行ってみませんか... こんな 素敵な世界へ

好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

ポルトガルで泊まろう 3 <ポルトガルのホテルは イイね! 南部編>

2020-09-21 01:09:44 | 素晴らしき世界/ポルトガル/ホテル
POUSADA DE INFANTE



今回は
ポルトガル南部のホテルを
ご紹介します


【SAGRES】

まず最南端『アルガルベ』地方

ポルトガル最南端は海に面しているものの
「まだ」地中海ではないのです
東に繋がるスペインの「アンダルシア」地方の『ジブラルタル』までは
大西洋なのです


その南西端のサグレシ岬



岬の断崖の上の白亜の館
昔の要塞の様な姿形とロケーションで...




アルガルベ地方南西最先端のサグレシュ岬にあるホテル
『インファンテ』




平面図的には要塞そのもの

プールは大小二つ

周りは何もない
集落もない

あるのは
蒼い空
碧い海
止まった様な時間

ただそれだけ




フロント周りからして
時が止まってる




ロビーも



バーも



レストランも

ただシンプルでピュアー



客室はと言いますと


大きな部屋も



普通の部屋も

シンプル & ピュアーですが

底抜けに明るい
光に溢れている

快適な時を過ごす為だけに
作られているんです


あなたが
日頃のストレスから解放される為に
お越しになるのを

いつも静かにお待ちしています


※  ※  ※


次も同じアルガルベですが
海から少し離れて内陸へ


【MONCARAPACHO】

強い日差しに焼かれた岩肌と糸杉の
モンカラパッショという土地にある
『ヴィラ・モンテ・ファーム・ハウス・リゾート』
という名のリゾート・ホテル




ファーム・ハウスと言っても
農家ホテルではありません





起伏のある土地を利用して
自然な環境の中に
20部屋とか40部屋とかの棟が巧みに配置され

スパもある






思いがけない発見もある




レストランは
カジュアル
かつ上品に



客室も


広い部屋も




普通の部屋も



リゾートホテルそのもの

ここのスパのマッサージは
効きます


※  ※  ※


また
海辺に戻ります


【VILA NOVA DE MILFONTES】

ポルトガル南西端のサグレシから
西の海岸線を北上すること120km

小さな湾に面して
『ヴィラ・ノーヴァ・デ・ミルフォンテシ』
という町がある




この写真の中央
お城があるのがお分かりだろうか

『Forte Sâo Clement』要塞

それがホテルなのです


正面のゲートは
この様になっております


  



ご宿泊されますと



どなたももれなく
跳ね橋を渡って
城内に入る特権が付いてきます♡

そのまま中に入ると



玄関間
この様に


そのまま突き抜けますと



この様な
中庭になっております

いかがですか?
雰囲気満点でしょう?


ただ残念ながら
客室やレストランの写真が残っていませんでした



※  ※  ※


ポルトガル西端から一挙に東に飛びます

ポルトガル南端部のアルガルベ地方の北に隣接する
「アレンテージョ地方」

リスボンから西へ250Kmほどで

『エシュトレモシ』と『ヴィラ・ヴィソーサ』という
雰囲気満点の古い町があります

(ポルトガル中部と言ってもハズレではない)



【VILA VIÇOSA】

17〜18世紀の大公の宮殿と
中世の城塞とが残っています

そこの
『ホテル・デ・ドン・ジョアン6世』




かつての
修道院だった建物です


修道院であったからには
必ず回廊が


最上階から撮してみた



地上階からも
撮してみた


回廊や廊下を探検してみると

各所に
往時の装飾のフレスコ画などが残されていた


  


  



回廊の壁はもちろん



回廊の内側の廊下の壁にも
あたかも「タピスリー」が飾られているかのように




レストランの壁にまで



『最後の晩餐』が...


