行ってみませんか... こんな 素敵な世界へ

好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

ブルターニュ紀行 番外編 < シャトー民宿 in ブルターニュ >

2021-07-16 00:03:39 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : 『シャトー・ド・ケルグゥアントン』

海と信仰ケルト文化と古代巨石文明に加えて城が無数にある異世界
そして
そんなブルターニュにも城の民宿も沢山ある



「お城で暮らす」ことに興味がありますか?
フランス各地に何十万もあるお城に中には売りに出ているものも何万件かありそう
売値は数10億ユーロの数から一軒のアパルトマンを買うくらいの場合も多いが
たとえ買えても
日々の維持とメンテナンスと税金と何やらかんやら
やはり相当の富裕層でないと無理ぽ

そこで
せめて旅行中くらいは「シャトー・ホテル」に泊まってみたい
いい考えです
でもお城であっても「ホテル」はやはりホテルで
どこか「お仕着せ」なんですね

そこで
お城の民宿というのがあります
シャトーホテルおどお高くなくて
「仮の宿」の雰囲気ではなく「生活感」を満喫して滞在できる格好の機会です
そこで
せっかくのブルターニュ紀行を終えるにあたって
つでにブルターニュの「民宿やってるホテル」をほんの何軒か
ご紹介してみよう
いずれも
部屋数「一部屋」からせいぜい「十部屋」止まり
平均四部屋
つまり
現役のお城の「一部」に泊まれるわけです

ほとんどコメントつけずに上げて行きます


『Château de Bonnefontaine シャトー・ド・ボンヌフォンテーヌ』











※  ※

『Château de la Villedubois シャトー・ド・ヴィルデュボア』












※  ※

『Château de Montbrault シャトー・ド・モンブロー』









※  ※

『Château de Bonabry シャトー・ド・ボナブリィ』











※  ※

『Château de Kergouanton シャトー・ド・ケルグゥアントン』













※  ※

『Château de l'Epinay Bretagne シャトー・デピニィ=ブルターニュ』











※  ※

『Château de la Croix Chemin シャトー・ド・ラ・クロワ・シュマン』













※  ※

『Château de la Motte Beaumanoir シャトー・ド・ラ・ボーマノワール』












※  ※

『Château de Penfrat シャトー・ド・ペンフラット』











※  ※

『Château du Val シャトー・デュ・ヴァル』













※  ※

『Château de Léauville シャトー・ド・レオーヴィル』







では
次回からは別のテーマでお届けします
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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ブルターニュ紀行 63 < レンヌ と 周辺 の 特徴あるホテル >

2021-06-28 00:45:48 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : ホテル『シャトー・ダピニィエ』

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を巡ろう
63


今回は「レンヌ」と周辺のホテルをご紹介しておこうと思います

まず「レンヌ」に一軒
『Balthazar Hotel バルタザール・ホテル』

『Hôtel Balthazar』

間口はこれだけ
少しも大きくない
どころか小さなホトェルと言っても良いかもしれない
ただ奥にある別棟と繋がっている
場所は「商業会館」の真裏という一等地にあります


