ハリケーンIRUMAとMARIAの間隙を縫って 飛ぶ
40度の炎天下の徘徊は一日二万歩
修行僧のように 早朝から 深夜までひたすら彷徨う
一切の含羞を捨てた蒼くて高い宙
剥き出しの白くて長い手足、ガラス色の瞳持つ人々がさんざめく桃源郷
道化の異界人が わたしを強く抱擁する
マーメードが漂う留守宅は終日無人となり
無防備な裸形を波間に漂わせて
甘露したたる至福の部屋の住人になる
《みなが皆とは仲良くできません》
波間に墜ちた月なのです
声さえ失くしてしまったから・・
首を垂れ 目を伏せ 移り気を悔い
遠い記憶に怯え 小魚の影に囲まれて息をのむ
海藻のしつこい思慕から逃れながら憂鬱を忘れたい
旅人の帰宅は遅い
たちまちにして一死
深い眠りは死のようだ
マーメードが笑っている
今日を食べ尽くした旅人とわたしの時間が
ゆらゆら よろめきながら 水底の闇に静かに消えてゆく
40度の炎天下の徘徊は一日二万歩
修行僧のように 早朝から 深夜までひたすら彷徨う
一切の含羞を捨てた蒼くて高い宙
剥き出しの白くて長い手足、ガラス色の瞳持つ人々がさんざめく桃源郷
道化の異界人が わたしを強く抱擁する
マーメードが漂う留守宅は終日無人となり
無防備な裸形を波間に漂わせて
甘露したたる至福の部屋の住人になる
《みなが皆とは仲良くできません》
波間に墜ちた月なのです
声さえ失くしてしまったから・・
首を垂れ 目を伏せ 移り気を悔い
遠い記憶に怯え 小魚の影に囲まれて息をのむ
海藻のしつこい思慕から逃れながら憂鬱を忘れたい
旅人の帰宅は遅い
たちまちにして一死
深い眠りは死のようだ
マーメードが笑っている
今日を食べ尽くした旅人とわたしの時間が
ゆらゆら よろめきながら 水底の闇に静かに消えてゆく
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