアーユルヴェーダの古典にはのっていません。従って全く脈診を行わないドクターも多数存在しますし、マルマについて大学で学ばないところも沢山あります。
今回この内容の一端に触れたのは、鍼灸師など東洋医学に従事した専門家のセミナーであったためです。バット先生が実際治療を行う場合に重要視しているマルマと脈診をご紹介する事で、よりアーユルヴェーダへの導入がし易くなったのではないでしょうか。
しかし、マルマや脈診を理解するには基礎が大切です。それは、例えば東洋医学を知らない西洋医学のドクターが鍼灸を行う事がどのような結果をもたらすか・・・
そこからもご理解いただけると思います。

また薬草についてご興味がある、というご意見も多かったようです。
薬草を学ぶにも、アーユルヴェーダの基礎である「薬理学」が必要となります。
実際私hottaはこの薬理学(ドラビアグナ)が学びたくてインドに行きました。しかし難関です!薬草の特徴から味・同化異化作用などなど膨大です。そしてモチロン内服&外用どう使うのかも大切です。
したがって、こちらもアーユルヴェーダの基礎が必要です。そして薬草辞典を見つめ続ける・・・私は毎日大学の図書館で格闘してました(傍らには日本から持ち込んだ和漢薬草辞典もおいて・・・)。

アーユルヴェーダ医師になるには約5年間大学に通い、その後インターンをする必要があります。こう考えると「無理~」となるかもしれません。
しかし、だれにでも行えるのもアーユルヴェーダです。

ご参加いただいた皆様には症状別の「してはいけない」「すべきこと」「家庭でできる処方」をお渡ししました。これらの内容も通常の一般セミナーの方にはお渡しできません。しかし専門家の皆様ですので是非ここからスタートしてほしい、という希望でレジメをお渡ししました。
なぜ、この薬草なのか?なぜ、これを「してはいけない」のか?
それらには全てアーユルヴェーダ的理由があります。
是非、近日中にこれらを説明する機会を作りたいと思っております。


Dr.ビーマ・バットセミナー 詳細

2007-06-13 | アーユルヴェーダ
2007年6月10日(日)
当日は朝から雷どしゃぶりのあいにくの空模様でした。
しかしバット先生が会場到着の頃には雨はすっかりあがり、浄化されたすがすがしい気の中でセミナーは始まりました。

当日は鍼灸師をはじめ、あんまマッサージ師・柔道整復師・作業療法士の先生方および各専門学校生の方々、総勢25名以上の医療に従事した専門家の皆様にお集まりいただきました。

1.アーユルヴェーダの概論~五大元素 ドーシャ理論 
2.アーユルヴェーダの体質論(プラクリティ)
3.マルマ(アーユルヴェーダでのエネルギーポイント)について
4.アーユルヴェーダでの脈診方法について

これらの講義から始まり後半は写真をご覧いただきながら
5.パンチャカルマ(アーユルヴェーダの施術各種)
6.アーユルヴェーダの薬草
7.アーユルヴェーダ病院の様子

をご紹介し、最後に
8.疾患別患者さんへの指導内容の紹介と疾患別ホームレメディ
9.質疑応答

と、盛りだくさんの2時間半でした。

ご参加なさった皆様方からのアンケートにも「まだ学びたい」というお言葉を沢山頂戴しました。



ありがとうございました~アーユルヴェーダセミナー

2007-06-11 | アーユルヴェーダ
鍼灸師のためのアーユルヴェーダセミナー
昨日6月10日 終了いたしました!

ご参加いただいた先生方・専門学校生の皆さん
本当にありがとうございました。

少々難解な内容だったと思いますが、
皆さんの大変真剣な気持ちと
専門家のセミナーにふさわしい質問のおかげで
すばらしいセミナーとなりました。

通訳の方&私の共通した感想ですが
今まで行われてきたアーユルヴェーダセミナーの中でも
2時間半の中で、基礎から実践そして大量の写真までご紹介できたのは
まれにみる充実ぶりでした。これは皆さんの共通した医療知識や
アーユルヴェーダに対する前向きな姿勢によるものだと思います。

詳しいお話はこれからこちらのblogでご紹介していきます。

本日は感謝のあいさつまで・・・

ご参加いただいた先生方、学生のみなさん、
そしてバット先生&通訳の佐藤さん&スタッフのU先生・S先生・K先生・Y先生

バフット・ダンニャワード(Hindiでありがとうございます)!!

いよいよ明後日です!

2007-06-08 | アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダ医師 Dr.Bheema Bhatによるアーユルヴェーダセミナー
いよいよ明後日6月10日(日)開催です!

バット先生は日中47℃のデリーから昨日来日されました。
今回のセミナーは専門家の方向けのため、「治療」をポイントにした内容です。ホールなど大会場でのカンファレンスと同じように様々な写真や資料をお見せする予定です。

お席の確保が少々難しくなってまいりましたが
後ろの席でよろしければ、当日参加費お支払いでもお受けいたします。
その際も資料の準備がございます、事前にご連絡くださいますようお願いいたします。
(会場が小さいので後ろの席でも十分だと思います)

ぱどまの会  info@padmado.com 0422-55-5428(6/9 18:00まで)




お申し込み、お急ぎ下さい!

2007-06-06 | アーユルヴェーダ
ア-ユルヴェ-ダセミナ-開催日まで、あと4日となりました!
今週になり本当に沢山のお問い合わせを頂いております。参加ご希望の方は大至急ご連絡下さい。折り返し申込書と振込み口座をお送りします。

今回のセミナーは、御席の準備などの関係上、事前のお申し込みと参加費のお振込みをお願いしております。
皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。


お申し込み・お問い合わせは
ぱどまの会 info@padmado.com (tel.0422-55-5428)


(写真はア-ユルヴェ-ダ病院内に飾られた、医学の神・ダヌヴァンタリ神)