音のしっぽ

音楽のこと、娘のこと、日々のつれづれ♪

立山登山記2日目③

2006-08-11 | 歩く 寺めぐり
雄山を降りると、結構時間は経っていて、またのんびりしていられない雰囲気に。
その上、その日泊まる宿の所在地をよく調べてこなかったというのだ。

とりあえず、室堂方面へ、歩いて行くが・・・
2日間の疲れが、足にきて、特に私とsallyの足が進まない。
下りがつらい。
さらにつらいのは、室堂に近づくと、自然の道でなく、わざわざ石段にされている。
この石がつらくてつらくて、本当に進まない。登りはいいけど、わずかな下りもつらい。
sallyと、わざとバックで歩いてみた。
バックで歩くと痛くない。でも進まない。

宿は室堂のすぐそばではなかった。
結局足取りも重たく、宿に着いたのは5時。
なんと、朝7時から、5時まで歩いていたことになる。
1時間も休憩したことはないので、1日目に引き続き、予定オーバーでした。

そして、やっとの思いで着いた宿では
なんと、食中毒を出して、4日から食事停止状態になっていたのだ
宿の人たちも悲壮な感じで

素泊まり料金で、夜は、立山ホテルのカレーを用意してくれるということだった。
部屋にポットとお茶も置いてはいけないそうで、救いは、立山の水がとてもおいしいことだった。

夕食時間に食堂に行くと、いつもなら生ビールを注文できるはずだが、なにしろ宿の一切のものは出してはいけないらしい。
紙皿にプラスチックのスプーンで、立山ホテルのカレーライスをいただいた。
おかわりもできた。
chihiと私にはお肉がたくさん入っていて、パパさんとsallyには1個づつだった。
ビールなしは、ありえないので、ロビーの自動販売機まで買いに行った
自動販売機のは、いいらしい。
でも、アイスクリームは、販売してはいけない。

とにかく、このかきいれどきに大変なことをしてしまった宿でした。
トイレの全然ない、山でお腹こわしたら、悲惨ですよ~
やっぱり責任重大だわ

朝ごはんは菓子パンとジュースにしますと聞いていた。
夜8時半ころ、家族で平和にトランプをしていたら、アルバイトのお兄ちゃんたちが来て、
「朝食は、立山ホテルのバイキングを食べに行くか、菓子パンか選んでください」と言われる。
元気なときなら、ホテルのバイキングに飛びつくけど、
その歩きたくない石畳を通って、時間制限ありで行く気がしなかったので、菓子パンを選んだ。
すると、とても4人分とは思えない量の菓子パンを渡された。
思わず「多い~」と言うと、
返してもらってもいいですし、朝返してもらってもいいです・・・と
それなら、とりあえず受け取ってということに。

パンの量にしても、宿の混乱ぶりが窺える。

温泉のある宿だったので、2日間の疲れをとるため、夕方と朝方2回入った。

立山登山記2日目①

2006-08-11 | 歩く 寺めぐり
山小屋の朝は早い。4時半には電気がつき、5時には朝食のアナウンスが。
さらに早く、出かけて行った人たちもいる。

5時すぎの食事はさすがの残さない私も無理でした。
家族が食べてくれましたけど・・・

ゆっくり準備をしてたら、結局7時出発。山小屋でも最後のほう。我が家らしい。
2日目もいい天気
昨日、来た道を折り返す。
天気がいいといっても、山では午後はガスが出るので、来たときにはガスでわからなかった遠くの山々が開け美しかった。
山の花々も可愛らしく美しい。
はっきり言って、しんどい時には、花は視界に入っても見る余裕がない。

ザラ峠に到着し、これから登る山を見上げる。
かなりの急勾配
途中、下を見るのが怖いくらいの場所もあり、昨日よく下りてきたと我ながら関心する。
やはり、気の持ちようが物をいい、それと、山小屋で睡眠をとれたので、
思っていたほどつらくはなく、獅子岳まで登った。
残雪のところで、山小屋の仕事をされていた方が、スコップで雪道を整備されていた。
かなりの重労働だと思う。
何かお礼の一言を言おうと思いながら言えずに通り過ぎた。
「ありがとうございました」
画像は、その雪渓を歩くchihiとsally、見えないか・・・

1日目にも出会ったが、また雷鳥に出会う。
人慣れしているのか、逃げたりしない。
口笛を吹くと、こちらを見る。
とても可愛い顔だった。
遠くで、私の口笛に反応した、他の種類の鳥が鳴いている。
すみません。人間で
山にいると、こだまの感じが実感できる。
美しい空、山、澄んだ空気にのって、音が飛んでいく。

そうそう、スコップを掘る瞬間と、ザクザクッの音が、完全にずれて聞こえるのがわかった。

鬼岳、龍王岳の頂上は通らずにまいて進み、昨日とは違う方向へ。
一ノ越山荘へ。

ここから、有名な、観光客も登る雄山だ。
本当に観光化で、団体客も多く、どこを歩いたらいいのというくらいの人。
○○銀座、蟻の行列と言っても過言ではない。

立山へ来る前は雄山へ登るつもりだったが、昨日疲れすぎ、朝の時点で、雄山はパスすることになっていた。
ところが、獅子岳も思ったほどつらくなく、後のコースタイムも標準通りで、気を良くした私たちは、混んでいる雄山を登ることにした。
山荘の隅に重たい荷物を置いて行けるしと軽い気持ちで出発。
小学生の団体も何組かありました。
山登りに慣れてなく、落石を平気で起こす人たちもいました。

雄山は13年くらい前にも来たことがあり、観光客がサンダルばきで登っていたことを強く覚えているのですが、13年前の印象よりも急で、人が多いため道も狭く、こんなところを、サンダルで登ったあの人はどうしてるだろう・・なんて思ってしまった。
さすがに今回はサンダルの人はいませんでした。
小学生たちも、結構いい靴を履いていたので、この日のために用意したのかと思いました。
靴は大事です

気楽に荷物を置いて、Tシャツ1枚で登ったら、少し強い風が吹くと寒く、甘い考えだったと思いました。

ようやく頂上へ。約1時間
さらに、一人500円を払って、神社まで登らないと、3000メートル以上登ったことになりません。
雄山頂上 3003メートル

前にきたときはなかったと思いますが、神主さんがおられて、お祓いしていただきました。
3003メートルでのお祓い、ありがたや~~

神主さんに、いくら天気がよくても、雨具、防寒具を忘れてはいけませんと注意されました。ごもっともです。
13年前の雄山での写真は、もっと寒そうな格好をしてました。

下りは約40分。
団体客も減ってきました。