歌うように語ろう

観劇や観戦(主にフィギュアスケート)等について語るブログです
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新プログラム情報 その3(くらい)

2011年08月22日 | フィギュアスケート

ちょこちょこと情報を拾っております今季の新プロ情報。アメリカ女子二名のプログラムが固まったようです。

レイチェル・フラット:(FS?) 火の鳥

ミライ・ナガス:(FS) スパルタクス

長洲選手は既に国内大会で披露済みとのこと。うーん、どんな仕上がりになるのでしょうか? とりあえず練習では降りているという噂の3Aはやはり組み込んでいないようです。まあ女子にとってそんなに簡単なジャンプではないですから止むを得ないですね。

噂レベルですがロシアのエリザベータ・タクタミシェワ選手がFSに単発3Aを入れるらしいとのことですが、こちらも確率が高くならないとミーシンコーチがOKを出さないかもしれません。いずれにせよ、今季から一気に若手が参入してくるGPシリーズでは、多少なりとも昨季とは戦法が変わってくるのではないかと推測しています。ジュニア上がりの選手は怖いものなしで3-3などどんどん飛んでくるでしょうし、その辺はシニアで数年戦っている選手たちも意識せざるを得ないのではないでしょうか?

もちろんフィギュアスケートはジャンプだけではないですが、大きな得点源であることも間違いないので、是非ハイレベルな美しき戦いを見たいものだと思っています。

もう少しして、有力選手のプログラム情報がある程度まとまってきたら、整理して一覧など作れたら作ってみたいと思います。来月は忙しいので、直前になるかもしれませんが(笑)


ミュージカル ロミオとジュリエット そしてロック

2011年08月21日 | 観劇関係

来月7日より開演のロミオとジュリエット観劇に先立ちまして、フランス版ロミジュリをCDで聴いてみました。

小池氏やロミオ役城田君によると、フランス版を更にロック調に仕立てたとのことですが、思ったよりもフランス版ロミジュリもそれほどクラシカルな感じばかりでもないかなと思いました。あれを更にロック調にするなら、かなり現代歌劇風になるのでしょうか?ちょっと不安もありますが、どのように仕立てられるのか楽しみにしたいと思います。

ちなみに調べてみましたらミュージカル版のロミジュリは初演が2001年1月19日にフランス(パリ)となっておりました。まだミュージカル作品としては新しい部類になるのですね。

余談ですが、ドイツ版初演ではマジャーンのジュリエット&ルカスのロミオだったのですね。これのCDがないかどうか、探してみたいと思います。3年ほど前のコンサートで来日した際に彼らの歌に魅了されたので、是非とも聴いてみたいです。

更に余談ですが、宝塚では先にロミジュリ公演があり、CDもDVDも出ているようですが、あえて今回初めて楽曲を聴くにあたっては本家のフランス版をチョイスしました。もちろん?フランス語はちんぷんかんぷんなのでほとんどの単語は聞き取れなかったのですが、やはりラブストーリーとフランス語の親和性は高いと感じました。これがドイツ語ならどんな印象なのか、やはり気になります。

そういえば、Wikiによるとミュージカル版ではロミオとジュリエットの恋はみんなが知っている設定だそうで。その辺もどのようにストーリー展開へ影響するのか興味深いところです。


ジャンプ構成(予測と言う名の期待)

2011年08月21日 | フィギュアスケート

さて、一部選手の使用曲は発表されておりますが、いまだに未発表の選手も多いので、なんとなく暇(でもないんですが(笑))にあかせてジャンプ構成を予測(というか考妄想?)してみました。

今季は3-3持ちの若手参入という事で、各選手ヴァージョンアップ版です。

あ、でも一度に何人も考えられないのでまずは日本娘3人(GPS不参加の安藤選手を除く)で妄想というか、予想してみましたよ。

 

浅田選手

SP

3F-3Lo

3A

3T or 3Lz(矯正が順調な場合)

 

FS

3A

3F+3Lo

3Lz

2A+3T

3F+2Lo+2Lo

3S

3Lo

 

