いやぁー、暑い一日でした。
プレールームはムンムンムシムシ、汗びっしょりなので、エアコンをつけさせていただきました。
子どもたちは結構ストレスがたまっている様子。午後からは、思案の末に公園へレッツゴー!
スタッフのBさんが作業所のバザーで200円で買ってきた三輪つきのスクーター。Hくんが廊下で乗り回してご機嫌でした。
10時半頃になって、さぁ♪「うたってドンドン」するよー!と呼びかけても誰も乗ってきません。学校が休みでなかった子も含めてホントにストレスがたまっているんだ。とにかく身体がウズウズしているようです。縄跳びの縄を持ち出して、綱引きが始まりました。三人とも名前がHくんですが、何度もやっている内に私寄りのHくんが「縄を引き続ける」というやり方を覚えてからは、ものすごい力が入り3人にはかないませんでした。10回目くらいには総出で綱引き大会に発展していました。いつもは「やりたいのに傍観者」のMちゃんもすべり台の上からでしたが私に味方してくれました。
まだまだあそび足りなくて、私をグルグル巻きにして楽しんでいました。
久しぶりにやってきたKさんは少し疲れ気味だったのか、食後は毛布にくるまって昼寝に入り、お楽しみの公園あそびには参加できませんでした。
午前は来るなり、ボールプールの不揃いのボールを選り分けて、大きいボールだけにしてくれていました。ごちゃごちゃしていた本棚もきちんと整理整頓してくれました。Kさんはぽぽろの図書係(勝手に決めている)です。
Kくんは今日はいつもと様子が違います。友だちを追いかけはするものの後ろからデンと押したりはしません。どちらかと言えば向き合って顔を見つめ、両手をグーにして叩き合わせる姿が多く見られるようです。「○○してちょうだい」のサインなのです。関わり方がいい方向に変化してきたのだろうか?
「バルーンで遊ぼう!」とかなりしつこく誘っては逃げられていましたが、ことばかけだけで自分から乗ったこともありました。これは嫌がっているんだ!
さて、この日のメインのはずだった新ボールプールあそび。子どもたちは決してこちらが期待したとおりにはやってくれません。学校だと、起こりうることを想定し対策を立てた上で、「やらしてみようホトトギス」「やるまで待とうホトトギス」でしょうが、学童保育はいいように言えば「臨機応変、子どもの動きを尊重して好きなように」、悪く言えば「場当たり的に」やります。
私の影に隠れているのはボールを蹴散らして木枠の外に出して遊ぶTくん。出したり入れたりのいたちごっこでした。それでも、「入れてちょうだい」にちゃんと応えてアリバイ的に入れていました…。箱の中は「ボクは乗る人」のMちゃん。たまにはお片づけしてよ!いたずら大好きだからせっかく片づけたャ潟oケツをひっくり返して「やったぜー、アッカンベー」とやっておりました。
このマットはいただいた低反発マット。Hくんのアイデアです。広げて飛び込むとスルスルとすべるのですが、船には見立ててくれません。すぐに横になる子どもたちです。微動だにしませんでした。しかし、寝るととっても気持ちよかったです。
今日のRくんはきっと、ずっとブランコを乗り回しているMくんを恨めしそうに「背中の目」で見つめていたのでしょう。お弁当の時間だよーにやっと応えて、遊びから人が引き始めるやちゃんとブランコに乗って、踏み台をはずして向かいの席に足を放り投げてこぐMくんの真似をしていました。
午後は人もまばらな公園へ。
Hくんは「困ったときのボランティア」の一人Kさん(市立特別支援学校)が気に入って独り占め。結局、2人でカラーボールのかけ合いをして公園には行きませんでした。Mちゃんは「パパママ、ムニャムニャ…」と言いながら「手話」で4角形を作ります。どうもこれは「両親がお迎えに来るので私は行きませんよ」と主張していると勝手に解釈してぽぽろに残しました。あとでスタッフのKさんが教えてくれました。4角形はカセットで、それを買いに行くということだったらしい。Kさんは眠り込んで、声をかけても起きませんでした。
「Kちゃんはぽぽろではなく公園に遊びに来たのよ」というスタッフのSさんと真っ先に公園に出かけたのはKちゃん。砂山を作ってトンネルをくぐらせている機関車は「パーシィー」だ!トーマス以外にやっと一つ名前を覚えました。ちなみに、私は彼の機関車の修理工になっているようです。この日は車輪のねじれたゴム輪を直せと言いつけられました。時々分解したりしています。