正面玄関(写真奥)を入ってすぐ模擬にレセプション
逆向きに見ると


奥のガラスの部分は
別棟との間にガラスで仕切って作ったパティオ



ロビー中央にになってエレベーターホールがある
左の反対側にはバーがある


バーカウンターの奥はレストランのワインを飾ったカーヴ


玄関からまっすぐ進んだ突き当たりのパティオが下



パティオの正面の壁が無関係の隣の建物
左が繋がっている別棟のレストラン



先ほどのバーカウンターとカーヴの横を進むと
レストランに入る



実は結構広いのです


お料理は
別に星は付いていないけれど良いホテルなりに楽しめる



特にデザートは
優秀なパティシエがいるらしく秀逸


入り口と反対側に抜けると
パティオとは違うテラスもある


それから
地上階共用空間には冬の間はとても暖かそうな場所もあったりする


肝心の客室はといえば



クラッシック・モダンな内装です
バスタブの側面の高さに注目されたし



そして幾つかののお部屋


例えばこのお部屋には


こんなテラスが付いてます

廊下の照明は落としてあり
人が通る位置だけ歩く速度に合わせて明るくなり


部屋番号はこんな具合に見えるのです

スパとフィットネスも完備


特にスパのプールは
非日常的な照明で落ち着かせてくれます


マシン類も揃っていますし
各種ボディーケアも優秀なスタッフがいて十分にリフレッシュさせてくれます



※  ※

では郊外に出てみよう

「レンヌ」を西に出ること2km
「ルドン」の北に10km
『シャトー・ダピニィエ』というこじんまりとしたシャトー・ホテルがある

『Château d'Apigné』


玄関口の前に
天気の良い季節に外で食事が取れる空間を作ってある

玄関を入ったエントランス・ホール


客室はどれも「お城のお部屋」の雰囲気がたっぷり








レストランは
小さめのhっ屋が二つと



大きなお部屋
ここでは頻繁に結婚式のパーティーが行われる




玄関前の食事風景



お料理は今風です


マグロの握りと炙りホタテの前菜






※  ※

上述の「シャトー・ダピニィエ」から
南に5kmくらい下った所に
『Hotel Domaine de Cicé-Blossac ドメーヌ・ド・シッセ=ブロサック』

この辺りは「ヴィレーヌ川」に沿って湿地帯となっている


『Hôtel le Domaine de Cicée-Blossac』

ル・コルヴィジュエの発想の「ピロティー構造」の建築物が
湿地帯の中に建ち並んでいる

Map by ⒸGoogle

地図左上のポインターの位置が「シャトー・ダピニィエ」
左下が「ドメーヌ・ド・シッセ=ブロサック」
湿地帯であることがお分かりになるだろう


実はここ
ゴルフ場ホテルなんですが
ゆっくりと休暇を過ごすには最適


ゴルフコースは池を縫いながら作られている


カヤック遊びもできます




お部屋のテラスからコースが見下ろせる

2ベッドルームのスイート


どの客室も広々としているので
リヴィング・スペースが快適です


そして
どの部屋にもテラスが備わっている





自然の池の中に「浮きプール」が造られている
もちろん「スパ」も完備しているので
ボディーケアーの後のクールダウンはスパの屋内プールで



レストランは別棟



外にも席が作れます



中は




バーはすぐ隣に


そして
グルフ・クラブも別棟



クラブハウスの談話室


朝食は
自分のお部屋にルームサーヴィスを頼んでバスローブのままで摂るのがいい
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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ブルターニュ紀行 60 < ナント 2 東ブルターニュの首都  >

2021-06-21 00:58:01 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : レトロ未来風テーマパーク『マシン・ド・リル』の『巨象』

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスでは無い異世界を巡ろう
60


ここ「ナント」はフランス一の大河「ロワール」の両岸にまたがり
河口まで25kmあるかないかなので
河川港として結構船が登ってくる


帆船もいれば


これくらいの客船なら入ってこられる

そのロワール河の中に中州がある

その島に「ジュール・ヴェルヌ」のアイデアにも影響を受けて
生化学と機械工学とのフュージョン的実現の実験工房のような
ユニークな施設が作られている
『Machines de l'Ile 島の機械(館)』

島というのは
ナント市のロワール河の中之島


『Ile de Nantes ナント島』Photo by ⒸJiji44

この島にある且つての「造船所」の建物を利用したもので
『人造巨象』
『レトロ未来メリーゴーランド海洋』
『3つのギャラリー』
『アトリエ(工房)』
から成立つ一種のテーマパーク



3棟のギャラリーの向かって左のギャラリーの中に「人造象」が見える

『Eléphant Géant 巨象』

巨大
高さ12m
長さ21m
幅8m
重さ48,4t
各関節部可動部を制御する油圧シリンダーのオイル量2500L
ピストン62本
地方空港で滑走路から機内に入る時に使うタラップのような階段を横付けして
中と上に登れる


 頭の上に立ってる二人の大きさを見ると...

