5月5日、滋賀県守山市の下新川神社の
鮓切り祭りに行ってきました。
千年以上前から続くこの祭りは崇神天皇に村人が鮒ずしを献上したのが
起源とされています。何をするかというと、鮒ずしを、「清和四条流」の流れをくむ
古式作法にのっとり、若者2人が切り分け祭神に献上するというものです。
お神酒をささげるとこから始まります。
独特の所作がおもしろい。
おごそかに行われるのかと思いきや、昼間からだいぶ酒が入った旦那衆が
儀式を行う2人に対して「もっと体それよ!」「ちゃんと切れてないぞ!」などと
ヤジをとばす、にぎやかなお祭りです。
それがかえって、「伝統保存のためのお祭り」じゃなくて、ちゃんと地域の人々
の中に息づいた「現役のお祭り」という雰囲気がしておもしろかったです。