なんか最近ジェットコースター的展開の大会が流行りなんでしょうか? 男女とも「う、ぇぇぇぇ!?」な結果になりました。まずはFS結果から。
<男子>
1ナン・ソン 154.03
2.織田信成 149.46
3.ジェレミー・アボット 149.17
4.羽生結弦 145.16
5.リチャード・ドーンブッシュ 142.34
6.アルトゥール・ガチンスキー 140.90
7.ケビン・レイノルズ 140.10
8.ウー君(ファースト名が…) 117.43
例によっていらん煽り満載のため、男子は4名しか見られず。転倒等の失敗はあれど、レイノルズ選手はクワド3種(4T、4S、4Lo)に挑戦したようですし、ナン・ソン選手は4Tを2回きっちり成功させて加点をもらっています。
織田選手がSP4位だったので男子での放送は最初だったのですが、お手つきがあったので表彰台は無理かな?と思ったらさにあらず。しかし最後の激しい曲調とステップはいまいちあっていない感じを受けました。これからしっくりくるようになるのでしょうか。
3位はSP同様にアボット選手。クワド転倒にアクセルの抜けがあったりといまいちな出来でした。最後にどんでん返しがあろうとは最後まで思いませんでした。
4位に羽生選手。冒頭の4Tや3Aは良かったのですが、中盤のジャンプで2コケしてからがとにかくしんどそうでした。とても痛そうな転倒の仕方でしたので、怪我していないといいのですが。でもものすごく情熱の伝わるロミジュリでした。
一人飛んで6位にまさかのガチンスキー選手。直前の羽生選手の失敗に付き合うかのようにミス連発。見ているこっちもポカーンとしたまま演技終了。転倒は4Tの時の1回だけでしたが、抜け連発の上に後半の構成が弱かったのでTESが伸びませんでした。とりあえず2Aのシークエンスはやめた方が……。
このように上位陣乱闘の末、総合はこんなことになりました。
1.ジェレミー・アボット 228.49
2.織田信成 227.11
3.ナン・ソン 226.75
4.羽生結弦 226.53
5.アルトゥール・ガチンスキー 222.54
6.リチャード・ドーンブッシュ 205.27
7.ケビン・レイノルズ 204.41
8.ウー君 182.49
SP、FS共に3位が優勝というのは珍しいのではないでしょうか?とにかくガチンスキー選手の乱調ぶりには大変びっくりしました。いや、今までも失敗はいろいろありましたが、ここまで沈むとは思えなかったので。羽生選手は0.22差で4位とは惜しかったですね。でもすぐに気分は次へいっているようなので、、頑張って欲しいところです。
<女子>
1.カロリーナ・コストナー 120.26
2.ミライ・ナガス 112.26
3.アデリナ・ソトニコワ 106.21
4.クリスティーナ・ガオ 100.49
5.Kexin ZHANG 100.47
6.クセニア・マカロワ 97.57
7.村上佳菜子 97.11
8.Bingwa GENG 89.48
9.ヴァレンティナ・マルケイ 81.44
10.Qiuying ZHU 73.29
女子は上位三名には変動はなしですが、点数の出方が……うーん。コストナー選手は確かにスケーティング技術はトップ中のトップですが、ジャンプ構成がトゥループの詰め合わせ状態(1Tから3Tまで実に5回。回転数が3種なので別にルール上は問題ないのですが)なのでなんともはや。ちょっともやもやしますね。順位には異論なしですが、PCSの高さにびっくりしました。SSとコレオで8点台が出てます。まあ確かに良かったけども……。
2位はナガス選手。見た目こちらが首位かと思いました。ルッツは両方エラーになってますね。でもフリップはなし。エラーがつくルッツの方が彼女にとって得意なのかもしれませんが、もったいない気もします。
3位にソトニコワ選手。ものすごく久しぶりに3Lz+3Loを見た気がします。認定はちょっと甘めかなと思いますが、しっかりこちらでもエラーついてます。本人も気になってしまったのか単独3Lzでパンク。転倒こそなかったですが、コンボが冒頭の3Lz+3Loだけになってしまったので点数は伸びませんでした。PCSもそれほど高くないですね。
順位飛んで7位に村上選手。苦手なループを2回組み込んだ挑戦は良かったのですが、3Fで転倒とアクセル、3Tでの抜けが痛かったです。でもこれからです。ファイナルはまず無理になりましたが、次はもっと上にいけるように頑張って欲しいと思います。
以下略で総合結果は下記の通り。早くもコストナー選手はファイナル進出を決めました。
総合結果
1.カロリーナ・コストナー 182.14
2.ミライ・ナガス 173.22
3.アデリナ・ソトニコワ 159.95
4.Kexin ZHANG 153.32
5.クリスティーナ・ガオ 152.48
6.村上佳菜子 150.20
7.クセニア・マカロワ 143.47
8.Bingwa GENG 142.09
9.ヴァレンティナ・マルケイ 133.86
10.Qiuying ZHU 108.57
SPの上位3人はそのまま表彰台となりましたが、点差が結構ありますね。ソトニコワ選手はジャンプが不安定になっているのと、スタミナ不足が気になりますが、次のロシア大会までにきっと猛練習してくるでしょう。そういえばロアシ大会では浅田選手との愛の夢対決も見られるはずですし、ソトニコワ選手がどう仕上げてくるか気になります。
そんな感じで中国杯については以上です。
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菊千代の部屋
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「浅田真央ちゃんだけを考える会」
「日本のフィギュア・スケーターだけを考える会」