Inception(2010)
そこはかとなくネタバレの可能性ありますので、気になる人は読まないように。
映像もすばらしいけど、それよりもストーリーが優秀。ダークナイト、メメントのクリストファー・ノーラン脚本、監督。人工的に構築された夢を利用し他人の意識を操作する技術を持った犯罪者の物語。クリストファー・ノーランお得意の、最後まで気が抜けない心理サスペンスSFアクション映画。
夢の中で私たちはそれが夢と気づかないまま自分の意思や深層心理、時として思い出せないほど深く隠された記憶を追体験する。それを利用し相手の夢 に合わせた世界を作り、そこに相手の意識を同期させることで相手の意思を操作する。そんな技術を持つ主人公コブ(ディカプリオ)。
心に問題を抱えた彼が子供達に会いたいがために挑戦する最後の仕事、それがインセプション。それは幾重にも重なった人口夢のレイヤーの奥へ偽の情報「種(シード)」を仕組み、周到に用意されたストーリーで誘導し、ターゲットが自分の意志で種を見つけたと錯覚させることによってそのアイデアを植え付けること。植えつけられた種は、一旦根付けばゆっくりと確実に深層心理の中で成長する・・・そしてポジティブな感情こそが最強の種となる。
この映画の面白さは、夢の中という特殊な状況下でいかに限られた時間でターゲットを騙すか、つまり手に汗握るコン・ゲームの面白さ。同時に進行する主人公が心に持つ傷を癒す過程を含めた見事な心理学的理論の確かさと、SF的状況設定の複雑さ&特殊さがさらにこの映画を面白くしている。
ターゲットとなるロバートは私のお気に入りアイルランド人俳優のキリアン・マーフィ。いつも遠い目をしたキリアンの死にそうな頑固親父役が英国俳優のピート・ポスルスウェイト。超豪華なんですけど普通の人はディカプリオとジョゼフ・ゴードン=レヴィットしか見てないんだろーな。役的にいい味の目立ちたがりやイームス役のトム・ハーディはどこかで見たけど、ドット・ジ・アイかな?
夢の中で夢と気づき、それを操作しようとしたことが私は何度もある。しかし、どんなに念じてもいきなり自分の望むシチュエーションには絶対ならない。誰かを出現させたいのなら、たとえばジョニー・ウィアーを出現させたいなら、まず彼が出てきてもおかしくない状況を作る必要がある。ここはスケートリンクだスケートリンクの控え室が突き当たりにあって私はそこに用事があって偶然ドアを開けてしまうんだ・・・って細かくお膳立てしないと上手くいかない。そしてドア開けてジョニーがいるかって?成功確立は50%以下かな?そこにジョニーが居ると自分の深層心理が自然な形で納得しない限り駄目。そしてこれは映画の中で説明されるインセプションの理論とほぼ同じなんだー。
ストーリー複雑すぎて何がなんだかわからなくなっちゃう部分もあるし、細部のつじつま合ってなかったり肝心のシードが目的を果たせるほど効果があるとは思えないんだけど、そんなことどうでもいい!と言わせる勢いは凄い。今年の最高傑作のひとつ。マトリックスには負けるけど。
さらに無茶苦茶小難しいマトリックス論はこちら:
現実と仮想の境目で(脳の情報分析能力が肉体に及ぼす影響についての考察):マトリックス(1999)
そこはかとなくネタバレの可能性ありますので、気になる人は読まないように。
映像もすばらしいけど、それよりもストーリーが優秀。ダークナイト、メメントのクリストファー・ノーラン脚本、監督。人工的に構築された夢を利用し他人の意識を操作する技術を持った犯罪者の物語。クリストファー・ノーランお得意の、最後まで気が抜けない心理サスペンスSFアクション映画。
夢の中で私たちはそれが夢と気づかないまま自分の意思や深層心理、時として思い出せないほど深く隠された記憶を追体験する。それを利用し相手の夢 に合わせた世界を作り、そこに相手の意識を同期させることで相手の意思を操作する。そんな技術を持つ主人公コブ(ディカプリオ)。
心に問題を抱えた彼が子供達に会いたいがために挑戦する最後の仕事、それがインセプション。それは幾重にも重なった人口夢のレイヤーの奥へ偽の情報「種(シード)」を仕組み、周到に用意されたストーリーで誘導し、ターゲットが自分の意志で種を見つけたと錯覚させることによってそのアイデアを植え付けること。植えつけられた種は、一旦根付けばゆっくりと確実に深層心理の中で成長する・・・そしてポジティブな感情こそが最強の種となる。
この映画の面白さは、夢の中という特殊な状況下でいかに限られた時間でターゲットを騙すか、つまり手に汗握るコン・ゲームの面白さ。同時に進行する主人公が心に持つ傷を癒す過程を含めた見事な心理学的理論の確かさと、SF的状況設定の複雑さ&特殊さがさらにこの映画を面白くしている。
ターゲットとなるロバートは私のお気に入りアイルランド人俳優のキリアン・マーフィ。いつも遠い目をしたキリアンの死にそうな頑固親父役が英国俳優のピート・ポスルスウェイト。超豪華なんですけど普通の人はディカプリオとジョゼフ・ゴードン=レヴィットしか見てないんだろーな。役的にいい味の目立ちたがりやイームス役のトム・ハーディはどこかで見たけど、ドット・ジ・アイかな?