幾つかのコースを30分かけて歩く
速度1〜3km/h

巨大「メリーゴランド海洋」は三重層



『深海』『海中』『海面』
の三種類が三層にかぶさる

『深海』
は「海底二万里」でも出てくる怪物イカや深海魚など


「ダイオウイカ」



なぜか「ハコフグ」も深海

『海中』
はお魚やエビなど


マッコウクジラと怪魚が並んでる


エビ





カニ
蟹は甲羅の上の椅子に座るようになってた



『海面』
は船や磯に転がる帆立貝やら陸上の架空の生き物など






お魚の船


海馬


「海面」の層の頭の上には
色鮮やかなトビウオが飛び回っています

ちなみに
うんと小っちゃい子用の「ミニ・メリーゴーランド」も有る






ジュール・ヴェルヌの作品の
出版当時の挿絵をシートにして貼ってあるのを見ると



まさにこのまんまですよね

「ギャラリー」には
ありとあらゆる不気味カワユイ生き物たちが潜んでおります

タランチュラ


ドイツ人のおっさんがよく乗ってる改造巨大バイクのエンジンみたいだ




この「鷺」の様な鳥は



こんなに羽ばたく


これはやや意味不明



巨大な「芋虫ちゃん」みたいだ




こうなると全く理解不能
でも面白そうではある


ナマケモノのお腹の上にも乗れます

さらに空中のレールを走らず
家から吊るされているわけでもない
地上走行型も



このアリンコは四人乗り


係が小型の模型を使って
どの様に作動するのか説明してくれたりのするのです


このハチドリは(多分)乗れない

それから
場内遊覧する歩く怪獣は巨大人造象だけではない



メリーゴランドのタランチュラとは別の巨大蜘蛛
こんなんにウロウロされた日には気色悪くてたまらんだろう
でも乗ってる方は楽しそうではある


他にも

『Doragon-Cheval 龍馬』

背に中国風のパゴダを載せた時と



載せてない時と



鼻から煙を吹き口から火を吐く
オモロきしょカワイイでしょ

さらに
ジュール・ヴェルヌが考えた「空飛ぶ島」をもとに
レタッチしたポスターが貼られており


どうやら
これを作るらしい



小型の模型を作って



現物を仕上げて


外に飛び出す腕のところまで行くと



宙に浮噛んでいる様な錯覚にとらわれる

レストランもありますが


食べ散らかしていると
アリさんにご注意

巨象は
散歩中でなければここにおります




ではこの辺で
もう少し街を見てみよう

まず大聖堂

『Cathédrale Saint-Pierre et Saint-paul 聖ペテロ・聖パウロ大聖堂』

パリの「ノートル・ダム大聖堂」に非常に似ている
違いは
バラ窓がないことと
全体に高さが低い上に鐘楼がの角角に小さな尖塔が立ち上がっていることくらいか


後陣は見事なゴシックの様式

実はこの大聖堂も
パリと同じ様に火災にあった



放火だった
2020年7月18日


結構な被害が出たが
幸いパリの例のような大惨事ではなかった


ブルターニュ公国の最後の主権者だったアンヌ・ド・ブルターニュの父親
ブルターニュ公爵フランソワ2世の墓がある
なくなったのは娘がまだ10歳だった

大聖堂は今では火災の後は完全に修復されて
元の姿に戻っている




ここらで
ナントのホテルを一軒ご紹介しておこう
『Sozo Hotel ソゾ・オテル』


このホテルは
19世紀の礼拝堂を作り変えてある

レセプション 兼 バー


頭上は石のアーチ


上の階の手すりから見下ろすとこんな感じになる

客室は
礼拝堂の内陣部やその周囲にある小礼拝室がそのまま使われている



Duplex(メザニーン)の部屋
上からベッドを見下ろす


ステンドブラスもそのまま


スパの入り口


レストランは無く朝食だけだが
街のレストランで食べれば良いので問題無い

最後に
もう一つナント産まれの名物が


ビスケットの『Lu リュ』

『La Tour Lu』

「リュ・タワー」は本社ビルの円塔でナントっ子のシンボル
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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ブルターニュ紀行 58 < サン・ナゼール と その周辺 > ブルターニュ南東端 ロワール河の世界の入り口

2021-06-16 00:15:02 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : サン・ナゼールの造船工廠で建造中の豪華客船

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を巡ろう
58



「ラ・ボール」から東へ12km
フランス第一の大河『ロワール』の河口の街が
『Saint-Nazaire サン・ナゼール』

『Pont de Saint-Nazaire サン・ナゼール橋』

フランスの東半分を南北に(北1/3 南2/3くらいに)分けて流れる「ロワール」は
全長1020km強

フランスという国は
「民族・言語・伝統・文化」の成り立ちと
「気候・風土」の自然条件が南北で異なっており
その境目が「ロワール河」なのです

「サン・ナゼール」は河口なので
非常に長いヨーロッパ最長の橋がかかっている
3356m





20世紀になって以来豪華客船の建造に特化した造船の町として名高い


街を走っていると
こういう光景が普通に車窓から飛び込んでくる


かなり完成形の姿を表しているものもあれば


最後部だけ建造中のサイトもあったり



舷側が覆われているのや


最上階甲板の建造中だったり


完成した船が進水式を済ませて
船主の元へ「納入」されるために出航するときは
岸壁にはお見送りの人々もいる


20世紀後半に入って
日本の造船業が安価な建造費で世界の造船業を壊滅させて
その日本も高度成長に伴い人件費が高騰すると韓国がマーケットを奪い
その韓国も中国に奪われ
という変遷を経てきた造船業だが
「豪華客船」となるといろいろなノウハウがモノを言うらしく
「サン・ナゼール」の牙城は揺るがない


『Queen Mary II』

そういえば
2003年の進水時には世界最大の豪華客船だった
総トン数148000トン
全長345m
高さ72m
という『クイーン・メリー2世号」も
ここ「サン・ナゼール」で建造された

ところで
フランス人は伝統文化を大層丁寧に大事に受け伝えているが
片方では
途方もなく現代的な良し悪しの判断の難しい物もしっかり評価する
それで
ここ「サン・ナゼール」では
町中にストリートアートが溢れているのです


中心部の至る所に
道路にカラーリングが施されていたり



なにやらけったいなオブジェが置かれていたり
そのオブジェは「シードラゴン 海龍」という作品で



実はこれ木製の遊具で
製作途中の段階から子供達は横で遊べた



横には
タコだか何だかよく分からない不思議なものもありました

ついでに横の建物の壁面に壁画も描いてみたり





そんな壁画を描くことを
中心街のあちこちの建物に拡大したり









ここは「美術学校」の前
なんだか納得

フランスは社会インフラの建造物を
古い建物を利用して大胆な改装を行ったり
目一杯斬新で奇抜なものを造ったりする傾向がある

旧駅舎を市立劇場に作り変えてしまった


これが駅正面全景


その内側を


木とコンクリートでこんな風にして



中がこうなった

そして
こんな物まで造ってしまった

『La Souscoupe ラ・スゥクープ』

「アンダー・ソーサー」(ティーカップの下の受け皿)
と命名された
「バレーボールとボクシング」の専用競技場です



中の観客席が「すり鉢状」になっているのが納得できる
しかし実にけったいな代物です

極めて伝統的である「市場」もこの町は近代的


正面の外観はそこそこですが


どうです
この光溢るる清潔感と言ったら



※  ※

ところで「サン・ナゼール」の対岸に
『Saint-Brévin-les-Pins サン・ブレヴァン・レ・パン』
「松林のサン・ブレヴァン」という町があって
そこに
なんとも奇妙奇天烈なオブジェがあるのです
波打ち際の
干潮時には歩いていけるほどの水の中に

『Sérpant de l'Océan』

その名も「ウミヘビ」という
巨大な骸骨

まずいかに大きいかをご覧いただこう


口の中に子供連れのお母さんが立っております


これを「けったいな」と呼ばずして
なんと呼ぼうや

2012年の「サン・ナゼール河口祭」のために
EU「ヨーロッパ地方開発基金」からの資金で
中国人彫刻家「Huang Yong Ping」に発注された総アルミニウム製の巨大な海蛇
の中骨
全長なんと130m!



