保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

インプラントの“修理”(後編)

2013年12月08日 | 歯の健康&インプラント

K歯科クリニックの診察券の裏側にある次回の予約欄を見ると
その回の初回はTEL予約なのでここには記入されませんし
外れた義歯の接着だけでしたら1日で終わるため次回予約は不要となり
ここには記入されないので、その分を含めたら4年間で約23日“以上”
年平均6日”以上”は定期メンテナンスを含めて通院していたことになります。

なお、治療後のケアを怠り歯科医院でのメンテナンスを受けないでいると
インプラント周囲炎などインプラントの脱離につながるトラブルが起こる可能性もあり
インプラントを長持ちさせるためにしっかりとケアする必要があるとのことで
6カ月に1度の定期メンテナンスは案内はがきに基づき必ず受けています。

なのに、直近の1年間でも3回外れています。

この4年間に渡る物理的かつ精神的負担から
1万5千円で解放される話が嬉しいことは間違いないのですが
一方では、金額は忘れましたが、私が強く希望して分割してもらった時と同様
「元を辿れば構造上の欠陥から始まった事態ではないのか」
という疑問がまた湧いてきたのです。

つまり、総額150万円の治療契約における
クレームに該当するのではないのかということです。

正直、この部分については口にするかどうか
ずいぶん悩みましたが、結局、今回も黙って支払ったのは
一つには契約書らしきものを取り交わしていませんし
口頭でも保証に関する内容を最初に確認していなかったこと
そしてさらに、K先生が亡き義母の無二の親友の御子息であって
今でもごくたまにその高齢なお母様からTELを頂く関係にあり
イザコザを起こすほどの金額ではないとの思いがあったからです。

ちなみに、私の場合はこの150万円の支払いは“手数料(金利)なし”の
「デンタルローン」と呼ばれる分割払いを利用していますので
事情をローン会社に伝えた上で月の支払いを停止する対抗手段があるかも知れません。

ただし、詳しく調べてはいませんが、英会話教室の授業料などと同様
“形のないサービスの提供”とされダメな可能性もありますし
それよりも何よりも、ローン会社がその内容に口を出すことはなく
あくまでも医師との直接の話し合い(これを世間はイザコザと呼ぶ)により
最終的に解決しなければならないことになるはずです。

そんなこんなの私の心情など知る由もなくコトは進み
1日目にプラスティックで型取りした後、問題の義歯も外して預けて
10日後の2度目の診察で目にした“修理”完了後の義歯がこちら。

“壊れたものを直した”のではないので
正確には「リメーク」と呼んだ方がよいのかも…。

黒く映っている個所が新たに開いたアバットメントに固定するネジが入る穴で
直径はおよそ2.5mmくらいか?

この超極細ネジのネジ部の直径はおよそ1mmほど
老眼の私には小さ過ぎてよく見えませんでしたが
頭は花柄のような、いわゆるトルクスキャップの構造らしく
締め付けはもちろん専用の特殊工具のトルクスレンチを使用していました。

インプラント治療初期の頃は、ネジと言えば
破損し易い(-)形状のキャップだったそうですので
一旦ナメてしまったらどうしていたのでしょうか?

なお、最近ではクルマ製造でも(+)より確実な
このトルクスキャップ形状のネジは多用されるようになっています。


(義歯が外されたプラスティック型)

この“リメーク版”義歯を装着した12月2日は
仮に締め付けてセメントで穴を塞いで様子見とのこと。

理由は、完璧に元の位置に納まっているとは限らず
隣りの歯との隙間が開いてしまっているとそこに食物が挟まり
歯を広げようとする余分な力がかかって、垂直方向には強いが
水平方向の力には弱いフィクスチャーに良くないからだそうです。

ついでに歯石チェックと歯周ポケットの掃除をしてもらい
一昨日、最終的に指定トルクで完全に締め付けた後
紫外線で硬化するプラスティックのフタをして全ての作業が終了したのでした。

まだ3日目の今日のこと、もちろん何の違和感もなく元の通り快調なのですが
数年続いた「また外れるのでは…」という不安感がそうも簡単に
消え去るはずもなく、早くこれが払拭されて今度こそ
右側の奥歯で餅やガムを気がねなく噛める日が来ることを心底、願っています。

(完)

コメント
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