ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

『借りぐらしのアリエッティ』

2010年07月24日 | 映画
猛暑です・・。夏は大の苦手なのにこの暑さ・・。もう生きてるだけでヘトヘトな感じです。PCはこれまたクーラーの風がとどかないスペースにあって、PCの前に座るだけで苦行になってきました。居間にノートパソコンくらいほしいよ・・。

映画、公開日に行って来ました。まあまあの入りだったかな。
感想は、一言で言えば「妖精が生きにくい時代になったなあ」ということです。
男の子に、「君達はやがて滅びる種族だ」みたいなことを言わせていたけど、そういう意味で、みていてなんとなくしんどいなあと感じてしまう映画だった。
原作の『床下の小人たち』を読んでいないので、原作もそういう話だったのかな?アニメのイメージ?とは思うけど。
生きにくい時代を生きる小人の話なら、昔読んだ『木かげの家のこびとたち』(いぬいとみこ作)だよなあ・・。戦時中を生きる話だった。でもすごく感動した記憶がある。
多分人間と一緒になって、生き抜いたんじゃないかな。

『アリエッティ』は、男の子と心を通わせるけど、決して依存しないし、自分達だけで生き抜いていく話。
これは、ある意味ものすごく孤独で、孤高な生き方なんじゃないかな。

アリエッティが、別れの時、髪留めを渡すシーンで、涙が・・。アリエッティの決意と、二人の間の短かいふれあいと、心の絆に感動。

ものすごくまじめな映画だなあと思いました。
実はもう少しエンタ-ティメントなものを想像してました。

明日は娘と行く予定。
ジブリ大好き娘。さて、どんな感想かな。