笑ってうなされそうな
SF映画のワンシーンのような
でも時と状況によっては


神々しくすら見える海蛇さまではあります

さて
ロワールをまた渡って「サン・ナゼール」の側に戻って
町から西の郊外『ディシニャック』という場所に行ってみよう
ここには古代巨石文明の遺跡がある

『Tumulus de Dissignac』
目にも鮮やかな滴るような緑に只中にポツネンと一つだけ
5600年前からの時を伝えている円墳


この目線の高さで見ると
なにやらインベーダーゲームのキャラクターに見えなくもない


どうやら玄道が二本あるようだ


そして
玄道のかなりの部分が露出してしまっている


もっと大規模に覆われていたはずだ
残念ながら中には入れない


一面の畑の中のタイムマシン

※  ※

今度は「サンナゼール」の東北東側数キロ『トリニャック』
ここは且つて製鉄業で栄えた場所だった
と言う事は
戦後欧米の製鉄業がシェアーを日本に奪われ
韓国に移り
中国が奪い
今やインドネシアやインドに渡って壊滅した産業の痕跡

『Ancien Haut-Fournau de trignac トリニャックの高炉跡』


これまた
別のタイプのSF映画のセットの様な


あまり
恨みがましくも嘆きかなしむ様子も感じない廃墟遺産遺跡

※  ※

さらにもう少し東のロワールの川岸に『ドーニュ』という
現役の産業地もあります

『Raffinerie de Dogne』
ドーニュ石油精製基地


これはこれで
おどろおどろしいまでのエネルギッシュな存在感ではあります

※  ※

最後にホテルを一軒ご紹介しよう
「サン・ナゼール」から橋を渡ったすぐの対岸に『Hôtel Anne de Bretagne』







ここはレストランが特にお勧めです













=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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ブルターニュ紀行 57 < ラ・ボール > 南ブルターニュ と言うより 西フランスで最も名高い海のリゾート

2021-06-14 00:17:15 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : 東フランス大西洋岸最大の砂浜『ラ・ボール』

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を巡ろう
57



フランスの三大ビーチは
南はコート・ダジュールの『ニース』  北はノルマンディーの『ドーヴィル』
そして
西がブルターニュの『ラ・ボール』
という事になっている

Map by ⒸGoogleMap

地図左端の表示が「バッツ」
右端が「ロワール河」の河口で
河口の街は「サン・ナゼール」
「ラ・ボール」はポインティング・マークされている「扇型」のところ

西の「Pulligen ル・プゥリギュン」から
東の「Pormichet ポルニッシェ」まで
9km
途切れずひと続きの
管理された砂浜としてフランス最長のビーチです


砂浜の砂はきめ細かくて
日光浴に寝そべるにはぴったり
海岸線に沿って道路が延び
ヴァカンス用のコンドミニアムが途切れなく立ち並ぶ

海岸の遊歩道は


夏でも


冬でも
人々はさんざめく

砂浜でも


冬場でも人の絶えることはない


とてつもなく長い砂浜は
引き潮になると広大になる


夏場は


こうなり


子供用の遊具を揃えた「キッズ・クラブ」も幾つか見られる


子供達は大はしゃぎ


ヨットスクールも
ウインド・サーフィンのレンタルも揃っています


人出のない早朝は
乗馬クラブの出番となる


少し時期がずれると
キッズクラブもなくなり人気も少なく
逆にゆっくりとビーチを堪能できたりする

最盛期には


午前中はこんなでも


午後にはこういう光景の日もある

海岸線の道路に沿って続くコンドミニアムの中には



こんなアヴァン・ギャルドなものもあった

海岸通りには
小綺麗で快適そうなレストランも並んでいる
そのうちの一軒

『Restauran Le Ponton』


吊るされた籠のような椅子もあって
冷たいカクテルなんぞをちびちびやりながら海を眺めてしばらく過ごす
なんて時間の使い方も海岸ならでは

海岸通りから内側に入ると
整然と管理された明るい林の中に19世紀初頭から20世紀初頭の別荘が並んでいる

別荘だけあって様々な遊びのある仕様のものが見られる


『Villa Bel Horizon』
あえて「中世」風の塔を配した作りの『ベル・オリゾン(眺望)邸』


『Villa la Glorita』
アングロ・ノルマン様式の『ラ・グロリータ館』

『Villa Etchoia』
バスク風の『エッチョイア邸』

『Villa Le Volière』
アングロ・ノルマン様式の『鶏小屋館』



以前ご紹介した「Brière」湿地帯に多い形式の民家風別荘(名称不詳)


