いよいよ本格的な夏を迎えます。楽しい夏の思い出がたくさん出来るといいですね。
ところで、夏はいろいろな感染症が流行する時季でもあります。
夏に流行する感染症と対処法をアップします。感染症にかからないように、普段からうがい手洗いを忘れずにしましょう。
○ヘルパンギーナ
【どんな感染症】ウイルス性の感染症で夏かぜのひとつ。せきやくしゃみなどによる飛沫感染。便に出たウイルスで感染する。
【症状】39℃前後の高熱。のどに小さな赤い水疱ができ、のどが痛むため食欲が落ちる。水分補給をいやがり、脱水症状を起こすこともある。
【対処法】のどの痛みが強いため、熱い物や冷たすぎる物、酸味のある物や塩味のきつい物など刺激の強いものは避けましょう。
○プール熱(咽頭結膜熱)
【どんな感染症】ウイルス性の感染症で夏かぜのひとつ。せきやくしゃみなどによる飛沫感染のほか、目やにや便からも感染する。
【症状】目やに、目の充血がある。せきが出て、のどが赤くはれて痛む。頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うこともある。
【対処法】タオルの共用は避け、感染者の使ったタオルなどは、熱湯消毒した後洗濯しましょう。水分補給は十分にし、口当たりの良い食べ物を与えましょう。
○手足口病
【どんな感染症】ウイルス性の感染症で夏かぜのひとつ。せきやくしゃみなどによる飛沫感染のほか、便に出たウイルスで感染することがある。
【症状】38度前後の熱。口の中にも水泡ができる。痛みがあり、水泡が破れると食欲が落ちる。手のひら、足の裏、体に周囲が赤くて真ん中が白い楕円形で米粒大の水泡ができる。痛みやかゆみはない。
【対処法】薄味で口当たりのよい食べ物を与えましょう。食後はぬるめのお茶を飲ませて、口の中をきれいにしてあげましょう。しっかりと水分補給をしましょう。
○とびひ(伝染性膿痂疹)
【どんな感染症】皮膚の細菌による感染症。水泡が破れて汁がついた皮膚に触れると、接触感染する。
【症状】湿疹や虫刺されのあとをかくことで、米粒大の透明な水泡ができ、しだいに膿を持って、かゆくなる。かいたり服がこすれたりして水泡の膜が破れると、中の菌を含んだ液が飛び散り広がる。
【対処法】水泡の中の菌がほかにうつらないように、ガーゼなどで覆い、医師の診断を受けましょう。つめは短く切りましょう。感染者とタオルなどの共用はやめましょう。
チラシを貼っておきます。
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