フィリピンりぱぶりっく狂笑国

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パパ と シャチョ 狂ったサンタオヤジ

2006-01-23 | フィリピン
奥様の友人。オヤジの身辺調査開始。答は簡単。今日は取引先の関係者と昼飯を食うからと奥様へ。薄ら50年間。伝書鳩人生の旦那の豹変。昼は必ず女房の料理舌鼓を打ち夜は晩酌、しかも奥様同伴。財布には2000円以上持ったことが無い。姫には待った時点から、請求が来るカード使用料、少なくて200万円。しかも、ナントカピンパブとファーストフード店で使用した明細書が。
したがって、身辺調査は非常に簡単であった。日中はサンタオヤジが家を出た知らせで其のファーストフード店で張っていればいいだけ。慢心の笑顔。手を組合後頭部のハゲを隠すかのように帽子を被り。パチリ。撮影完了。デジタルカメラの威力。とにかく長い。二人で昼飯。2時間以上は毎回。ニタニタしながら。寄る8時同伴出店。店内には誰もいない。「イラッタイマセー」姫全員が総立ちでサンタオヤジを向かいいれる。だれ一人客のいない店の口切は「サンタオヤジ」であった。テーブルに着くやサンタ親父4,5人を毎回店内同伴、そして指名している。店は何の苦労もせずに売上が。テーブル上にはフルーツ、オードブル、姫が「オナカシイタパパ」の一言で同席無駄な姫へ焼きそばピザが。このような生活が続いた。全ての証拠が揃った。とある日、サンタオヤジ姫の宿泊先へ向かった。午後4時を回った頃。奥様は友人と一緒に尾行開始。サンタオヤジ玄関から姫に向かい入れられ室内へ。すかさず奥様ドアチャイム。のぞき窓から見られないように配慮、ドアを開けたのがサンタオヤジ。奥様「あんた何してるの?何が同業者会議なのよ」とにかくでかい声。近所の家のドアが一同に開き様子を伺うほどでかい声。無言のサンタ、奥様と一緒に帰宅の途へ。奥様の怒りは収まらない。1週間ほど自粛したサンタに新たな試練が。当然親族会議が開かれた。小売店を営んでいるが下町特有の由緒ある家柄。其の席上、サンタオヤジの振舞い全てが公開された。奥様「長い間お世話になりました。」手荷物を持ち子供を連れ実家へ戻った。サンタオヤジ思わぬ事態に改悛するのかと思ったがとんでもない。奥様が実家へ帰ったことを期に、サンタオヤジ三昧はエスカレートした。姫には女房を捨ててきた。これからは姫だけと一緒に出来る。帰国時には一緒に帰り両親と将来を話し合う。といって50万円を渡した。彼女の6ヶ月の給料合計30万円。意図も簡単に50万円。渡された姫は早々に本国へ送金した。25万ペソのも大金が娘から送金されてきた。姫の父親の年収三六千ペソ、その7倍もの金額がポロット。気をよくした其の姫の家族、父親は筆頭に仕事をやめた。難の気苦労も無く汗せずにこの様な大金が転がってきた。
日本では、完全に旦那気取ったサンタオヤジ、姫の帰国の比が来た。率先し彼女の帰国を祝し、さよならパーティーが行われた。姫も確かに有頂天ではあるが一抹の不安もあった。比曰く、格好の良いお客が全部逃げてしまう。仕事中でも一番で入店閉店まで彼女を独占。日中は我が物顔で宿泊先へ出入り。近所から大顰蹙。店はたった一人で月額3百万以上も使う客は今時いない。当然、リクエスト。サンタオヤジ姫と同伴帰国。首都圏のホテルへチャックイン。姫は自宅へ。翌朝、家族全員でホテルを訪問。大昼食会が開催された。全員ビーフステーキ。しかもダイヤモンドホテルのレストラン。其の日は御一行12名とか。昼飯だけで15万円とか。これでは家族は更に舞い上がり狂うことは間違いなかった。姫の父親何を狂ったか、地元フィリピン警察の署長を紹介した。其の夜現地カラオケでは朝まで貸切で大宴会が。「何か現地で問題があれば私が全て解決します。」と署長に言われ更に有頂天サンタオヤジ。夜はホテルで姫とともにし滞在二週間。持参した金も底を付き帰国した。帰国後、日本で待ち構えていたこと。離婚調停である。当然、膨大な慰謝料が奥様から請求された。憤慨したサンタオヤジ弁護士を開始訴訟開始。しかし、彼女への思い入れは狂っているだけといって過言ではないほどであった。連日、国際電話三昧、1時間でも2時間でも話していた。見かねた友人がサンタオヤジへ忠告を開始した。完全にイカレたサンタオヤジ、友人の忠告など聞く余裕は無い。終いには姫の招聘者まで巻き込み入国日を聞きサンタオヤジマニラへ出向かいの途
に。(続く)

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1 コメント

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やっぱりな (Cavite)
2006-01-23 17:34:49
薄々そうじゃないかと思っていましたが…。まあ、考えようによっては「男の本懐(?)」「男子の鏡(?)」。立派です、行くとこまで行きましょう。



及ばずながら介錯します。(爆)
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