ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

2009年01月01日 | イロイロ感想
明けましておめでとうございます
今年も、のたりのたりと時折ブログしていこうと思っています。
よろしくお願いします

さて、12月30日に読んだ『ゴールデンスランバー』、すごくよかった!
深夜に読み終えて、誰彼ともなく「すごいよっ!」といいたくて仕方なかった。
でも、ガマン・・・。
評判は聞いていたけど、ここまで面白いとは!2008年度に読んだ小説の中で最高でした。
伊坂さんの本、これで4冊目ですが、ようやく伊坂ワールドのすごさが腹の底に響いてきた感じです。
どうにもならないような絶体絶命の状況で、すごく細い糸なんだけど、人を信じることで、とにかく生き延びる!力も金も権力もない普通の人間が、この巨大な力の前でどうやって逃げ延びるか?・・・ 本当に読んでいてすごく苦しくなるような緊張の連続。そして最後のカタルシス。実に伊坂さんらしい!
『砂漠』を読んで、これを読んだのはよかったと思います。青春へのオマージュが大事なモチーフになっているので。

31日は、火崎さんの『荊の鎖』と、夏目イサクさんの『タイトロープ』を読みました。今は、東野圭吾さんの『ガリレオの苦悩』を読み中。
これを読み終えたら『聖女の救済』を読むつもり。
昨年は年末に『容疑者xの献身』を読んで、2007年度最高作!と感動したのだった。ことしも、こんな感じです