『Villa Régina』


『Villa les Pins』


『Villa Musset』


『Villa Ker Lotti』


『Villa Manpon』

『Villa des Roches Rouges』


『Villa Saint-Christoph』

以下名称不明








これらの200年を経た別荘は当然すべて指定文化財で
しかも
「文化財建築保護区域」に残っており
現在も使用されている

そして楽しいことも
人通りも車も少ない静かな林の中のような通りなので
時々こんなのが横切ったりもする


人に出会って一瞬止まって尻尾が総毛立った
怖がらせたらごめん

この林のような環境に
超高級ホテルが二件あったりします

まず『エルミタージュ』

『Hôtel l'Hermitage-La Baule』

ロビー

海側のプライヴェート・ビーチからの全景

もう一軒は『ル・ロワイヤル』

『Le Royal la Baule』

ロビーは木造建築の雰囲気

レストランの一部

実はどちらも同じ資本になってしまった
地中海岸のカンヌと
ノルマンディーのドーヴィルと
北ブルターニュのディナールと
ここラ・ボール
に昔からあった大型高級ホテルをほぼ傘下に収めたあるチェーン

だから
カジノ プール スパ タラソテラピー サウナ ジム テニスクラブ 乗馬クラブ 
などのあらゆる施設が全部揃っています
目の前のプライヴェート・ビーチに面しては共通のレストランがある

ビーチのレストラン

その手の「大型高級ホテル」が嫌いな筆者としては
ここ「ラ・ボール」の一押しホテルは別にあります

小さくて家庭的で上品で
かつ
快適な要素はすべて備えてることが条件
それが『Castel Marie-Louise カステル・マリー=ルイーズ』

建物全景

レセプション

レストラン

お庭のテラス席

バーのカウンター


客室 1



客室 2

客室 3

お食事は
近年星を落とされてしまっているものの質はほぼ変わっていない

ホタテのカルパッチオ

牡蠣の温製 イクラと海藻添え

フレッシュ・フォワ・グラとホタテとアカザエビの ハーヴティーのナージュ


この町の市場は古いものは残されておたず
近代的な清潔な建物に変わっている


早朝の外観


あえて戸外の朝市っぽく作った部分もある


そこは
営業時間になるとすっかり様変わりして



内部も多くの店が軒を連ねている
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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ブルターニュ紀行 56 < ル・クロワジック  バッツ・シュー・メール> ゲランド半島に向かう

2021-06-11 00:24:59 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : バッツの『ミューリエの聖母礼拝堂』の遺構

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を巡ろう
56



塩田が広がる湾のような湿地帯の南の縁を取り囲む腕が
『Presqu'ile de Guérande ゲランド半島』
付け根の位置は南ブルターニュ一番の海浜リゾート『La Baule ラ・ボール』
西の先端が『Le Croisic ル・クロワジック』

その半島の中間点に
『Batz-sur-Mer バッツ・シュー・メール』という小さな町があって
そこにユニークな姿の礼拝堂あり


『Chapelle Notre-Dame de Mûrier』

その名も「ノートル・ダム・ド・ミュリエ (ミュリエの聖母礼拝堂)」
何がユニークな姿なのかというと
壁と柱しか残っておらず屋根も天井もステントグラスも無いから

左側面

15世紀
ペストの大流行に地元民は
当時廃墟になっていた古の聖母に捧げられていた礼拝堂を立て直そうと考えた

正面上部 向かって右斜めから

当時この土地は既に製塩で多いに潤っていたが
礼拝堂の建造は手に余った

正面 上半分

時のブルターニュ公爵ジャン5世がローマ法王ウージェーヌ4世に直訴し
再建なった暁に
礼拝堂に参る信者たちからの献金を「建設費」の償還に向ける許しを得て起工し
1496年に完成した



