保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

「道がない…」途中で断念。竜王ソラテラス~竜王山~焼額山

2020年08月17日 | 新生活様式としてのトレッキング

冬のスキーで焼額山山頂の池のすぐ近くまでは
行っているはずですので、竜王側のソラテラスから歩いて
僅か5㌔ほどで辿り着くこのルートを以前から楽しみにしていました。

それがゴンドラ乗車券売場の女性スタッフに「熊の出没のため
ソラテラスのごく周辺部以外は立入禁止になっています」と
告げられて一瞬、ガックリ。

スカートや短パン&サンダル等で"楽々1770mからの眺望を楽しむ"
数多くの観光客グループ20人ほどの列に、ポールをしっかり持ち
トレッキングシューズまでバッチリのジジイがたった一人
混じっているのですから、これは山歩きに違いないと
的確に見抜かれたに違いありません。

内心、HPにそんな情報見かけなかったなぁと思いつつ
「湿原にも行かれないですが良いですか?」と念を押され
「はい、了解です」と空返事。

志賀・大沼池も、その前の飯綱山も、その他すべての山では
熊対策用のベル&ホイッスルを携行し、さらに万が一の場合は
武器にする覚悟で持参するスキーストックを改造したポールまで
携えて来たのですから、この時点で誠に申し訳ないとは思いつつ
"無視"を決め込んでいたのです。

この場所で自己責任とそれら装備の違いを主張したところで
多くが県外からお越しの皆様からは白い目で見られるだけですし
一個人に限って規制がこの場で解かれることなど望むべくもないのです。

そんな自分勝手な行動記録の投稿など止めようかと悩みましたが
帰宅後、竜王SORA terraceトップページ→NEWS→MOREと進んだ個所に
「7月23日付竜王湿原コース封鎖のお知らせ」を見つけましたので
これからお見えになる観光客の皆様に若干目に付き難いことを
お伝えする意味合いも兼ねての投稿をお許しください。

 

そして観光客の皆様の目に留まって
ヒンシュクを買わないよう
標高1780mにあるレストラン裏側の
視界に外れた個所からそっと湿原に向かう
片道1㌔のコースに入ったのが午前9時10分でした。

ほぼ1カ月間放置されているためでしょうか
湿原までの道は整備されていません。

15m程度の幅の狭いコースゲレンデに沿って
視界が遮られた細い道を20分ほど上ると
ゲレンデ左奥に湿原がありました。

700mほどの遊歩道が設置されています。

時期的にこれという花もなく
特に感動はありませんでした。


(熊追い払い用)

湿原の先1㌔はコースゲレンデを歩くことになり
斜度は緩やかですが見るべきものもありません。



50分で標高1930ⅿゲレンデ頂上のレストランに着きました。

時期的なのか、廃墟のような感じですが
冬場は営業するのでしょうか。

そしてこの周辺をウロウロしてもササが伸び放題で
どう探しても先に伸びている(はず?)の
登山道が見当たらないのです。

さらにまだ午前10時、胸付近まで茂ったササっ葉表面の
朝露によって靴もズボンもビチョビチョ

竜王山頂へも焼額山頂へも、とても行かれそうになく
紛れもない"俄かトレッカー"なのですから
無理をしてもロクなことにはならないと早々に断念。


(手前はハンモックです)

来た道をそのまま折り返して昼食のための
レストラン前の長い行列を横目に、いつもより短い15分間隔で
定員を減らし50人ずつドンドン運んでいるゴンドラで下山。

山麓駅乗車時に代表者の住所・氏名・電話番号の記入を求められ
消毒液も置かれるコロナ対策が取られています。

ちなみに1770mまで7分で上がるこのゴンドラは往復2500円
志賀高原の標高2000ⅿ付近からの冬の景色は見慣れているのですから
景色だけを見るためなら私はまず負担しない金額です。

正直ここまで来て、と不埒にも強行したトレッキングでしたが
立入禁止の登山道は道の存在すら分からなくなることを
身をもって知ると同時に、事前の現地の情報収集は
怠りなくしなければと反省仕切りの今回の山歩きになりました。

コメント
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