いつもは遊具や砂・水などへの興味よりは友だちを追いかけて背中を押して反応を楽しむ「困った子」。お母さんもお悩みです。確かに「Kちゃん!!ダメ」などと言うとやめて座り込んだりはします。学校でも先生が言えばやめるそうです。でも、それだけでは当のKちゃんにとっては何の解決にもならない。確かにKちゃんの関わり方は問題だけど、「友だちと遊びたい」と強く思う結果の行動なのだから、関わり方が変わるように、友だちとやりとりして遊んだり、友だちのやっていることや物に関心が向くように関わってきました。勿論、押された子が怪我しないように特に公園などでは慎重に横につきながらです。
この日はぽぽろでは先に述べたとおりです。公園でも、すごーい!「すべり台に登ろう!」に応えて先に登り、4~5回もすべって遊びました。
いつまでも、教師や親が横についていて叱ったり制止したりはできません。結局のところ友だちの中で行動を自らコントロールし関係を発展させたり、楽しい遊びを見つけ、楽しさ体験を積み上げる以外にはないと思うのです。対処療法ではなくて、今苦労することは必ず生きてくるし、青年や大人になってからやり直すのには何倍もの時間やエネルギ≠K要とする問題だからと思うのです。
1年前の話ですが、確か手が足りないときにはKちゃんはワゴン車に乗せていました。ワゴン車からは出ないし、安心だから。するとそういう安易な方法に慣れて来るんですよね。でも、「問題行動の裏には発達要求あり」ですもんね。
Kちゃん、Hくんの至福のひとときです。
スタッフのKさんからの伝言。「今日のドラマ。あれほど写真を撮られるのを嫌がってたMちゃんが、『写真撮っていいでぇー』とわざわざ立ち上がって
しました。Tさんに付き合ってもらって嬉しかったのか、自己肯定の気持ちが育ってるのかなぁと思いました。」
ず~っと根気よく聞いてくれたボランティア(支援学校)のTさん、ありがとう。Mちゃんには今こういう人が必要なのです。いつも、人手が足りないときにご近所のよしみで駆けつけてくれる「困ったときのボランティア」さんです。
「まったり、のんびり、ゆっくり話した」というTさんに聞いてみると、Mちゃんは新型インフルエンザで休校中に家でお母さんと色んなケーキやムースとかを一緒に作ったとか、料理を手伝ってみんながおいしいおいしいと言って食べてくれたとか、学校の友だちのことなどを話してくれたそうです。スクーターに乗ったHくんにはTさんをとられないようにしながらも、「足をピンと伸ばして乗るとまっすぐ走れる」とかアドバイスしていたそうです。
これもKさんから。「幼児用ブランコにすぐさま乗ったRくん。声は出しませんが、私の方を見て、手招きしました。めちゃくちゃ感動です。そのあと、普通のブランコに乗って、またまた手招き。そばにいたボランティアさんが押そうとすると違うと言って、私の近くに来ての手招きでした。
」
今日も木陰ではシャボン玉。KちゃんとMくんが興じていました。
プレールームはムンムンムシムシ、汗びっしょりなので、エアコンをつけさせていただきました。
子どもたちは結構ストレスがたまっている様子。午後からは、思案の末に公園へレッツゴー!
スタッフのBさんが作業所のバザーで200円で買ってきた三輪つきのスクーター。Hくんが廊下で乗り回してご機嫌でした。
10時半頃になって、さぁ♪「うたってドンドン」するよー!と呼びかけても誰も乗ってきません。学校が休みでなかった子も含めてホントにストレスがたまっているんだ。とにかく身体がウズウズしているようです。縄跳びの縄を持ち出して、綱引きが始まりました。三人とも名前がHくんですが、何度もやっている内に私寄りのHくんが「縄を引き続ける」というやり方を覚えてからは、ものすごい力が入り3人にはかないませんでした。10回目くらいには総出で綱引き大会に発展していました。いつもは「やりたいのに傍観者」のMちゃんもすべり台の上からでしたが私に味方してくれました。
まだまだあそび足りなくて、私をグルグル巻きにして楽しんでいました。
久しぶりにやってきたKさんは少し疲れ気味だったのか、食後は毛布にくるまって昼寝に入り、お楽しみの公園あそびには参加できませんでした。
午前は来るなり、ボールプールの不揃いのボールを選り分けて、大きいボールだけにしてくれていました。ごちゃごちゃしていた本棚もきちんと整理整頓してくれました。Kさんはぽぽろの図書係(勝手に決めている)です。
Kくんは今日はいつもと様子が違います。友だちを追いかけはするものの後ろからデンと押したりはしません。どちらかと言えば向き合って顔を見つめ、両手をグーにして叩き合わせる姿が多く見られるようです。「○○してちょうだい」のサインなのです。関わり方がいい方向に変化してきたのだろうか?
「バルーンで遊ぼう!」とかなりしつこく誘っては逃げられていましたが、ことばかけだけで自分から乗ったこともありました。これは嫌がっているんだ!
