大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

まるごとワーク展

2010年08月22日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 今日からヤンボラ合宿。テントも積み込みました。行って来まぁーす。

 その合宿にも参加するTさんの通う作業所ワークセンター豊中の「まるごとワーク展」の案内が届きましたので紹介させていただきます。
 彼の作品も出展されます。
 小さいパトカーが並んだ絵柄のTシャツも販売されているのですが、今回は何故か彼はなかなかぽぽろで販売活動をしません。もう夏も終わりに近づいているというのに…、どうしてだろうね?



ヤンボラ第三回びわこ夏合宿

2010年08月21日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 明日の22日(日)~23日(月)までヤンボラ合宿に行ってきます。参加するヤングは過去最高の10名、そしてスタッフが5名です。場所はスタッフのHi邸(ログハウス)をベースにした「北小松」周辺です。
 去年の様子はこちら

 22日は昼食後に「自己紹介と自分の目標発表、役割分担・部屋割り・日程などの確認」。休憩後は「水遊び・釣り・昼寝など」各自選択。「夕食準備・夕食・片づけ」。「交流(しゃべり場)」とあり、「夕食後に各自適時シャワー、日付の変わらないうちに寝ようではないか」とある…。

 23日は起床後「滝見?」「朝食づくり・朝食・片づけ」。その後「自由」。午後は「昼食作り・昼食・片づけ」、時間があれば「自由」。そして、「総片づけ」「ミーティング」とある。

 今回の特徴は企画・運営はすべてヤング中心であることだとか…。楽しみです。ヤンボラ・ヤンクラ担当のヤングスタッフのSyaくんも初参加です。同世代として大いに語り合ってください。

 私は希望をかなえられて、ただの荷物運搬用運転手(しかも、一人で)、ただの役に立たない「おっさん」です。スタッフの配慮に感謝申し上げます。熱中症が恐いので今回だけは琵琶湖のほとりで酔いつぶれるなんてことにはならんように心がけます。

 それでは行って来まぁーす。

 追伸:木曜日のヤングの企画会議にまたしても大遅刻したOくん!「自由に、勝手気ままにやりたい!」ということについて2時間も議論したとか…。とりあえずは遅刻しないで来ること!そしたら、私がテントを持ちこむから夜は何やら「二人は似通ったところがある」と言われ(迷惑し)ている私と満天の星を見ながら語り明かそうではないか!ただし、ただし年寄りは寝るのが早く、起きるのが早いからな!


あと10日ですね!白玉ダンゴおいしかったです!

2010年08月21日 | 子育て教室・家族講座
 今日も暑いなぁ。朝のけだるいこと!気合を入れないと起きれません。あと10日、カウントダウンですね。
 若い人は元気ですね。今日は高校の初任の先生の社会体験研修でお二人がいらっしゃいましたが「朝、身体は重くなかった?」とたずねると「いいえ」と一つ返事。2回目ですが、前回はプールでビショビショにやられ着替えがないながらもしっかり遊んでいただきました。
 さぁ、今日も午後はプールしか考えられません。6人もキャンセルが出ましたが、キャンセル待ちの方が4人いらっしゃって利用は14人です。よーし頑張るぞ。


 昨日の子育て支援教室の様子です。また、スタッフのSaの方から報告があると思います。いかがでしたでしょうか?




 追伸:ブログ「まるちゃんのRDI日記」にIさんのこの日の報告が載っています。のぞいてみてね。


Kaくんの問題を通してインクルーシブ教育を考える

2010年08月20日 | 児童デイサービス
 先日紹介したKaくんのお弁当の場面です。

 両サイドのもたれがない普通の椅子です。この方が背筋もしゃんとしているし、何よりも一人で食べられる展望がでてきました。両足置きも少し傾斜をつけました。机の上の容器を置く「マット」は容器の形に切り抜いてガムテープで固定しただけです。全部、ぽぽろ使っている物を利用しました。
 彼は離れたところで他の子と食べている私に何度も「オー!オー!」(みてくれ!)と声をかけておりました。その内にこれが当たり前の姿勢になってきたらいちいち声をかけなくなり、必要なときのみ呼んでくれるようになるのではないかと期待しています。
 自分でできることは頑張る、可能性に挑戦する、できないことは助けを求めるという関係(本人の力)をつくっていきたいものです。

 ただ、学校でも家庭でも学童でも頑張るというようなことはできませんし、ぽぽろの本意でもありません。家庭では甘えたり、リラックスしたりしたいときもあるし、バランスが必要です。お母さん、程々に。






 さて、自画自賛になりますが、昔とった杵柄です。肢体障害の子らが通う支援学校に通算20年務めていましたのでやりだしたら早いです。彼の姿勢をつくりながらあの頃の知恵や感触(彼の体の機能)がよみがえってきました。
 ただ、支援学校は入学までに就学前療育園との引き継ぎ、整形検診や入学観察などを経て、机・椅子などはほぼ整った状態で入学してきます。ここはお勉強の場ではありませんし施設・設備も予算も何もありません。生活の場、遊びが出きるようにという視点で受け入れ、試行錯誤しながら考えていきます。

 それにしても、家庭生活での姿勢保持についてはご家族からお聞きしたのですが、学校(通常学校)ではどのようにしているのでしょう?車椅子が中心かな?