基本コンボのみヴァージョンアップで。新たに習得なら難しいと思いますが、復活ならなんとかならないかと期待しています。SPでの冒頭はコンボの方がいいような気がしますが、さてどうなるでしょうか?いっそのこと3Aをジャンプ構成の最後にもってきてもいいような気がします。曲調とあうかどうかにもよりますが、SPなら後半でもそんなにきつくないと思いますし、たとえ2Aになってもダメージが他の要素に影響しにくいような気がします。

 

村上選手

SP

3F+3T

3S

2A

 

FS

3F+3T

3Lz

3S+3T または2A+3T

3F

3Lo

2A

3S+2T+2Lo または2A+2T+2Lo

昨季まで鉄板だった3T+3Tはみんなやるようになっていましたし、本人がもっと難しいコンボを目指すと明言しているので上記の通りに。問題は二つ目のコンボと3つ目のコンボですね。アクセル苦手な村上選手の場合はシークエンスもきつそうですし、いっそのことサルコウからのコンボもいいかなと思ったのですが、そうするとかなり構成をいじらないといけないですね。

 

鈴木選手

SP

3Lz+2Lo

3T or 3S

2A

 

FS

3Lz+2Lo

2A+3T

2A+2T+2Lo

3Lz

3T

3Lo

3S

 

段々体力的にきつい年齢になってきつつあることと、逆に後半は余裕を持って単独ジャンプを綺麗に跳び、加点をもらう戦法などいいのではないかと思います。それとエッジエラーがFとLz両方に付くのは痛いので、いっそのことFは抜いてLzを万全にし、地味に基本コンボのセカンドを2Loにしてみたり。もちろん後半にコンボにならなかったら後半にリカバーするチャンスもありますし、あながち悪くないんじゃないかと。どんなものでしょう?

 

いずれにしてもあたるも八卦あたらぬも八卦?程度に読み流してやってくださると幸いです。

そういえば、もうすぐWFSの新刊が出るそうですね。各アイスショーのレポなども載るそうなので予約しておこうかと思います。

 


FPUより日本スケート連盟への質問状

2011年08月19日 | フィギュアスケート

下記の文面でFPU(フィギュアスケート保護連合)から日本スケート連盟会長宛に質問状を送ったそうです。ブログ会員は記事にするようにとのことですので、ご紹介いたします。質問状の内容については私がコメントできるものではないのでノーコメントとさせて頂きます。

以下そのままFPUよりコピペです。

 

財団法人 日本スケート連盟     
会長 橋本聖子殿

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 

私は、フィギュアスケート保護連合(Figure skating Protection Union 略称:FPU 
以下FPUと表記)の代表を務める○○と申します。
FPUはフィギュアスケートに公平な採点をもたらし、不可解な判定が発生しないように
関係各所(ISU、日本スケート連盟、マスコミ等)へ働きかけを行う為に設立された親
睦団体です。
現在、一般会員とブログ会員の合わせて340名の会員がおります。
FPUについては、以下のURLを参照願います。http://fpu.nobody.jp/

さて、数年前より、フィギュアスケートの採点が不公平であるとファンの間では噂さ
れていましたが、昨年から本年にかけての競技結果を見て、ますますその疑いを強め
るファンが増加しております。
そうした疑問について、日本スケート連盟は無関心であるかのように感じられます。

そこで、そうした声を代弁し、いくつかの疑問を列挙させていただきますので、なに
とぞ日本スケート連盟の見解をお聞かせ願います。

① ジャンプの判定について
モスクワの世界選手権では、回転不足のように見えた、カロリーナ・コストナー選手
のSPでの転倒した3Fや、キム・ヨナ選手のSPでの着氷が乱れた3Lz、FSでの3Lz+
3Tが認定され、回り切っているように見えた村上佳菜子選手の3T+3Tはアンダーロ
ーテーションとなり、SPでは両足着氷でしたが、FSではきちんと片足で着氷した浅田
真央選手の3Aはいずれもダウングレードと判定されました。
明らかに日本選手にとって不公平な判定でしたが、これに対してなぜ抗議を行わない
のでしょうか?

