見えた！ 木星観察速報

見えました。すごい、これが木星か。

昨日９月２０日午後８時３０分、観測開始。

東の空の低空に明るい星を発見。きらきらと瞬いていないので恒星ではなく惑星だ。

確かに月の次に大きく明るいが肉眼では木星かどうかの判別がつかない。日ごろから星座を見る習慣がないのでいまひとつ自信がない。母を呼び「あれが木星のはずだ。この次見るチャンスはお母さんが１００歳までないよ。」と告げると、「あらそうかしら。いつもあの辺で見かけるけど。テレビや新聞でも騒いでないのでアメリカだけの話しでしょ。」とのたまわく。

これはイカンと子供用の望遠鏡を引っ張りだすが、ぜんぜんピントが合わない。そうだ観劇用のオペラ・グラス（倍率　３X２７）がある。あれで見てみよう。

「ジャーン。すっ、すごい！特徴的な横の線が何本も見える。これは間違いなく木星だー！」

既に床に入っていた母をわざわざ起こして双眼鏡を覗かせる。

「ぼーっとしてるわね。」と母。

いえ、本当ははっきり見えるのですが、なにせ年ですのでよく見えないのです。

露台にゴザをひいて蚊取り線香を焚き、冷えたビールを片手になんと１１時２０分まで、ただただ見とれてしまいました。

見つけ方。まず月の場所を確認。月を時計の中心と考えると８時位の方向の直線上にある明るく、大きな星が木星です。

時間の経過とともに場所が８時から９時の方向にやや移動。１１時２０分頃にはほぼ真上に観測できました。

双眼鏡で眺めていると木星の縞々模様が時々刻々と変化。たまに渦のように丸く見える模様も観察できました。

朝まで見ていたかったけれど、１１時頃より雲に覆われて見えなくなったため一日目の観察を終了しました。今晩もチャンス有り。

「皆さん、見ないと後悔しますよ！」

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