1819年の大嵐で
屋根と天井が崩壊した

正面下部

以後
そのまま廃墟として今日まで続いている





内部



左側面 後部から斜めに


文化財登録は廃墟になってから半世紀後
1862年の事

実はこの礼拝堂と
道一本隔てた隣のブロックに「まともな」教会があります
その鐘楼に上ると

この礼拝堂の
屋根も天井もないことが明確に見て取れます
「まともな」というのは壊れていないからですが

『Eglise Saint-Guénolé 聖ゲノレ教会』

西側正面の方から前半分を見る限りごく普通
でも
十字架形の頭の方(東側)半分はかなり変わっている


翼廊(十字架形の横軸)の手前
つまり内陣のある左右に礼拝室が二つ飛び出しており

十字架形の頭を外部(外陣)から見ると


先端が二つに分かれてそれぞれに破風(三角部分)を持ち
その外側に
軸線がずれるがさらに二つの礼拝室のような破風を持つ屋根が出っ張っている

鐘楼下の西側正面玄関口


内部で
身廊から内陣方向を見ても軸線がゆがんでいることがわかる


振り返ると西側正面玄関口の上にパイプオルガン
天井がそれほど高くないので設置位置が非常に低いのは
ブルターニュの教会の特徴

内陣の主祭壇
祭壇衝立(Retable)の左側の柱に

Saint-Guénoré (聖ゲノレ)
この教会の名前となっている守護成人『聖ゲノレ』の彩色木像があります

身廊と内陣とは古式豊かな木造天井だが
左右の側廊はゴシックの石組の天井で
一部のアーチ交差部の要石の装飾が非常に興味深い


7匹の悪魔の眷属に食われつつある「地獄落ち」した罪人
こわっ


こちらは「聖骸布」

先ほどの鐘楼にもう一度登ってみると


狭い半島なので海まで見張らせる

それからこの町には
『Musée des Maraiss salants 塩田博物館』
なるものがある

建物外観

白壁に「塩田」の図面がレリーフされて
その前に
採れた塩の入ったザルを頭に乗せた地元女性の銅像が


所狭しと並ぶ展示物の合間に
壁と床とに
塩田地帯の空撮写真の映像が


昔の製塩業従事者の衣装の展示


製塩の歴史から
世界中の製塩の中心地の紹介
製塩方法の違いと素fレゾfれの塩の実部tr巣の展示など
興味は尽きない


採取した塩に混じるゴミや砂などを取り除くための
塩洗い機
ザブザブ洗っても
体積は減ってもそうそう溶けけなかったらしい


洗塩機の前には塩を運んだ馬車


子供達に熱心に説明する親子連れも多い
学校からの見学も絶えないそうだ
部屋数も多く
展示方法も工夫が凝らされ
子供達が手にとって触って感じる事が出来るようにしたものも多い


「バッツ」から岬の先端に向かおう

※  ※

ゲランド半島の西端「ル・クロワジック岬」は
地図の左端の楕円形の部分


港は他の町のように河口というわけではなく
陸側をえぐったように入り込んでいるのですが



引き潮に成ると


当然こうなってしまいます



港越しに教会が見える



『Eglise Notre-Dame de Pitié 慈愛の聖母教会』

海の町なので
19世紀以来の魚取引市場がある


かつては
この中で毎日「せり」が行われていた


今では新しい建物ができてそちらに移り
特別展示会場に使われている


現在の魚市場

内部(イメージ)

この楕円形の岬の周囲の海岸は
造山活動で地形ができた頃にのままで
その環境を活かして
小さくて行き届いたサービスと快適さとを満喫できる
素敵なホテルがあります


『Hôtel Le Fort de l'Océan ル・フォー・ド・ロセアン』


小さいです
地面の高さが微妙に違うので



この右にやや下がってレセプションに入ります

共用空間

二階客室 1

二階客室 2

ジャグジー付きのバスルーム

三階客室

レストラン




テラス


プール




サンデッキ

キオスク

飲み物がオーダーできます


野生の海岸は徒歩30秒

=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
ご感想をお待ちします
旅の計画や実行については以下のサイトもどうぞ
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ブルターニュ紀行 54 < ミシヤック > ブリエール自然公園の入り口の 素敵なホテル

2021-06-07 00:28:50 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : 『シャトー・ド・ラ・ブルテッシュ』

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を巡ろう
54


「ブリエール自然保護区」の北東のはずれの
『ミシヤック』という村はずれの結構な広さの池のほとりに古城がある
『Château de la Bretèche シャトー・ド・ラ・ブルテッシュ』




10世紀に「ラ・ロッシュ・ベルナール」の町の前線基地の役割で
ブルターニュ公爵の下で頑丈な防御の塔が築かれていた
16世紀に宗教戦争でブルターニュ司令官が籠城して最前線となり
フランス革命時に略奪に合い
その後廃墟と化していた城を
19世紀前半に再建が始まり
同世紀半ば「モンテーギュ侯爵」が買い取り
新たな城郭の建設工事が積極的に続けられた






城の平面プランは
要所要所に防御拠点となる丸い塔を持つ城壁で囲まれて池の中に浮かぶ城
という形であった

城壁であった土台の部分と城門の塔などは15世紀のママ


現在の城館は
二つの巨大な丸い塔で囲まれる城門を有する一棟と
中庭を挟んで向き合う母屋の棟の
二棟しかない

Photo by ⒸDomaine de la Bretèche








なんと
塔の最上部の周囲を見晴らす巡警路の窓から
ワンコが見張っていた

この城には4世代にわたって「モンテーギュ侯爵」一族が住み続け
1967年に不動産デヴェロッパーに売却した
2年後
業者は城本体は複数のアパルトマンとして分譲し
別棟を
高級ホテル・レストラン
庭園を
ゴルフ・クラブ
に作り変えた

Photo by ⒸDomaine de la Bretèche

一番奥が「シャトー・ド・ラ・ブルテッシュ』
中央の方形の部分が「ホテル・レストラン・ドメーヌ・ド・ラ・ブルテッシュ」
左下に見えるのが「ゴルフ・クラブ」のクラブ・ハウス


ホテル部分へのアクセスは方形の角


中庭側の光景


大きなドアから入って何部屋もある棟もあれば


専用ドアから入る


スイートも並んでいます


二階のあるメザニーン形式も



これはレストランの中庭側
反対側にもテラス席がある

客室は
ほぼ全部の内装や造りが違う

客室 1

客室 2

客室3

客室 4

客室 5

客室 6

スイート 1
サロンから(遠い)寝室を見る

スイート 2

スイート 3

スイート 4
浴室から寝室を見る


メザニーン(マゾネット・タイプ)スイート

このホテルのレストランは
ここ30年ほどミシュランの星を失ったことはない


玄関






シャトーを見ながらの朝食はまた格別


冬には暖炉に赤々と炎が上がり


夏には外のテラスにも席が作られる

お料理をランダムに並べてご紹介

アミューズ・ブッシュ(突き出し)

