Che The Argentine/Che Guerrilla
キューバ革命の指導者、エルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ)の半生をキューバ革命を描いた「チェ 28歳の革命」と、ボリビアでの戦いと最後を描いた「チェ 39歳 別れの手紙」の2部作で。ゲバラをベニチオ・デル・トロが熱演、歴史的史実を丹念にドキュメンタリーの様に追った伝記映画。
アルゼンチン人のエルネスト・ゲバラはメキシコでカストロと出会い、バティスタ政権を倒す7月26日運動に参加します。山に潜伏し、ゲリラ戦を行うゲリラ軍の中で、ゲバラは指導力と行動力を発揮し司令官となりサンタ・クララを制圧、キューバ革命への道を開きます。
キューバ革命後、新政府の官僚となったゲバラは、新たな活動の場を求め、軍事独裁政権下のボリビアへ。そこで武力革命を起こすのですが、ボリビア共産党の援助が受けられず、厳しい自然の中で苦戦を強いられます。アメリカの援助を受けたボリビア軍は、圧倒的な数でゲバラの部隊を壊滅させるべく、一掃作戦を実行、ゲバラは捕えられ処刑されたのでした。
こちら本物のゲバラ。ベニチオより××××かもしれない。
ゲバラって誰?「キューバ革命の指導者」です。って常識なのかと思ってましたが、そうでもないようで。私はBBCのゲバラについてのドキュメンタリーを見たし、ゲバラがどうして共産主義に興味を持っていったのかがうかがえる「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見たから有る程度分かっていましたが、共産主義やキューバ革命ってどうも日本人には歴史的な知識が不足している分野ですよね。この映画は判りやすくエンターテイメント化したハリウッド映画ではありませんので、ほとんどがスペイン語、状況説明一切無し、人物の説明もキャプションもなし。日付と場所が表示されるだけ。しかもみんな似たような顔と髭と服装で、さすがに誰が誰だか判らなくなります。なので見る方は最低知識を得ておくことをお勧めします。
古谷一行に似てるんですけどねぇ。
共産主義自体には共感しないけれど、政府に搾取される農民を救いたい、貧困を無くしたいという気持ちは共感できます。このゲバラという人物は、世の中から貧困を無くすためには政府を武力で倒すことが必要だと本気で信じていた男なんですね。キューバ革命では人々が志を同じくして、自分の国のために命をかけて戦う、だから革命は成功した。
カストロの弟ラウルにロドリゴ・サントロ。全然判りませんでした・・・みんな同じような髭でねぇ。
「チェ 28歳の革命」は、そのキューバ革命をゲバラがどう戦ったかを中心で、国が大きく運命を変える歴史的なうねりが映画の核にあり、見応え十分。ゲバラの行動力や志の高さ、厳しさや指導力、どれも歴史を変えた指導者の迫力。デルトロも噂通り熱演で、仕草の一つ一つやしゃべり方も研究したんでしょうね。実際のゲバラも非常に魅力的な男だったらしいのですが、デルトロもカリスマ性を感じさせる演技です。
対して「チェ 39歳 別れの手紙」は、「チェ 28歳の革命」がゲバラの栄光の歴史だとすると、ゲバラの挫折の半生。この2本は対なのですが、「チェ 28歳の革命」を見ておけば「チェ 39歳 別れの手紙」はストーリーを読むだけでいいかなあ、と。なにしろボリビアの人民を救いたいと命を賭けて革命軍を指導するのですが、政府軍に追われ、食料も無く、過酷な状況の中で革命は失敗、映画のほとんどがジャングルの中での苦戦で、結末が判っているだけに見ているこちらも辛いのですよね。ゲバラが捕まるイゲラ村が出て来た時、「ああやっとイゲラ村だ」とほっとしたくらいで。デルトロも「チェ 28歳の革命」にくらべかなり疲れた感じ。
こんなジャングルを進むの、大変です。
でもベニチオはかっこいいです♪特に後ろ姿のお尻がいい!って友人とチェック入れてました♪
「チェ 39歳 別れの手紙」の最初の変装は頂けませんが・・・
キューバ革命の指導者、エルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ)の半生をキューバ革命を描いた「チェ 28歳の革命」と、ボリビアでの戦いと最後を描いた「チェ 39歳 別れの手紙」の2部作で。ゲバラをベニチオ・デル・トロが熱演、歴史的史実を丹念にドキュメンタリーの様に追った伝記映画。
アルゼンチン人のエルネスト・ゲバラはメキシコでカストロと出会い、バティスタ政権を倒す7月26日運動に参加します。山に潜伏し、ゲリラ戦を行うゲリラ軍の中で、ゲバラは指導力と行動力を発揮し司令官となりサンタ・クララを制圧、キューバ革命への道を開きます。
キューバ革命後、新政府の官僚となったゲバラは、新たな活動の場を求め、軍事独裁政権下のボリビアへ。そこで武力革命を起こすのですが、ボリビア共産党の援助が受けられず、厳しい自然の中で苦戦を強いられます。アメリカの援助を受けたボリビア軍は、圧倒的な数でゲバラの部隊を壊滅させるべく、一掃作戦を実行、ゲバラは捕えられ処刑されたのでした。