さて、この日のメインのはずだった新ボールプールあそび。子どもたちは決してこちらが期待したとおりにはやってくれません。学校だと、起こりうることを想定し対策を立てた上で、「やらしてみようホトトギス」「やるまで待とうホトトギス」でしょうが、学童保育はいいように言えば「臨機応変、子どもの動きを尊重して好きなように」、悪く言えば「場当たり的に」やります。
私の影に隠れているのはボールを蹴散らして木枠の外に出して遊ぶTくん。出したり入れたりのいたちごっこでした。それでも、「入れてちょうだい」にちゃんと応えてアリバイ的に入れていました…。箱の中は「ボクは乗る人」のMちゃん。たまにはお片づけしてよ!いたずら大好きだからせっかく片づけたャ潟oケツをひっくり返して「やったぜー、アッカンベー」とやっておりました。
このマットはいただいた低反発マット。Hくんのアイデアです。広げて飛び込むとスルスルとすべるのですが、船には見立ててくれません。すぐに横になる子どもたちです。微動だにしませんでした。しかし、寝るととっても気持ちよかったです。
今日のRくんはきっと、ずっとブランコを乗り回しているMくんを恨めしそうに「背中の目」で見つめていたのでしょう。お弁当の時間だよーにやっと応えて、遊びから人が引き始めるやちゃんとブランコに乗って、踏み台をはずして向かいの席に足を放り投げてこぐMくんの真似をしていました。
午後は人もまばらな公園へ。
Hくんは「困ったときのボランティア」の一人Kさん(市立特別支援学校)が気に入って独り占め。結局、2人でカラーボールのかけ合いをして公園には行きませんでした。Mちゃんは「パパママ、ムニャムニャ…」と言いながら「手話」で4角形を作ります。どうもこれは「両親がお迎えに来るので私は行きませんよ」と主張していると勝手に解釈してぽぽろに残しました。あとでスタッフのKさんが教えてくれました。4角形はカセットで、それを買いに行くということだったらしい。Kさんは眠り込んで、声をかけても起きませんでした。
「Kちゃんはぽぽろではなく公園に遊びに来たのよ」というスタッフのSさんと真っ先に公園に出かけたのはKちゃん。砂山を作ってトンネルをくぐらせている機関車は「パーシィー」だ!トーマス以外にやっと一つ名前を覚えました。ちなみに、私は彼の機関車の修理工になっているようです。この日は車輪のねじれたゴム輪を直せと言いつけられました。時々分解したりしています。
いつもは遊具や砂・水などへの興味よりは友だちを追いかけて背中を押して反応を楽しむ「困った子」。お母さんもお悩みです。確かに「Kちゃん!!ダメ」などと言うとやめて座り込んだりはします。学校でも先生が言えばやめるそうです。でも、それだけでは当のKちゃんにとっては何の解決にもならない。確かにKちゃんの関わり方は問題だけど、「友だちと遊びたい」と強く思う結果の行動なのだから、関わり方が変わるように、友だちとやりとりして遊んだり、友だちのやっていることや物に関心が向くように関わってきました。勿論、押された子が怪我しないように特に公園などでは慎重に横につきながらです。
この日はぽぽろでは先に述べたとおりです。公園でも、すごーい!「すべり台に登ろう!」に応えて先に登り、4~5回もすべって遊びました。
いつまでも、教師や親が横についていて叱ったり制止したりはできません。結局のところ友だちの中で行動を自らコントロールし関係を発展させたり、楽しい遊びを見つけ、楽しさ体験を積み上げる以外にはないと思うのです。対処療法ではなくて、今苦労することは必ず生きてくるし、青年や大人になってからやり直すのには何倍もの時間やエネルギ≠K要とする問題だからと思うのです。
1年前の話ですが、確か手が足りないときにはKちゃんはワゴン車に乗せていました。ワゴン車からは出ないし、安心だから。するとそういう安易な方法に慣れて来るんですよね。でも、「問題行動の裏には発達要求あり」ですもんね。
Kちゃん、Hくんの至福のひとときです。
スタッフのKさんからの伝言。「今日のドラマ。あれほど写真を撮られるのを嫌がってたMちゃんが、『写真撮っていいでぇー』とわざわざ立ち上がって

ず~っと根気よく聞いてくれたボランティア(支援学校)のTさん、ありがとう。Mちゃんには今こういう人が必要なのです。いつも、人手が足りないときにご近所のよしみで駆けつけてくれる「困ったときのボランティア」さんです。
「まったり、のんびり、ゆっくり話した」というTさんに聞いてみると、Mちゃんは新型インフルエンザで休校中に家でお母さんと色んなケーキやムースとかを一緒に作ったとか、料理を手伝ってみんながおいしいおいしいと言って食べてくれたとか、学校の友だちのことなどを話してくれたそうです。スクーターに乗ったHくんにはTさんをとられないようにしながらも、「足をピンと伸ばして乗るとまっすぐ走れる」とかアドバイスしていたそうです。
これもKさんから。「幼児用ブランコにすぐさま乗ったRくん。声は出しませんが、私の方を見て、手招きしました。めちゃくちゃ感動です。そのあと、普通のブランコに乗って、またまた手招き。そばにいたボランティアさんが押そうとすると違うと言って、私の近くに来ての手招きでした。

今日も木陰ではシャボン玉。KちゃんとMくんが興じていました。