歯医者と髭そり

要介護で移動が車椅子だと…、日常生活の中にはまだまだ不都合で不便な事がたくさんある。世話を焼く家族も…どうしようか…と、ちょっと悩むような事はきっと無数にあると思う。家の場合は最初はなんだつたっけなぁ??ん～、levie母優先の1日の生活パターンに慣れる事かな…。家族であっても1日のリズムやパターンは全然違うからね。他人(の時間)に合わせて家事やら所用やら自分の時間を持つ(作る)事の制限って…、慣れないとすっごい疲れると思うし～。ほぼ1日同じ空間にいて世話を焼きつつ(介助)炊事洗濯するからね～。乳幼児の子育ての大変さとちょっと近い環境下にあると言えるかもしれないな…。少し休もうと思ったら先に寝かしつけて…、だしね(微笑)けど乳幼児/子供の育児と要介護の高齢者の介護/介助では、具体的な所や気の遣い方が全然違うモノにもなるけどね…。介護の場合は血縁にあたる家族(実子)よりも息子の嫁や娘婿の方が…、もしかしたら拒否反応や口喧嘩なんかにはなりにくいかもしれないなぁ…。故に、赤の他人の看護師や介護師の方が、要介護の当人は素直に応じる事も少なくはないんじゃないかとも思う。←認知症が軽度か無い場合ね→まぁ性格にもよるだろうから一概には言えないけど…(微笑)そして実際に世話を焼き続ける家族の誰かは…、自分の時間を潰す事にもなるし、毎日相手に合わせる生活を続けている事でストレスを蓄積してしまう事も少なくはないと思う。要介護者の疾患と予後、面倒を見る頻度、介助の度合いなんかでも違ってくると思うけど、要介護者や家族、姉弟らの協力や理解の有無、現実的に助けてくれるか否かでも、世帯によって大きく異なるかな…。

さて前置きはここまでにして、先週半ばの夕飯時、levie父の下の前歯がポロリと取れた。気が向いた時にしか歯磨きをしないようになってるし、固いものを口にはしなくなっているから噛みにくいモノは出来るだけ出さないようにしていたんだけど、豚ヒレ肉を柔らかく煮た物で…(苦笑)外は車椅子と言われてるしコロナの最中だし、…なんてこったい…という感じ(爆)こうなっては歯医者に行かないわけにはいかないけど、お盆で休みだし～、…こりゃ来週になってからだな…ってその場で話をしたのに翌日に…、デイサービスの日じゃないのに朝食を済ませると直ぐにベッドに戻って着替えだして…、保険証と診察券、財布を出せと要求し…、…今週は休みだと夕べ話したでしょ…と言っても出掛ける気満々で…(苦笑)また1から説明して諦めさせるのが大変だった(爆)

連れていくのはいいんだけど、歩行器で歩いて行く気でいたようで…、…外へは車椅子って言われてるでし、車椅子で入れるかどうか聞かなきゃ解らないでしょ??…って言ってやっとなだめた感じだった。多くの歯科医は入口でスリッパに履き替えるし、段差がどれくらいの高さがあるかでも受診は不可能なんだし…、歩けても診察台に安全に移動出来るかどうかも問題だというのに…。そういう事が全然考えられず理解できず…(苦笑)くどくど説明しても話を聞こうとしないし～、それが2日続いてやっと…ダメなのか…と理解はしたようだった。そして昨日、デイサービスから帰ってくると歯医者の話になって直ぐにでも行く気になっていて…、…電話で確認するから…と言って三度同じ話をしたのだった(爆)levie父の行ってる歯科医には家族は誰も行った事がなくて、電話で確認すると車椅子では入れず、玄関(エントランス)は2段ほど上がらないといけなくて、一部狭い所があるから歩行器の幅によっては…、という事だった。自分では普通に歩けるつもりのlevie父は…いつならいいって??…と急かすばかりでまるで理解しようともしなかった。

煩いから一応予約だけして間取りと作りを見に行く事にしたんだけど、12cmほどの高さ×2の段差が問題。当の本人は平気だと言い張るから、我が家の…階段を1段上がってみ…とやらせてみると…、手摺や台に手をおけばまぁなんとかなる感じではあった。2段目に上がろうとするのを強制的に止めて…じゃぁ下りてみて…っと後ろ向きで下りさせると背後と左右によろけて危なっかしい。←当人にはそれが解らない→退院後よりも足腰がヨロヨロだし～、腕で支える力も相当怪しくなってるし～、そこがダメそうならlevie母が1度見てもらった歯医者に行くしかない。そっちは待合室まで土足/車椅子で入れるし、診察室では靴を脱ぐけど段差はホンの数cmだし、最小限の介助で診察台には座れるはずだから…。そんな話をすると急に黙りこんでふて寝したlevie父だった。

なんか、そこそこは人の話を聞けてるような…??都合が悪くなると聞こえないふりをしてるようにも思えるんだよねぇ…(苦笑)←人の話をちゃんと聞け、という感じ(爆)→そして表題の…髭そり…はと言うと…、リハビリテーション病院の時に…電気シェーバー…をって言われて、自宅でもそうした方がいいだろうと思ってカミソリは隠したんだけど、ある日、…髭伸ばすんですか??なんか素敵…と言われて上機嫌で帰ってきたと思ったら、別のある日は…剃ったら??…と言われて不機嫌で帰ってきて、出せ出せと煩い事があった。手と腕がやや弱くなってるし、顎や喉を切るような事があると困るから電気シェーバーを使ってと言ってもてんでダメで、タンスに隠し持っていたカミソリを出してきて剃り始めた…。けど剃り心地が悪いらしく…、またもや怒りだしてふて寝…。
…たかが髭そり、されど髭そり…、levie的にはどうでもいいんだけど、血液サラサラの薬を飲んでるし、肌も荒れてきてるから切り傷作ると血が止まらないし、後片づけも出来ないから嫌なんだよねぇ、カミソリは…。男の高齢者だと気にする部分にはなると思うけど、だったら床屋で剃ってもらえばいいのに…。←その方が楽じゃない??

自分の思い通りにはいかない…現実…をもうちょっと受け入れてもらいたい所…。ふて寝する暇があるならlevie母を見習って、腿上げ運動とか、歩行練習とか…、やってくれないモノかねぇ…(苦笑)

さて、levie母の処方箋をもらいに行くついでに、予約をした歯科医にちょっと寄ってきたんたけど、エントランスの段差の上りはなんとかなりそうで、狭い通路は歩行器の幅がギリギリ通れそうだった。診察台の椅子は肘掛けがあって、補助に付けば座る事は可能かなぁとは思えた。けど入り口から診察台までは10mくらいはあるかなぁ??自宅と違って途中で寄りかかってはダメだし、器具台に不意に手を伸ばして置くような事もさせてはならないし…。ちょっと不安は残る感じだった。受診できたとして、最も問題になるのは受付の外に出る際の段差を2段下りれるかだなぁ…。前のめりになるリスクが高いだろうしな～。一応予約はそのままにしてきたけど、デイ施設の作業療法士に相談してみた方がいいかな～??危なっかしい動作はNGだし…。