マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

これでよかったのだ。

2010年02月27日 09時37分12秒 | ひとりごと
よかったな、女子フィギュア、最高の結果である。日本人が三人も入賞し、4位のアメリカ人も実質日本人である。これ以上望むのは無理なのだ。結果はよかったと思うべきである。

昨年、WBCで日本が優勝し、野球の大先輩アメリカに恥をかかせた結果がどうなったか。イチローは不思議な胃潰瘍で一ヶ月休まされ、松阪、川上はストライクを取ってもらえず自滅。結果、野球大国アメリカはこっそりと仇をとったのである。

トヨタはよせば良いのにGMと世界一位を競い、負けたGMは国家管理になってしまった。アメリカの誇りであるGMに恥をかかせた償いは現在進行形で御承知の通りである。

どうしてそこで「二位ではいけないのですか?」と聞かなかったのか。私は勝負事は大嫌いで、挑まれるとさっさと撤退する事にしている。なぜなら負けず嫌いだからだ。勝つ自信がなければ勝負はしない。これ鉄則。

さて、大昔のことだが、青木功はジャックニコラウスと世紀の一戦を戦った。最後、惜しくも破れ青木は二位に終わった。試合には負けたけれど、青木はその後それ以上の物を手に入れたはずである。

今回、キムヨナは韓国人だったのではなくカナダ人として戦った。最初から「高い下駄」をもらい、難度の高い技は封印し、金メダルだけを目標にした。
真央ちゃんは「低いじゃん!」という下駄を挽回するため、あえて難度の高いジャンプに挑戦し、そして成功した。見る人が見れば試合には負けたけれど勝負は真央ちゃんのものである。
日本人や韓国人が上位を独占すればオリンピックに集う世界の貴族達は楽しいはずがない。カナダ人が金メダルで、真央ちゃんが銀メダル。これでみんなが満足出来るではないか。
私としては「最低の下駄」しかもらえなかった美姫ちゃんが気の毒だったな。
しかし、それは今後の活動で十分報われるだろうよ。

とにかく、日本人は十分に知るべきなのは、日本人が勝つことを快く思わない人たちが世界にはたくさんいることで、勝ちを譲る精神さえ忘れなければ日本人の優秀性を認めてもらえるという事だ。それが屈辱と感じるなら相撲を見てみろ。朝青龍に対し日本人はどうだったのだ。人のことが言えるのか。
軒を借りる時には礼儀というものがあるのだ。(まあ、朝青龍に礼儀を求めるのは無理だろうけど・・・)
差別はある。しかし、差別が顕在化しないよう上手にかわすのが大人の対応なのである。そういう点、今回のフィギュアは満点だった。「二位でよかったのだ。」