 必要以上に車椅子のベルトをして、利用者の行動を制約している状態を「虐待」と指摘されるケース(福祉の世界では特に問題視・意識化されている)があります。ぽぽろではできるだけ彼を床に降ろすようにしています。その場合の姿勢保持と介護がないと「放置」されることにもなります。そうしなくてもいいような施設・設備・人的保障をきちっとして欲しいものです。「虐待防止法」をつくって、それを学校にも適応させる(通報義務を課す)かどうかの議論があります。否定的な意見の中の一つに「学校における虐待行為(行き過ぎた指導を含む)が決して許されるものではないことは当然の前提として、学校現場において指導上や安全確保上必要な行為ができなくなるといった過度の萎縮効果を招くことのないよう留意することが必要である」というものがある。私には「行き過ぎた指導」「無自覚な指導」は支援学校も含めてまだまだ多くあるように思える。


 また、「インクルーシブ教育」を「場」の問題に矮小化する議論が一部にあります。私たちの中では地域の通常学校と当事者・家族の必要と要望に応じて特別支援学校・学級にも在籍が保障されるという提言を積極的に打ち出そうとしています。つまり「二重在籍」の保障であり、一般教育制度から排除されないという形をつくることです。
 しかし、それにとどまることなく「発達を最大限にする環境」での支援が保障されなければ真のインクルーシブ教育とは言えないということです。これを国連・障害者の権利条約では「合理的配慮」といっています。

 仮に彼のように通常の学校に通学する選択をした場合でも、地域の学校に在籍しながら特別支援学校(特に彼の場合には肢体障害を主たる対象とする学校)のサメ[トを提供していけるようなシステムを作ることになればいいのになって考えます。
 「あれかこれかではなく、あれもこれも」選択、保障できるシステムが求められていると思います。いわば通常の教育も特別な場での教育も改革される必要があるし、どちらも教育環境をしっかり整えることなくしてインクルーシブ教育も創造できないと思うのです。

 これは学童保育でも同じことが言えます。私たちのようではない通常の学校の学童保育に通っている子どもたちにもきちんと障害のある子の特性やニーズに対応すること、例え特別支援学校に在籍していても必要に応じて地域の学校の学童も利用できるようにすることです。ある自治体では、夏休みに地域の学校の学童には通えても特別支援学校に在籍しているという理由でプ<汲ノは入れなかったと聞きました。これがほとんどの実態だと思います。
 地域の学校の学童もぽぽろの学童も二重に利用している場合には、求めがあれば私たちの方からも連携で出かけることはやぶさかではありません。


明日は「親子で作ろう」子育て支援教室

2010年08月20日 | 子育て教室・家族講座
 明日(20日)は学童が終わる午後3時から月一回行っています「ぽぽろ子育て支援教室」で、「親子で作ろう」をやります。私たちは一足お先に試作品をいただきました。さすが、わがぽぽろスタッフでおやつ作りの名人・Saさん。「白玉ぜんざい」を2皿も頂いちゃいました。
 とても冷たくておいしいよ。待ってまぁーす。

 甘い物も大好き人間の私は明日の3時以降は出張でいないのです。残念無念!残して置いてね。
 それにしても今日の「おやつ」はこれまたすごかったなぁ。私の息子が卒園した保育園の法人系列の園に行ってきました。年長組の子どもたちからも午睡後の3時からおやつの時間だから来てなと招待されました。楽しみに行くと何とツナの入った小さいパンburgerが一個。さすがやなぁ~、どちらかといえば甘いもん・お菓子ばっかし食べさせているぽぽろとは違うなぁと感心。そう言えば、私の息子時代のおやつは生のきゅうりや人参のスティックなど、極めつけはめざしやシシャモ。ビックリしたものです。ぽぽろでも一回出してみようかな…。(偏食がきついのでただでさえ用意するお菓子でさえ大変ですが)

 ついでに、9月の子育て支援教室は17日(金)スタッフのKoさんの報告「ぽぽろで育つ子どもたち」(仮題)です。10月が15日(金)で、播本裕子さん(大阪障害児・者を守る会会長)を囲んでのお話です。乞う、ご期待