前日の予報では波の高さ50センチ以下で絶好の釣り日和でしたが昨日は朝方より陸上でもかなりの風が吹いていました。
海に出てみれば案の定白波が立っており、目的の漁場に行くのはひかえ河口出口付近で風の止むのを待ちながらアジを狙うことになりました。
ところがいくらやっても全然あたりなし。そこは老練のH船長、慌てず騒がず「弁当でも食って様子をみようや~?」とのたまわく。
「ヤッホー。ビールだビールだ。サッポロ黒ラベル」と即賛成の僕。
お袋が作ってくれた弁当とビールでパンパンになったお腹でゆっくりと漁場へ着いてみれば・・・あらら、我らが天○丸以外には毎日漁に出ると云う宮○丸一隻のみ。こんな風と波の強い日には年金波止場のおじさん連中は出漁しないんです。
やや強い波に揺られながら僕の竿にかかるのは河豚ばかりなんと六匹も。
「カモメが河豚を食べるか実験してみよう。」と H船長。
お腹を風船の様に膨らませた奴を「えいやっ」とカモメの近くに投げつけたところ河豚はジェット・エンジンの様に瞬く間に海中深くもぐり込みました。
想像するにお腹に溜めた空気を一気にお尻から噴出したんですね。敵もなかなかやります。
「頭を殴ってやり直し」と 船長。
ぽかりとやってえいやっ。プシューっと海中へ。また逃げられました。
「そこのトンカチで思い切り殴れ」 とまたH船長。意外と残酷。マゾとちゃうか?
ぼかっ。ことっ。えいやっ。今度は成功か?・・・・と思いきやカモメはグロッキーの河豚を一瞥しただけで完全に無視。しかとされました。
さすがは野生動物。人間は食って死なないと学習しませんが連中は見ただけで分かるのです。生き残るための知恵です。偉いな~と感心いたしました。
僕の釣果は河豚の他はアジ数匹と豆の様に小さな地鯛1尾。
H船長の釣果。アジ数匹、地鯛4尾、太刀魚ドラゴン級(胴幅指5本サイズ)1尾。
実力の差が出ました。
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