レストランといえばこんな感じ


夕食時




朝食時


そして
ロビーの一角





当然バーもあります




肝心の客室も忘れずに


小さい方のジュニア・スイートです


夕食を終えて回廊に出てみると
こんな感じになっておりました





※  ※  ※


そのヴィラ・ヴィソーサのすぐ近くに
『エシトレモシ』
という町があります

そこの『レイーナ・サンタ・イザベラ』というホテルを
是非
今回ご紹介したい
訳して『聖イザベラ女王』




ここは
かつてのエシトレモシのお城でした


中世戦国時代の城塞の塔が残っている
そのすぐ後ろ





玄関のアップ



中は
お城の時代の大広間をいくつもつなげて
ロビーというか
博物館というか





あっちを見ても
こっちを見ても



年代物の家具が
数多く飾られている


金箔型押し彩色の
「コルドバ皮」をはった
見事な椅子




このキャビネットがとても気に入った私は
持って帰りたくてたまらなくなったぢゃないか!
と一人でツッコミました
(すみません)


ある階段は



オフシーズンを利用して
絨毯の張り替えをやっていた



奥にメイン・ダイニング



オフシーズンだったのでお客も少なく
使わない奥の部分は
電気も消してあった




客室は



こんな「ジュニア・スイート」だったり
(右隣にサロンあり)



こんな「ツイン・ルーム」だったり


中庭もあります


表の
古い塔が圧倒的存在感


玄関を外に出ると


軒先の上には

王冠とともに
ポルトガル王室の紋章が
今日もゲストの出入りを見守っておりました


さらに
表の塔の横を回り込んで行けば

古い城塞の一部も
しっかり残っていました





= = = = = = = = = = = = = = = = =
このリンクもご覧くださると幸いです
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ポルトガルで泊まろう 2 <ポルトガルのホテルは イイネ! 中部編>

2020-09-18 01:04:54 | 素晴らしき世界/ポルトガル/ホテル
HOTEL ALTIS BELEM / LISBOA



前回に引き続き
ポルトガルのホテル<中部編>
最初は首都リスボンから

【LISBOA】

私は
現代的な素敵なホテルと
歴史的文化財を利用している素敵なホテルとがあったら
絶対に後者を選ぶのですが...

リスボンだけは超近代的な『アルティス・ベレン』
敢えてご紹介します






なぜかと言いますと
偶には良いでしょ


何しろ
あの
『大航海 発見記念碑』
『ベレンの塔』
『ジェロニモシュ王室修道院』
のすぐ近くなんです



そして
リスボンのシンボル『テージョ河』の真ん前


屋上はサンデッキだし
プールもあるし



対岸の「大キリスト像」も見えるし

発見記念碑も見えるし



全館総ガラス張りだし





客室までガラスが多用されていて
とにかく
底抜けに開放的




お部屋は広々

レストランも光溢れて



気分はいやがうえにも
Viva Portugal !
な気分ではち切れそうになること請け合い

場合によっては明るすぎるのは...
でも心配ご無用

メイン・ダイニングでは




しっぽりと
二人だけの世界にも浸れますからね


そして



このオープンデッキは
ランチや
午後の冷たいヴィーニョ・ヴェルデのグラスを傾けるのに最高です



※  ※  ※


 リスボンはテージョ河の河口
そのリスボンから30㎞ほどテージョに沿って走ると大西洋

そのあたりには
『エシュトリル』(F1のサーキットあり)と並んで
『カシュカイシュ』と云う世界の富豪の集うリゾートがあります

と言ってもそこはポルトガル
地中海の高級リゾートに比べれば
全く臆すことなく入って行けます

そのカシュカイスの外れ
ギンショー岬に
『フォルテンサ・デ・ギンショー』

その名も「ギンショー要塞」



一目瞭然
ギンショー岬の先端から海を見晴らし
カシュカイシュの湾を護る要塞だった建物です




左右に大砲を持つ正面の門を入って
前面と左右の三方向が海に向いている防御の建物だった
その真ん中の中庭にガラスで屋根を作って
ロビーに仕立ててあるのです



外観から想像してください


ロビーを
上階のギャラリーから見下ろすと


正面の玄関口の方に向いた角度


バーを伴ったサロンでくつろぐ




そのサロンに続いて
メイン・ダイニングがあります





夕食の時間帯はしっとり

でも
同じ部屋を昼食時に見ると




レストランからお部屋に戻るときには
エレベーターもありますが
ぜひ階段で




なぜかと言いますと

敷き詰めてある段通と思しき絨毯が見事なのです
美しいだけでなく



一段一段折り返しながら
徐々に右回りに螺旋を描くのに
中央の木の幹が
そのまま「直線」に繋がって見える

これを織り上げるのは大変な手間だったと思います
「この階段」のための特注ですね


上の階が客室です
一部屋ご紹介しましょう



レンガのアーチ天井が剥きだしで
雰囲気満点

それから特筆すべきは
このホテルのレストランは
ポルトガル全国で2店しかなかった
『ミシュラン』の一つ星の栄誉に輝いているのです


ということで
ある夜のディナーもあげておきます




前菜四種



手長海老と梨とブドウのソテー




ビーフとフォアグラの市松ゼリー寄せ




エイの縁側 甲殻類のソース





デザート三種
(二人分を一緒の皿に乗せて)