② レベル認定について
モスクワの世界選手権では、美しいスピンに定評のあるアリッサ・シズニー選手と回
転こそ早いもののトラベリングが激しいキム・ヨナ選手のスピンが同じレベル4と認
定され、GOEもほぼ同じという結果でした。
この結果に多くのファンは疑問を持っております。
どのような基準を持って同じレベル認定、同じ評価となったのかご教授願います。

③ PCSの採点について
パトリック・チャン選手は、グランプリシリーズの時から転んでもPCSが下がらない
と批判の声がありましたが、世界選手権でも他の選手よりPCSがあらかじめ高く設定
されているような印象を受けました。
また、13カ月ぶりに公式戦に復帰したキム・ヨナ選手は、ミスがあったにもかかわら
ず、グランプリファイナルで優勝したアリッサ・シズニー選手や四大陸選手権で優勝
した安藤美姫選手よりも高いPCSを得ています。
PCSについては、評価の基準が設けられているはずですが、演技内容と評価が選手に
よって大きく異なるように見受けられます。
そのような見た目と採点との乖離について、どのようにお考えでしょうか?

④ ジャッジについて
韓国のジャッジが、「キム・ヨナに不利益が出ないように努力する」「キム・ヨナの
卓越した演技を見た後、加点を充分に活用しようという雰囲気が作られた。それもキ
ム・ヨナに限ってのことだ。」(イ・ジヒ氏)
「浅田真央はトリプルアクセルやエッジに問題を抱えているので、キム・ヨナのライ
バルでは無い」「キム・ヨナだけがGOEを有利に活用できる」(コ・ソンフィ氏)
と、自国選手に偏重する発言をしているのに、なぜ抗議しないのでしょうか?
また、宮城県スケート連盟に所属する武田幸男氏が、2009年8月に自身の経営する会
社が契約書面の虚偽記載等で経済産業省より3ヶ月の業務停止命令を受けるという不
祥事を起こし(別紙参照)ながら、2010年4月に行われた『北日本フィギュアスケー
ト競技大会』や2010年11月に行われた『東日本選手権大会』に審判員として参加して
います。
自身が経営する会社が業務停止処分を受けその内容が不実告知や虚偽記載など信用に
欠ける行為を犯した人物に選手を判定させる行為が正当であるとお考えでしょうか?

⑤ ジャッジの匿名制とOAC(ジャッジ査定委員会)について
現在、採点内容は公開されていますが、誰が採点したのか分からない匿名採点を行っ
ています。
日本スケート連盟は、過去において、匿名採点は不当であると抗議しておりましたが
現在はどのようにお考えでしょうか?
また、ジャッジ査定委員会が、ISU理事会の下部組織となっており、単なるレポート
提出を行う組織となっていることについてのご意見をお聞かせ願います。

⑥ 選手への対応について
安藤美姫選手がグランプリシリーズを欠場すると表明した際、サンケイスポーツに
『多くの選手が欠場を表明すれば、GPが成り立たなくなる。安藤がGPだけ欠場す
るといえば日本へのなんらかのペナルティーもあり得る』という日本スケート連盟幹
部の方の発言が紹介されていました。
また、8月1日~4日の期間に行われた強化選手選手の合宿に安藤美姫選手が参加して
いたにもかかわらず、日本スケート連盟はそれを無視し『安藤さんはもともと招集を
かけていない。氷の上に遊び半分で乗ってもらっては困る』と吉岡伸彦強化部長が発
言したと8月5日付の東スポに掲載されていました。
これらは事実なのでしょうか?
事実であるなら、なぜ女子のエースとも言える安藤美姫選手を脅すような発言を日本
スケート連盟が行っているのかをお聞かせ願います。
また、事実無根であるなら、なぜこの記事を掲載した新聞社に抗議を行わないのでし
ょうか?

