大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

テレメンタリー

2009年05月03日 | ノンジャンル
 健太くんのドキュメンタリー番組を見ました。

 1時間くらいかと思っていましたが、30分ものでしたね。その中で(30分しかないのに)とてもよくコンパクトにまとめられていたと思います。

 「人なつこい」健太くんの姿と当事者の視点が重なって気持ちよく見ることができました。お母さんの歯切れの良いお話も分かりやすかったですね。
 何よりも、社会的な支援で解決が求められる問題という視点で、私たちの行動もおりまぜながら問題を提起していたのも良かったと思います。
 とりあえずの感想です。皆さんはいかがでしたか?

 更に言えば、もっともっと時間があれば支援を切実に求めている「困っている子」の視点で抱えている問題の深刻さ(かなり掘り下げてありました)と、昨日ブログにも書いた彼自身が「自己肯定感」を回復(形成)する過程や「本当の学力」とは何かということにも言及していただきたかった。そして、そのことが今の教育(公教育とは言いません)が本来の教育的機能を回復することにつながるヒントを提起することにもなったのではないでしょうか。

 私たちが訴えているのは建物、教育環境の問題だけではなく学力テストなどで子どもたちを競争に追い立て、排除する今の教育の内容・システムを変える必要性です。知事さんのインタビューもありましたが、ご自身が学力テストの点を上げるために自治体や学校ごとの「成績」を公表して、点数が低いところには予算を手控えるぞというような競争をあおる行政のやり方がいいのかどうか、そこのところも見直していただきたい。卒業までの12年間を特別教室もない、間仕切り教室など貧しい環境で我慢を強いられてきた子どもたちへの府政の対応を真剣になって改めていただくことを期待したいです。

 特集番組が企画されているそうですが、是非放映して欲しいし、引き続き積み重ねていって欲しいですね。そのためにも、テレビを見られた方は感想を番組当てに送りましょうね。
 頑張っていい番組を作っていただいた西村さん他に拍手!

 今から渋滞の合間をぬって高速を走ります。