ポルトガルは
裏通りのざっかけないご飯屋さんでも
何を食べても美味しいので

わざわざ星付きのレストランで
フランス料理の技法で作った食事を食する必要は
ないのですが

レストランの雰囲気や
外に食べに行く時間や体力が無い様な時に
こんな上質の料理を出してくれる時はオススメですね


夕食前の日の沈む頃
お部屋のテラスから海を眺める




なんだか異次元に迷い込んだ様な
不思議な気分を味わった


正面も
そろそろ夜景になってきた頃だろう
出てみた





※  ※  ※


【OBIDOS】

また海から離れて
中世そのままの村『オビドシュ』に行ってみよう

このお城
『Castelo de Obidos』
がホテルなのです



15世紀かそこらの城塞
見張りと防備の拠点となる塔を数多く配して
四角く
頑丈な城壁を兼ねた建物で囲む

そんな戦国時代の城塞の四角い中庭の内側三方向に
後世16世紀くらいの建物が縦増されている




城門をくぐり
中庭に入り

この外階段を4段ほど登った右のアーチが
ホテルの玄関

そのまま階段を登れば
宿泊客以外でもレストランに直接入れるようにしてある


従って
中はレストランです




入ると結構落ち着く雰囲気ですよ


その中の
一押しの席が


ここ

左右の壁に二卓ずつ
計四席これがあります

たった四卓
要予約

客室の方に向かうには

レストランからバーを抜けて



廊下を進む



いろんな
大きさも内装も違う客室なので
大勢で泊りに行けば
お互いの部屋を訪問し合うのという
楽しみもあります

まず
広いお部屋


ベッドのある側と
反対側




それから
お約束でスイート・ルームですが



無駄に広すぎないかしらん



バスルームの片隅に
古いお城の石積みの一部が見えてます

というか
見えるようにしてあります

ヨーロッパでは
古いものほど価値があり
オリジナルのパートは積極的に残すようにします


普通の部屋


窓の両側に
壁の厚みを利用して石のベンチが作られている
見張りの兵士が座れるように

このくらいのお部屋の方が落ち着くかも


そして
私の大好きな一押しの部屋が


最初の写真と反対側の
村の方から見たお城ですが

城壁の左右の塔の中!

一番のお薦めは
向かって右の高い方の塔の中の客室

そこが取れなければ
低いの塔で我慢するしかない



レストランを出て
客室の並ぶ建物を通り抜けて
外に出ると
目の前の塔

入り口は
すぐに侵入されないように
一階分高いところにあるので
外階段を登るのです


写真でお分かりになるだろうか


低い方の塔には
そこから右に曲がる
城壁の上の順警路を行きます


なにはさておき
塔に入ってみよう



塔に入ってすぐは
サロン(リビング)で
ベッドルームはさらにもう一つ上の階





どうです?
ワクワクしてきませんか?


低い方の塔のお部屋は


下がこうで



ベッドは
いわゆるメゾネット風の中二階の様に作った部分にあります


窓はほとんどなく
あってもとても小さい

敵の弾丸が飛び込みにくい様に
防御の拠点となる塔は開口部をほとんど開けなかったのでした

どうでしょう

ヨーロッパの中世の気分に浸れる事
請け合いです


広間
お部屋の塔の外の城壁から村を見ると



町を見下ろすと美しい家並み

殿様になって
天守から町を見る気分で晴れ晴れしますよね


今回はここまで
次回の<南部編>もお楽しみに

= = = = = = = = = = = = = = = = = =

閲覧に来ていただいたみなさまへ。
弊ブログは、もちろんスマートフォンでも大歓迎ですが、可能であればタブレットか、理想を言えばパソコンでご覧頂く事をお薦めいたします。
その方が構成上、写真がより映えるはずです。

= = = = = = = = = = = = = = = = = =
次のサイトもご覧いただけると嬉しいです。旅行の御案内ですが、写真もたくさんあります。
https://veritas21.com 『こんな旅がしてみたい 誰も真似のできない 旅のプランナー』


