保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

全損事故車に対する思い入れ

2010年03月29日 | クルマ販売と板金修理の実録

「両親の形見だからできれば直したい」とお客様からご相談があり
そのお気持ちに何とか答えて差し上げたいのですが
これはさすがにお乗替えをお奨めしました。

停車中の“除雪車”に突っ込み下にもぐったもので
如何せん、相手は鉄の塊ですから
全ての衝撃はこちらに来てこの状態です。

任意保険付随のJAF提携工場さんに牽引入庫されていますので
あまり詳しく見るわけにもいきませんでしたが
ワイパー取付部下側の複雑な構造部分までかなり変形していて
推定で40万円はゆうに超える気がします。

センサーの上でしたのでエアバックも開かず
下手をしたら大怪我をしていたかもしれませんので
「ご両親が守ってくださったとお考えになられたら」と
アドバイスさせていただきました。

に糸目を付けないのでしたらいざ知らず、ここはひとつ
気持ちの整理をなさって頂いた方がよいと思います。

同じ年式の同色へのお乗り替えでしたら
多分30万円台でイケルはずですし
シートやステアリングなど直接触れる個所の
“部分移植”も可能ですから
そうなされば少しはそのお気持ちにも添えます。

クルマは安全性を維持するにもそれなりのお金がかかる点が
家具などの他の道具との違いで
思い入れだけで乗り続けることは不都合なこともあります。

板金修理のご相談では
こうしてお客様のために良かれ、とお乗替えをお奨めすると
当店に修理のご依頼が来なかったり
はたまた別のショップで買い替えをなさってしまうことも多く
本当は黙ってお請けした方が商売的には良いのかもしれませんが…。

今回もどうもそんな感じで、未だにご連絡はありません








 

コメント
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