音のしっぽ

音楽のこと、娘のこと、日々のつれづれ♪

ピアノ・ソルフェージュ

2006-11-08 | ピアノ
Keyboard Theory

ピアノ学習者のための
ピアノ・ソルフェージュ(全6巻)

デーヴィッド・クレヨンビュール他著 中村菊子訳

全音楽譜


数年前に見つけて、今年ある一人の生徒を救ってくれた本です。

はじめにより
「ピアノの学習者が短い期間に、自然に、しかも音楽的に理論や和声を習得できるように書かれた新しい独創的な教本です。」


楽典が、実習することにより、体で習得できる。
頭と体が結びついた感覚を持てたようです。

「先生、今まで、全音とか半音とか、ずーっと言われてたやん。言われてたのはわかっててんけど、わかってなかってん。でも、この本でわかった」

その通り、理論と実践が結びついたようで、全音半音がわかっただけでなく、今まで全調移調を弾こうとしても、間違いだらけで、間違っても平気で弾いたり、無茶苦茶だったのが直り、全調ですらすら弾くということは、手の形も綺麗になり、音が綺麗になり、レガートが出来るようになり、いいことづくめだったのです。

この生徒ちゃん、1の指だけでなく、全部の指が、まむし指で困ってました。ある意味、手が柔らかいというか、関節がたくさんあるような感じです。ピアノランドの体操をもってしても、上手くいかず、長い道のりを経て、この本にたどりつきました。

1年前までは考えられなかったけど、この本だと作曲まで出来ちゃうのです。

今日、友達と「中学受験で、作曲が出るところがある」という話をしていて、具体的にどんな受験か知らないのに、いい加減なことは言えないけど、「この本いいかも」と思います。

全6巻だけど、まだ2巻までしか持ってないです。