海藻のサラダ

ヒメジと仔牛のメリメロ

オマール・エビのイタリア風サラダ仕立て

ビーフのフィレ・ステーキ 和風に椎茸ともやしのソテーを添えて


魚料理

仔牛

ヴィシソワーズ

ホタテとヒラメと真鱈

鴨の胸肉のソテー

フレッシュ・フォワ・グラのソテー



デザート 1

デザート 2

デザート 3


チーズ・カート
カートには12〜13種類が乗っており
各人2〜4種
切り分けてもらう


別棟には「Brasserie ブラッスリー」(カジュアル・レストラン)も
あります


てやんでい こちとらパリっ子でい
気取った飯 ちまちまくってられっか
肉持ってきやがれ
な方々には是非お勧め

蒔き焼きステーキ
お肉も豪快ですが
フレンチフライのでかいこと

バーは
且つての「厩舎」に設えられております


馬房のブースがそのまま活かされて



ボックス席になっております

スパとフィットネスも充実

ボディーケアーの施術台


体のケアーを終えたら
プールサイドでお昼寝もよし


 もう一箇所




当然ですが
屋外プールもあります



パラソルは
上からアームで釣る形なので
何時間も読書したりしてまどろむ際に
太陽の動きに合わせて簡単に寝椅子を影のなかにおけます




最後に
18ホールのゴルフも楽しめます

クラブハウス




何しろ広いです
池の面積28ha 
敷地面積が200haもあるので18ホールのゴルフ場など問題なく作れる

一週間ほど
「何もしない」でのんびり過ごすには最適な環境です
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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ブルターニュ紀行 51 < ペン・ラン岬 の 一押しホテル > ヴァンヌ から東へ

2021-05-31 00:41:43 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : ペンラン岬のホテル『ドメーヌ・ド・ロッシュヴィレーヌ』

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスでは無い異世界を巡ろう
51


今回は
南ブルターニュで一押しのホテルをご紹介しようと思います
「ヴァンヌ」から15kmほど東の
小さな岬『Pointe de Pen Len ペン・ラン岬』の先端

その前に
ちょっと寄り道して
「ヴァンヌ」の東3km「Le Plessis プレシ川」という
小川のような小さな(でも結構長い)流れに沿って立つ
『Château du Plessis Josso プレシ・ジョッソ城』に
立ち寄ってみよう


まず目に飛び込んでくるのは
圧倒的な質感の城壁


しかも
極めて素朴で牧歌的とも言えそうな城壁
そして
城門まで来るといたって農家風




でも城門はさすがにしっかりしたもの









主棟の八角形の塔の中は螺旋階段


その塔の最上部は
ノルマンディーやブルターニュでよく見られる「木(木)瓦」
生木のチップなので樹脂を含んでおり
これで屋根全体を葺いても40〜50年もつそうだ


この「屋根窓」の造りが極めて「ブルターニュ」なのです



中庭に斜めの屋根を持つ小屋掛けの「井戸」がある



壁の存在感も半端ではない
主棟の中も地方色たっぷりでいたって素朴















そぐ近くを流れる「プレシ川」が
城の横で広がって池となっている



この城は「Châtrau du Plessis josso」と「シャトー 城」とばれることもあるが
「Manoir du Plessis Josso」と「マノワール 屋敷」呼ばれる事もある
この「マノワール」が英語になって「マナー・ハウス」となった

では
いよいよ一押しのホテルに向かうことにしよう

この「プレシ・ジョッソ」のすぐ傍を通る高速で東へ10km
『Musillac ミュジヤック』で高速を降りて
南(海側)へ2kmほどで『Billier ビリエ』
さらにそこから小さな岬『Pointe de Pen Lan』

『Pointe de Pen Lan』 Photo by ⒸDomaineDeRochevileine

ペン・ラン岬は
真っ白い南ブルターニュ式の家が30戸ほど立ち並ぶ(ほとんど別荘だと思われる)
岬の名前のままビリエ村の字(あざ)で
その手前端の一かたまりがホテル
『Le Domaine de Rochevilaine ドメーヌ・ド・ロッシュヴィレーヌ』

ここは
例によって入江くらいある広い「ヴィレーヌ河」を遡った
『Le Roche-Bernard ル・ロッシュ・ベルナール』という町の港への侵入を防ぐために
敵艦船を撃退する目的の砦があった場所
その砦の名残(少ないが)の部分を利用して造られたホテルなのです