夢の中で夢と気づき、それを操作しようとしたことが私は何度もある。しかし、どんなに念じてもいきなり自分の望むシチュエーションには絶対ならない。誰かを出現させたいのなら、たとえばジョニー・ウィアーを出現させたいなら、まず彼が出てきてもおかしくない状況を作る必要がある。ここはスケートリンクだスケートリンクの控え室が突き当たりにあって私はそこに用事があって偶然ドアを開けてしまうんだ・・・って細かくお膳立てしないと上手くいかない。そしてドア開けてジョニーがいるかって?成功確立は50%以下かな?そこにジョニーが居ると自分の深層心理が自然な形で納得しない限り駄目。そしてこれは映画の中で説明されるインセプションの理論とほぼ同じなんだー。
ストーリー複雑すぎて何がなんだかわからなくなっちゃう部分もあるし、細部のつじつま合ってなかったり肝心のシードが目的を果たせるほど効果があるとは思えないんだけど、そんなことどうでもいい!と言わせる勢いは凄い。今年の最高傑作のひとつ。マトリックスには負けるけど。
さらに無茶苦茶小難しいマトリックス論はこちら:
現実と仮想の境目で(脳の情報分析能力が肉体に及ぼす影響についての考察):マトリックス(1999)
フィッシャー爺ちゃんはよく見る人ですねえ。
そうかあ、ダークナイトの人の脚本・監督だったのかあ。
しかし、細かいトコも含めよくわからないとこがちょいちょいありました。
もう一回観てわかるはわかんないけど、もう一回観たい!
やっぱりジョセフ・ゴードン=レヴィットですか?なんかバカ正直ででも憎めない男の役でしたね。
で、やっぱりストーリー判らなくなりましたよね。あれわざとですよね!見た人みんな途中で判らなくなったって言ってますから。
私もあとからダークナイトの監督だって知って、そうか、と納得しましたよー
ではでは!
http://features.movies.jp.msn.com/special/inception1008/default.htm
細かいところで少し納得できます。
参考までに☆
ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、River Runs Through Itに子役で出てたんですね。
私この映画大好きなんでDVD持ってるんですけど、確認したらいまのまんまちーっちゃくなっただけでした(笑)
いやあ、カワイイ。今も昔も。
インセプション、もう一回観ちゃいそう。
ホントに。
途中から独楽の設定が無視されて、わざと夢も現実もわからなくして展開していくのが面白かったよね。
デカプーは相変わらず精神病んでいて、その精神疾患具合が迫力満点。
無敵ですよ。
後半はチームアクション物のノリでスゲー楽しかった。
廊下でゴロンゴロンと転がり回るアクションはナイスだったなー。
ストーリーとか良くわかんなかったけど、見ている間異常に興奮してた気がする。
もう一回観たい。
判らなかった人が多いんですよね!
ありがとうございます、あとで見に行ってみます!
へえ、彼はRiver Runs Through Itに出てましたか?
子役ですか。
子役顔というか、ちょっと地味な顔なのがかえて印象いいです。
キリアン可愛かったです(だれも聞いてない!)!!
ではでは
うわさ通りの傑作でしたね。
失望しませんでした!
訳分からなくなってもそこがまた面白いというか、あの最後のコマの所がね~
>廊下でゴロンゴロンと転がり回るアクションはナイスだったなー。
あの無重力のシーンは映画のクライマックスって言ってよいでしょ!
デカプーはいい俳優になりましたね。
目つきが良い。ちょっと狂った感じ?
ではでは