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ポルトガルで泊まろう 1 <ポルトガルのホテルは イイネ! 北部編>

2020-09-16 00:32:04 | 素晴らしき世界/ポルトガル/ホテル
HOTEL INFANTE DE SAGRES / PORTO



ポルトガルには
歴史や伝統を感じさせる素敵なホテルが数多くあります

まず
北部の中心都市『ポルト』から二軒ご紹介しよう


【PORTO】

最初はポルト市内の中心部にある
『インファンテ・デ・サグレシュ』

建物の外観は以外と平凡だが
中に入ると重厚長大絢爛豪華




玄関からしてこんな感じです
ちゃんと
ベル・キャプテン自身がお出迎え



18世紀頃東インド会社が中国か日本に発注したであろう
大壺が雰囲気をそそってくれます


奥の突き当たりの壁にエレベーターが二機



エレベーターの外扉は木製
内扉は鉄の蛇腹仕様



ちなみに
写真の左側のガラスの向こう側は
ウインター・ガーデン風のロビーです


蛇腹の扉
その外側の木の扉を開けると
フロアーの廊下に出る





お部屋は


スイート・ルームはこのような感じになっておりまして

もっと普通のお部屋は


意外とシンプルで
肩が凝らずに済みそうですね


ところでこのホテルは
あまり高い階でなければ
ぜひ
階段を使用すべきなのです

なぜなら


階段ホールがすごいステンドグラスだから



メイン・ダイニング




そして
先程のウインター・ガーデン


中庭をガラスの天井で蓋をして部屋にしたのが
ウインター・ガーデン

朝食はここでも取れます


いかがですか
いい感じでしょう




次はポルトの街の郊外

『ドウエロ河』の岸辺の高台にあるのが
『パラシオ・デ・フレッショ』




瀟洒な正面


ロビーも




やっぱり
瀟洒

そして廊下も


やっぱり瀟洒


ですが
お部屋は以外とシンプル

広いお部屋と



普通のお部屋




清潔感たっぷりで
リラックスできそうです


レストラン


手ぶれ写真で
申し訳ありません


最後に夜景で締めましょう





※  ※  ※


次に
最北端の臨海都市『ヴィアーナ・ド・カステロ』をご紹介しよう

【VIANA DO CASTELO】


大航海時代に多くの帆船が出港した『リマ河』河口を見下ろす高台に聳える
『サンタ・ルシア・バジリカ聖堂』をさらに見下ろす
絶好の位置
『モンテ・サンタ・ルシア』



『サンタ・ルシア・バジリカ聖堂』


お部屋のテラスから見た『BASILICA DA SANTA LUZIA』



肝心のホテルですが
正面




ロビー


朝食のレストランも兼ねる


メイン・ダイニング


もちろん
ここでも朝食は取れる

このホテルの朝食のビュッフェ」に出る
卵黄だけで作ったフラン
最高に美味でした

普通のプリンよりやや固めの20センチほどの長さのレンガ型
当然好きなだけ切り取って良くて
ネットリ
コッテリ
あまあ〜くて

私に中では経験上一番美味しいフランだと思いました


※  ※  ※


【COIMBRA】

次はポルトに次ぐ北部第二の都市
内陸の大学都市の『コインブラ』です


街の中心の喧騒から離れて
静かな住宅地に中にひっそりと佇む旧貴族のお屋敷
『キンタ・ダシュ・ラグリマシュ』



正面だけ見ると
そんなに大きくは感じません

しかし
奥の方に建物が伸びててかなり大規模



かつては広間であったと思しき空間を
いくつも抜けて





客室のある棟へと
行くのです

もちろん
これらの広間の合間の廊下にも
お部屋は幾つかあります


広めのお部屋


内装はモダンでシック


狭めのお部屋も


居心地良さに溢れてます


スイートはといえば


こんなお部屋も

「屋根裏部屋」と言うと使用人の部屋
みたいですが
ヨーロッパではワンフロアー全部使えるので
屋根の下は広大なスイート・ルームに使われていることも多い


この館は
広大な自然のままのお庭があります


気候の良い季節は
メイン・ダイニングからそのまま外へ出られて「テラス席」

朝食は
これらの席が奪い合いになる



母屋の反対側は
緑のトンネルでした




奥へ行くと
昔の館の礼拝堂の一部が
廃墟としてあえて残してある









竹林も
きっと日本からもたらされたものに
違いない

やはり
ポルトガルは「遠くて近い国」


街へ出て
忙しく観光するのも良いけれど

半日ほど
お庭を歩き回ってのんびりする
そういう時間の過ごし方も素敵ですよ

それほど
こkのお庭は広いのです


次回
「ポルトガル 中部編」
次々回
「ポルトガル 南部編」
に続きます

 =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
下記のサイトも覗いてみてください
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ポルトガル 5 エキゾチックで懐かしい 遠くて近い国 <この世の奇観 モンサント と マルタ騎士団長のお城ホテル>

