大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

Cakeづくり

2011年12月26日 | 児童デイサービス
23日 ぽぽろのクリスマス会
 昨年より、少しバージョンアップしたぽぽろのクリスマスツリーですkirakira
この手作り感がぽぽろらしくてこだわりたいところです

 今回、中学生の取り組みとして、Cakeづくりを企画しました。メンバーは、Kaにいちゃん、Kaくん、Suくん、まだ六年生ですが、Ta兄にも参加してもらうことになりました。男の子ばかりの4人のメンバーです。この提案、ちょっと拒否られるかと思いながら、「
今日、中学生メンバーで、Cakeを作ってもらいたいんだけど・・・」に一番やる気を出してくれたのがTa兄「是非、やらせて下さい!!」との返事。その言葉通り、Cakeづくりの現場では、リーダーぶりを発揮していたらしい。

              



 これは、Cakeの上にのせるサンタ。Kaにいちゃんは職人のように、「生クリームもっとつけた方がいいで。」とか手際よく細かい作業をこなしていました。

            
 小一時間くらいして、こんな素敵なCakeができあがりました
             
 完成したCakeを皆にお披露目!
              
 おやつの時間、さあ、皆の待つテーブルへ。
 落とさないようにTa兄が運びます。ところがっ・・・・まさか、まさかのハプニング!
 呆然と立ちすくむTa兄。そのわけは・・・
 やりたいことを止められた、Koちゃんが、腹を立てちょうど振り返ったとき、Cakeが目に入り、「バン!」と払い落してしまったのです。
 「みんなに謝れ!ー」と涙をためて怒りをこらえるTa兄。午前中から作り、午後まで守り抜いていた?Cakeが、一瞬のうちにサンタの形もなくなってしまいました。スタッフHiさんに、「わざとじゃないんだからね。」と言われても「違う!!わざとだ!!」と納得のいかないTa兄。「見てやった。!!違う。わざとだ。」しばらく、怒りはおさまらず、同様に関わってきたスタッフTも、ショックで立ちすくんでしまっていました

 他のスタッフや、Cakeづくりを一緒にしていたSuくんも「大丈夫、大丈夫」とTa兄を励まし、食べられる部分を集めました。Ta兄は、周りの雰囲気に救われたようで、気を取り直し、Cakeをカットしてくれました。「今日は12人」と事務所におられたI先生から、紙にどうしたら均等に分けられるか、紙に書いてもらい、イメージトレーニングをしていたようでした。下の綺麗にカットされたCakeはその練習の賜物です。お見事!!
       



 す

 顔を上げると、廊下にいたはずのRiくんが、ケーキ皿に自分でCakeをよそっているではないですか。Cake、好きだったのですね。
 そんなこんなで、cakeづくりひとつにしても、いろんなドラマがあります。
今回は、偶然、男の子だけのクッキングでしたが、いつもは見えない一面が見れたり、またこんな取り組みを考えていきたいぁ。とおもった一日でした。
 余談ですが、Ta兄に怒られたKoちゃんですが、あの後、「Cake=I」と言ってぽぽろのお父さんに甘えて行っていたようです