⑦ 総括して
日本スケート連盟は現在のフィギュアスケートの採点や判定に対してどのようなお考
えなのか、また、選手をどのように育成しようと計画されているのかをお聞かせ願い
ます。

以上7項目について、よろしくご回答いただきたく、お願い申し上げます。
回答は、2011年9月30日までに、メール、FAX、郵送のいずれかでいただければと存じ
ます。
なお、いただきました回答は、FPUのホームページ並びに会員のブログで公表させて
いただきます。
ご回答をいただけなかった場合は、回答が無かった旨を公表させていただきます。
また、質問書の内容、及び質問書を提出したことについては、FPUのホームページ、
会員のブログにて公表しております。
                                   敬具

                        フィギュアスケート保護連合


注1:代表者名の○○部分は、実際には代表者の実名を明記しています。
注2:武田幸男氏の業務停止命令の文書→コチラをクリック(PDF文書)



以上。



コレオについて

2011年08月17日 | フィギュアスケート

振付とコーチが同じ場合もありますが、コーチとコレオグラファーは別にしている選手が多いと思います。

やはり人気のコレオグラファーのところには依頼が殺到するせいもあるのか、今年は振付が遅れていてなかなか新プロ情報が揃わないようですね。

そこで独断と偏見に元付く振付の印象などを語ろうかと思います。

<コレオとコーチが一緒の場合>

ぱっと思い浮かぶのはモロゾフ氏ですが、彼の振付はかなり特徴的だと思います。

教え子のプロを連続してみていると特に顕著に感じられます。止まって休憩が多いような気がするのは私だけでしょうか?(それでも点数が出るのですから悪くないのでしょうが)

ただ、彼はどうすれば勝てるのかを考えた上で戦略を練ることには非常に長けていると思います。それが花開いたのが昨季でしょう。

また、タラソワ氏も浅田選手についているときはコレオとコーチ(実質あまり直接指導はされていなかったようですが)を兼ねていましたが、現在はロシアスケ連の女子統括責任者の立場もあり、コレオ以外は直接指導をしていらっしゃらないようです。以前、読売新聞での座談会記事で荒川さんや高橋選手が語っていたり、浅田選手の本にも述べられているように、非常に情熱的で厳しい指導をされるようです。高い芸術性で有名な振付をこなせるように厳しく指導する姿勢には、一切の妥協は許さない誇り高い心根が感じられます。

彼女の振付だと、やはりアイスダンス出身の故かツイズルが多用されているような気がします。あと、浅田選手のプログラムではイーグルもよく入っていますね。オリンピックシーズンの逆イーグルからの2Aなどが印象的です。後は振付を与える選手にもよるのでしょうが、やはり繋ぎ満載の極めて難しいプログラムを作る印象です。

<コレオ専門>

真っ先に思い浮かぶのが、最も忙しいコレオグラファーを言っても過言ではないローリー・ニコル氏です。P.チャン選手のコーチを少ししていた時期もあったかと思いますが、彼女はほぼコレオ専門といっていいでしょう。

彼女もモロゾフ氏のように点数が出るプロを作ることでは定評がありますが、今後の流れによってはどうなるのか動向が気になるところではあります。ただ、現段階ではジャッジ受けしやすく、選手に合わせたプログラムを作るのがうまいコレオグラファーでしょう。コレオ自体はあまり強烈なクセは出さない方かなという印象です。選手に合わせて振付けることで、上手く選手の色を引き出しているのでしょうか?

パスカーレ・カメレンゴ氏は最近日本選手の振付もよく引き受けるようですが、私が知らないだけかもしれませんが、映画音楽やミュージカルの楽曲などを使う印象が強いですね。今年の世界選手権のイタリア実況で、浅田選手に振付けてみたいと発言されていたそうですが、もし実現したら面白い化学反応が見られそうです。THE ICEで披露したショパンのワルツジャズバージョンのような、小粋なプロを作ってくださるのではないかと推測しています。ただ、浅田選手側でタラソワ氏&ローリー氏のいずれかを切ってまでもお願いするかどうかは疑問ですね。

日本では、宮本氏のコレオが私は結構好きです。高橋(大輔)選手の「eye」に象徴されるようなメリハリのあるドラマチックな振付がいいですね。そういえば上で触れませんでしたが、羽生選手のコーチもコレオとコーチが一緒でしたね。まだ割りとお若いコーチのようにお見受けしますが、将来長光先生のように肝がどっしり据わった方になりそうです。

以上、ほんの一部を独断と偏見により語ってみました。

そろそろ8月も後半、徐々に新プロ確定情報が出てくるでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。