子どもをだっこする際に使う「だっこひも」から乳幼児が滑り落ちるなどしてけがをする事故が、東京の国立成育医療研究センターに搬送されたケースだけで、この6年半に50件あったことが専門家の調査で分かりました。
産業技術総合研究所の北村光司研究員のグループは、平成18年以降、東京の国立成育医療研究センターに搬送された子どもを対象に、親がだっこの際に使う「だっこひも」に関連する事故がどのくらいあったのか調べました。
その結果、乳幼児が「だっこひも」から滑り落ちるなどして頭の骨を折るなどのけがをしたケースが50件あったことが分かりました。転落した子どもの9割近くは体の小さい1歳未満の乳児で、事故は、だっこひもから子どもを降ろそうと片方の足を外したり、親が洗濯物をとろうと前かがみになったりしたときに子どものバランスが崩れ、滑り落ちる形で起きていました。
調査を行った北村研究員は「全国的には、もっと多くの事故が起きていると考えられる。メーカーも前かがみにならないようマニュアルに書くなどしているが、日常生活のなかで難しい面もある。前かがみでも子どもが落ちないようメーカーの方も対策を考えてほしい」と話しています。
産業技術総合研究所の北村光司研究員のグループは、平成18年以降、東京の国立成育医療研究センターに搬送された子どもを対象に、親がだっこの際に使う「だっこひも」に関連する事故がどのくらいあったのか調べました。
その結果、乳幼児が「だっこひも」から滑り落ちるなどして頭の骨を折るなどのけがをしたケースが50件あったことが分かりました。転落した子どもの9割近くは体の小さい1歳未満の乳児で、事故は、だっこひもから子どもを降ろそうと片方の足を外したり、親が洗濯物をとろうと前かがみになったりしたときに子どものバランスが崩れ、滑り落ちる形で起きていました。
調査を行った北村研究員は「全国的には、もっと多くの事故が起きていると考えられる。メーカーも前かがみにならないようマニュアルに書くなどしているが、日常生活のなかで難しい面もある。前かがみでも子どもが落ちないようメーカーの方も対策を考えてほしい」と話しています。