まず、海外の文献では「final 6 miles and 385yard」とも表現されている。
海外では32kぐらいに壁があるのだろう。
これは体格的、人種的に差異があることによると思われる。
今回は前半にいい流れで走れたとしても(Aグループでスタートできたとしても)
3時間10分ぐらいだったと思う。
35k問題を解決するには、今回の「4か月の練習」では短すぎるのだろう。
結論から言うと練習不足だが、35kで体に何が起こるかを考えてみた。
あれだけ動かなくなるのは不思議だ。
①低血糖やエネルギー切れではない。
これは、以前の症状と違ったからだ。症状が違う。
おなかがすかない。力は入りにくくなるわけでもない。
これに陥る人もいるのだろうが、今回の僕の場合は違った。
対策が効いていた可能性は大。(高脂肪食+給水)
もともと、脂肪代謝(β酸化能力)は遺伝するし、ここは僕の長所なのだろう。
②走る間や直後には筋肉痛にならない
そうなのである。決して走る衝撃で筋破壊がおこりおかしくなるわけでもないらしい。
近年も筋トレの場合は、翌朝から猛烈な筋肉痛になり、すぐにCPKがあがる。
今回それがなかった。翌々日に痛みが出現した。これは初めてである。
しかし、翌日からCPKは高いが。
③CPK上昇はかなり特殊。AST,ALTの上昇もある。
筋トレ、ハーフマラソン、デカスロンではこれほどの上昇は無かった。
しかし、ハーフマラソン時にはなかったLDL-Cが減少。
水曜から異常に尿量が増えた。おそらくthird spaceからのreturnと思われる。
④貧血にはならない。直後から尿の色も正常で濃縮尿でもなく明らかな溶血もなさそう。
当然、網状赤血球も増えない。
つづく