2020-09-09 01:27:38 | 素晴らしき世界/ポルトガル/ホテル
MONSANTO モンサント村



南北に細長いポルトガルの中程やや南より
東西の東のはずれ

スペイン国境にあと一歩という山国に

世にも奇妙な村がある
その名も『モンサント』


カバーの写真にある通り
大岩に押しつぶされたように見える
奇妙奇天烈な景観を持つ村


村は斜面にへばりつくように始まる
村の入り口からすぐ上り坂で
途中から振り返ると




こんな感じ

通りの先を見ると




こうなり


やがて両側が
素朴な石積みの小さな家に変わってゆく





その後
まともな通りはなくなり不規則な小道に分かれてゆく





そして徐々に
あたりは岩がゴロゴロと姿をむき出しに






ななな 何事!?






決して
山崩れの後ではありません

数万年の侵食作用の結果残った岩盤の硬い部分だけがむき出しになった

その部分を
壁に利用したり屋根にしたり
そこを基礎に上に家を建てたり







ついには
大岩の間の狭間を玄関口に
その奥の岩のない空間部分が家になっている
と思われるものまで





な な な
何かが 正面に隠れてる



ちゃんと電気も来てるし


そして
だんだん登って行けば行くほど
視界が広がり始め







丘の頂上には城跡




下の集落も見晴らせる
赤い素焼きの瓦屋根が美しい




足元を見下ろすと
岩 また 岩



人と比べたら
その巨大さが分かると言うもの



また
下って行こう


右の家も潰れることはない
岩が家の上に乗っているわけではなく
岩の隙間の空間に
家をはめ込んで建てているわけだから





今にも転がり落ちていきそうな
そんな心配はご無用

岩自体は数万年
家も数百年
このまま動いていなのだ


そして




この家が

現地のポスターやガイドブックを飾る
代表的な『モンサント村』の一押しの光景であります





世にも奇妙な村『モンサント』こにあり!







この集落の
岩の迷路のような小道の片隅に
大岩と大岩とで複雑に支えあって作られてる
岩の洞窟の様なレストランもありました

ちゃんと窓もあって下界も見下ろせる
素朴な「天国のお食事処」でした





普通の家並みの場所まで降りてきて
見上げてみると

村の上部は岩だらけ.....
さてさて



※  ※  ※


モンサントからそれほど遠くない
CRATO(クラート)という小さな集落に
素敵なホテルがあります

『マルタ島騎士団長』を務めた
地元の修道院長の居城が
そっくりそのままホテルになっているのです

『フロール・ダ・ローザ』





正面全景を斜めから
当然敷地全体が城壁で囲まれている


村自体には何もない
100人も住んでるかどうか



クラート村は殆どの家が平屋






城門を入ると前庭

その奥に
お城自体が立っている






中に入ると
修道院長(聖職貴族)の城だけあって
回廊があった




回廊内庭は
『マルタ島騎士団』の旗じるしの
先端が切り込まれた『マルタ騎士団十字架』の文様の刈り込み








ロビーの一隅






バー



左奥がカウンター
広さから言って
かつての聖堂だった場所か


そしてレストラン




お部屋の写真が見つからない。。スミマセン



最後は夜景で締めましょう







ポルトガルのご案内はもうすこし続きます

次回をお楽しみに



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ポルトガル 3 エキゾチックで懐かしい 遠くて近い国 <ブラーガとその周辺>

2020-09-04 21:07:30 | 素晴らしき世界/ポルトガル/ホテル
ボン・ジェジュ・デ・モンテ(大登りの善きイエス教会) の グラン・ドウグレ(大階段)