こちら本物のゲバラ。ベニチオより××××かもしれない。
ゲバラって誰?「キューバ革命の指導者」です。って常識なのかと思ってましたが、そうでもないようで。私はBBCのゲバラについてのドキュメンタリーを見たし、ゲバラがどうして共産主義に興味を持っていったのかがうかがえる「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見たから有る程度分かっていましたが、共産主義やキューバ革命ってどうも日本人には歴史的な知識が不足している分野ですよね。この映画は判りやすくエンターテイメント化したハリウッド映画ではありませんので、ほとんどがスペイン語、状況説明一切無し、人物の説明もキャプションもなし。日付と場所が表示されるだけ。しかもみんな似たような顔と髭と服装で、さすがに誰が誰だか判らなくなります。なので見る方は最低知識を得ておくことをお勧めします。
古谷一行に似てるんですけどねぇ。
共産主義自体には共感しないけれど、政府に搾取される農民を救いたい、貧困を無くしたいという気持ちは共感できます。このゲバラという人物は、世の中から貧困を無くすためには政府を武力で倒すことが必要だと本気で信じていた男なんですね。キューバ革命では人々が志を同じくして、自分の国のために命をかけて戦う、だから革命は成功した。
カストロの弟ラウルにロドリゴ・サントロ。全然判りませんでした・・・みんな同じような髭でねぇ。
「チェ 28歳の革命」は、そのキューバ革命をゲバラがどう戦ったかを中心で、国が大きく運命を変える歴史的なうねりが映画の核にあり、見応え十分。ゲバラの行動力や志の高さ、厳しさや指導力、どれも歴史を変えた指導者の迫力。デルトロも噂通り熱演で、仕草の一つ一つやしゃべり方も研究したんでしょうね。実際のゲバラも非常に魅力的な男だったらしいのですが、デルトロもカリスマ性を感じさせる演技です。
対して「チェ 39歳 別れの手紙」は、「チェ 28歳の革命」がゲバラの栄光の歴史だとすると、ゲバラの挫折の半生。この2本は対なのですが、「チェ 28歳の革命」を見ておけば「チェ 39歳 別れの手紙」はストーリーを読むだけでいいかなあ、と。なにしろボリビアの人民を救いたいと命を賭けて革命軍を指導するのですが、政府軍に追われ、食料も無く、過酷な状況の中で革命は失敗、映画のほとんどがジャングルの中での苦戦で、結末が判っているだけに見ているこちらも辛いのですよね。ゲバラが捕まるイゲラ村が出て来た時、「ああやっとイゲラ村だ」とほっとしたくらいで。デルトロも「チェ 28歳の革命」にくらべかなり疲れた感じ。
こんなジャングルを進むの、大変です。
でもベニチオはかっこいいです♪特に後ろ姿のお尻がいい!って友人とチェック入れてました♪
「チェ 39歳 別れの手紙」の最初の変装は頂けませんが・・・
デルトロファンのワタクシといたしましては、必ずや抑えておかないとダメだとは思うんですけどね・・
実はまだどっちも見ていないんですよ。
ゲバラという人物に対しての基礎知識がないからでしょうか?『モーターサイクル・ダイヤリーズ』を見ただけじゃダメなんじゃないかなぁ・・なんて思っていたら見逃してしまっています。
あっそうそう、友人も『古谷一行に見えてしょうがなかった』と申しておりましたわ。
あのヘアスタイルのせいですかね??
なんか怪しいむっさい男の役のデルトロが見たいんだけど、最近そんな役しませんよね?
残念でしょーがない!
>デルトロファンのワタクシといたしましては、必ずや抑えておかないとダメだとは思うんですけどね・・
私もそう思って勇んで見に行きました。
28歳の革命はかっこいいベニチオでお勧めです。
老けた28歳なのは私は気にしません!!
>ゲバラという人物に対しての基礎知識がないからでしょうか?
私はBSでドキュメンタリーを見たことがあったので、基礎知識はあったつもりですが、
それでも判らない部分が一杯ありました。
基礎知識の無かった友人は、「マルクス主義って?」「キューバは社会主義なの?」
「あのひとキューバ人じゃないの?」とかなり混乱していたようです。
私は同じような登場人物が多くて混乱しました・・・
『モーターサイクル・ダイヤリーズ』は見ても見なくても、ストーリーを理解するのには関係ないかもしれませんねえ。
ガエルは可愛いんですけどねえ。
>友人も『古谷一行に見えてしょうがなかった』と申しておりましたわ。
やっぱり。私はそう言われれば随分似てるわ!と思いましたが、
ベニチオはベニチオでした。
>なんか怪しいむっさい男の役のデルトロが見たいんだけど、最近そんな役しませんよね?
スナッチの情けない男役とか、大好きですよ~!
私の中ではやんちゃな不良、がぴったりなんですけど。