通りに向いて門が開いている




個人的に大好きなこの門を入るとすぐ
「メンヒル」が一本立っていて出迎えてくれます



この最初のお庭を右に進むと
別の塀の跡とアーチがある


奥の突き当りが
ホテルの中央棟でレセプションとレストランや共用スペースがある


丸い塔がかつては玄関だったが



今はその並びに別の玄関ができている




敷地内を散策すると
昔の建物の遺構ががそのまま活かされて使われていて


小さな発見があちこちに隠れている






客室は
レセプションのある棟の二階から始まって
敷地に散在する幾つかの建物の中にそれぞれ分かれて作られている
例えば


この建物の中は



こんなお部屋


窓の外は海です







例えばこの建物の中に何部屋かある局室の
一つは


こんなだったりする



 そしてこの中は





デュプレックス(ロフト)になっていたりする





さらには


下の階はとんがりアーチ型の窓


上の階は小さめの四角い窓



さらにこちらの中はもっと凄いのです




寝室とサロンとは別になってはいないが


めちゃくちゃ広い


そして何と
プライヴェート・テラスにはオープンエアー・ジャクジーが


テラスから中を見るとこうなってる
そして


当然
バスルームは中に別にあります

こんな建物も


中は全部一つのスイートらしい

それよりダイニング・ルームを忘れてはなりません







マテ貝のミルフォイユ仕立て

アカザエビのカルパッチオ

ホタテの半生グリル


柑橘シャーベットのクレープ巻き

ブルターニュらしくクレープですが
ふつーにクレープで出さないところが

ブルターニュ名物の「ブルー・オマール」を頼むと



「これを只今から調理いたします」
と見せに来てくれます

朝食はダイニングではなくスパのプールの見えるところで

スパのレセプション


テーブルの前の窓の外は磯


後ろはガラス越しにスパのプール

Photo by Hotel

ここのスパには
マッサージとボディーケアー
サウナとハマム
海水セラピー
ジャクジー
トレーニング・ルーム
その他あらゆる設備が揃っています


Photo by Hotel
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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ブルターニュ紀行 35 < ベル=イル の 注目ホテル >

2021-04-23 00:27:19 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : ホテル『カステル・クララ』

荒海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を訪れよう
35


『美しヶ島 ベル=イル』で一推しホテルを二軒ご紹介しよう

一軒目は歴史の空間を体感するホテル
二軒目は快適な至れり尽くせりのホテル

まず「ル・パレ」の要塞そのものに泊まる
『Hôtel-Musée Citadelle-Vauban ホテル・ミュゼ・シタデル・ヴォーバン』


そう
あの『Citadelle 要塞』自体に泊まれるのです


右奥のアーチ型の玄関を入る


まるで門衛の詰所みたいなベルボーイの詰所があって
このトンネルは結構長いのです



レセプション


ミュージアム部分の入り口






ロビーというか共用空間は


トンネルの中みたいだ





要するに
星型の要塞の構造体自体の内部をホテルにしてあるのです






一応スィート・ルームもあります





ジュニア・スイートも










バーカウンターは中世感たっぷり



レストランは夏と冬とで椅子のバージョンが変わるらしい




お料理はあ俺ほど繊細でも先端的でもなく
極めてオーソドックス





朝食はパティオで



トレーニング・ジムもあります





プールも城壁の上に




※  ※

では二軒目に移りましょう

「ル・パレ」の反対側「Bangor バンゴー」まで引き返して
野生の海岸の辺り
『Hôtel Castel Clara オテル・カステル・クララ』

Photo by @Relaisetchateaux.com




























ある日の日替わりディナーのコース

さしずめ「貝と白身の酢味噌和え」...みたいな突き出し

グリーン・アスパラガスとイカの前菜

メインのオマール海老の鬼殻焼き

フルーツのギモーヴのミルフォイユ仕立て 木苺添え


別の日の日替わりディナーのコース



ほぐしカニ身とピスタッチオのムースと白身

蛸のカルパッチオ



ア・ラ・カルトの中からいくつか

アカザエビの前菜


「グリーンアスパラの芽・小蕪・姫人参・蛸」のフリッター と うずらの卵

オマール海老のカルパッチオ

仔羊の胸肉のロースト


Photo by @Relaisetchateaux.com

Photo by @Relaisetchateuax.com

Photo by @Relaisetchateaux.com
Photo by @Relaisetchareaux.com
Photo by @Relaisetchateaux.com
Photo by @Relaisetchateaux.com


朝食は同じレベルの離れた一角で


バー兼共用空間のソファーで


目立たない隅っこに
こんな良い場所も


もちろん
外のプールサイドの並びのテラスのでも可能ですし


もちろん自分のお部屋のテラスに運んでもらうのも良し




プールは内と外と


そして
このホテルは
「Tarassothérapie 海洋セラピー」と「Spa スパ」が
とってもいいのです
海水と海藻のエキスを使ったセラピーは日頃の蓄積した疲労を取り去るのに
抜群の効果があります

終わって外を眺めながらまどろむのがまた最高




今回ご紹介したホテルは
歴史の実物に泊まる体験で「ヴォーバン要塞」
コンフォートと美味しいお食事で「カステル・クララ」
皆さまそれぞれのお好みでお選びくだされば結構かと思います
それとも

両方に2泊ずつとか。。。
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
【お願い】
皆さまの「ご感想」「ご意見」「叱咤激励」「嫌味」「罵声」なんでも
忌憚のないコメントをお待ちして居ります
旅行自体の具体的なことに興味がおありの方は以下のサイトもどうぞ
https://veritas21.com 『こんな旅がしてみたい 誰も真似のできない旅のプランナー』
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