ポルトガル北部に「ブラーガ」という街がある
古代ローマ人が築いた街である





市門を入るとまっすぐの道が繁華街の中央

その道沿いにCathédral(ポルトガル語で Sé)がある

Sé (大聖堂)は古代ローマ時代の遺跡の上に建てられているので
敷地から出てきた遺構や遺物も見ることができる





イベリア半島全体で一番最初にキリスト教化した町ブラーガの大司教は
スペインも含むイベリア半島北部で最高位の大司教座だった




ローマ時代の彫刻


聖堂内部のパイプオルガンが
左右両側の壁面に置かれ、その両方からパイプが突き出すダブル構造で
燦然ときらめく金張りが暗闇に怪しく光る





結構洒落たブティックなどもひしめいているが

やや外れには
週に二回市場がたつ場所もある




結構年季の入った田舎風の雰囲気が心地よい

そしてコリアンダーと生きたウサギを売ってるおばあちゃんがいた





ポルトガル料理はコリアンダーを結構使う
さすがはアフリカ周り東南アジアへの大航海時代ルートを開いた国だけあると納得

それにしても
生きたウサギは捌くのがかわいそう。。



そのブラーガを出てほんの数キロ郊外に行くと
名高い教会がある
小高い丘のてっぺんに

『Bom Jesùs de Monté』
「大登りの善きイエス」という名称に偽りはなく
丘の下から頂上の教会まで実に見事な大階段がある

車でも登れるが
ここは絶対ケーブルカー




こんな古色蒼然としたケーブルカーに乗ることができる機会なぞ
滅多にありませぬ


テッペンの『善きイエス教会』




石造りの骨格の間が白壁という典型的なポルトガルの建築様式

その前面のテラスから見下ろすとブラーガの街が見晴らせる





しかし
上からでは階段自体はその優美な姿を現さない

そこで階段を降りて行く事にしよう

右に折れ
途中のテラスから
左に折れ

それを繰り返す



途中の側面に門があった
中は花屋さん

そして
途中で振り返って見上げると





おお!
なにやら圧倒的な迫力が背後から

しかし全体を把握できるのは完全に降り切ってしまってからの
お楽しみ


それが.....





これです

そして
下りきって門を出ると外の通りに戻る





階段は木立に囲まれており
全景を見る事が出来る場所はあまりないのです

実際に
階段を上り下りした人だけが見る事ができる特権

ただ
登るのは結構しんどい

というわけで
車は下に残してケーブルカーで登り
下りだけ階段



またブラーガに戻って
町のはずれの坂道を登るとお城があります

『CASTELO DE BRAGA』




ポルトガル大半をほぼ掌握して
「ポルトガル王国」の成立を宣言した『ブラガンサ公爵』の居城でした


四隅に頑丈な四角い塔を持つ正方形のお城







内側は二層のアーケード
その内側に
大広間やらいろいろ






当然ながら
礼拝堂もある







ところで
このブラーガから20㎞ほど東に
『Guimaràes(ギマリャンエシュ)』という町がある

そこに
私のお気に入りのホテルが
あるのですよ!




教会ではありません

かつての修道院を改装したホテルです
『サンタ・マリーニャ』

修道院だっただけに
広い空間があちこちにあって
目の保養になる









碁盤の目のように幾つか延びる廊下
その両側には
かつての修道僧の個室だった部屋が客室に作り変えられています




修道僧に個室が与えられていた
ということは
戒律の穏やかな「フランチェスコ会」の修道院だった
と思われる


肝心の客室はというと
歴史を感じたければ修道僧の部屋が良い

グレーの石積みのカチッとした四角い部屋
修道院ではありませんからバストイレ付きだし快適です
やや狭いのが唯一の欠点

しかし
広いお部屋もあります



これは
一般修道僧の部屋とは違う場所の
広めの客室です


レストランは



かつて聖堂だった場所を使っていてかなり広い
ここでいただいた「鴨ご飯」は秀逸でした



このホテルも高台にあり
アプローチの坂道に情緒たっぷりの民家が並んでいる





街並みは
ブラーガよりは整然としていて空間的です















 そして
ギマリャンエシュにもお城があります





さて
次回以降も
もう少しポルトガルの魅力をお届けしようと
思います



= = = = = = = = = = = = = = = =

ご旅行にご興味のおありの方は以下のサイトもご覧下さい
http://veritas21.com  『こんな旅がしてみたい / 誰にも真似のできない 旅のプランナー』
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