つい先日、畑の脇を流れる排水U字溝近くに
球根苗から育てている「エシャレット」とよく似た葉っぱの自生群を見つけ
これは何だ?と掘り起こしてみるとなんとノビロでした。
ノビロの根茎はまん丸くて
エシャレットの細長い形状とは明らかに違うので区別が付きます。
ノビロはノビル(野蒜)とも言うようですが
この地方でそう呼んでいる人はいなくて皆さんノビロと言います。
雪解けの季節に残雪の間から顔を出すフキッ玉と並んで
子供の頃はオフクロの実家に遊びに行った際の周辺の畑で見かける
春を告げる代表的山菜(?)だった覚えがあり
あまり好物ではなかったフキッ玉はともかく
ノビロの群生地を探し当てるとそれはもう嬉しかったものです。
今にして思うとそのほとんどは他人様の畑の敷地内だったような気がしますので
もしかしたらちゃんと育てられていたのかもしれません。
未だにフキッ玉を好んで食することはなく
一方のノビロは昔は味噌を付けて生食をしたものですが
昨今では炒めたものを信州名物の「おやき」の具などで見かける程度で
あまり口にすることはなくなりましたし
ホームセンターの店頭でもノビロの苗など見たことはありません。
一方、本来「根ラッキョウ」と呼ばれラッキョウを軟白栽培して若いうちに収穫した
「エシャレット」はホームセンターでも球根状の苗として秋に売られていて
今ここまで成長して収穫時期を迎えていますが
友人のOさんにお裾分けしようとしたら「アサツキはいらない」と言われました。
(秋に球根苗を購入して育てたエシャレット)
エシャレットとアサツキって同じものでしたっけ?
どちらにしろ最近我家では味噌漬けまたは醤油漬けに大いにハマっています。
また、タマネギの仲間でフランス料理には欠かせない素材として知られているらしい
本来の「エシャロット」という野菜、こちらは表面がタマネギと同じように
薄茶色の皮が付いていてタマネギをやや小さく細長い形にしたような感じで
この白い「エシャレット」とは全くの別物だそうですが、「エシャロット」という商品名で
店頭に並んでいることもあるそうでヤヤコシイ話です。
そう言えば事実、私が購入した球根苗も
「エシャレット」なのにパッケージの商品名は「エシャロット」でした
(パッケージの商品名はエシャロット)
エシャレットまたはエシャロット
そしてアサツキの関係って調べてみてもよく分かりませんでしたが
面倒ですし美味しいのでどうでもよいことにしましょう。