2年続けて話題に事欠かないマイマイガですが
おおむね10年周期で大発生し300~600個の卵が入った卵塊を
壁などに生み付けるため終息には3年程度を要するのだそうです。
4月にふ化し1~2cm程度に成長した幼虫つまり毛虫が糸を出してぶら下がり
それが今時の強い風に乗ってあちこちに飛散するというのですから
クモが移動したり巣を張るのと同じ方法です。
5mm程度の大きさのうちは弱い毒があっても
それより成長すると基本的には無毒とされているのに、オバちゃん達の話では
毛虫アレルギーに気を付けろ、なんて話まで登場しています。
毛虫を好む人はほとんどいないので、気持ちが悪い、刺されるとイタ痒いなどと
単に“毛嫌い”しているだけのことと思っていたら
どうやら農家の方が嫌う理由はもっと切実なもののようです。
つまりはこの毛虫、そのすさまじい個体数で
世の中で知られているほぼ全ての樹木の葉のみならず
草花まで食い尽くす森林害虫として極めて有名なんだとのこと。
(恥ずかしながら知りませんでした…)
ただ私の家では、玄関先のモミジの木から
ぶら下がっていて頬をかすめたり、畑ではほぼ毎日収穫するスナップエンドウで
その都度2、3匹を捕殺してはいますが後は別にこれと言った被害はなく
今のところむしろブロッコリーやカリフラワーに付くアオムシの方が厄介モノです。