NAIAターミナルで殺人事件

　5日夜、ニノイ・アキノ国際空港（NAIA）第1ターミナル前で、マニラ国際空港公団（MIAA）クシ総裁の技術アシスタントを射殺したとして国家警察空港警備課（PNP-ASG）の警官が逮捕された。 NAIAの第1ターミナルと第2ターミナルを担当する国家警察空港警備課の警官テノリオ容疑者が、午後11時45分ごろティオティオエン氏を射殺した後、同課に自首した。
　 空港関係者によると、テノリオ容疑者がティオティオエン氏を射殺する前、第1ターミナル到着エリアの入国審査エリアで2人が言い争っていたという。
テノリオ容疑者が管轄外の場所で、利用客をエスコートしているためティオティオエン氏がこれをとがめたことから口論となった。その後、ティオティオエン氏は以前の事件についてテノリオ容疑者から事情を聞くため居場所を探すよう無線で部下に連絡、ターミナルビルの外にテノリオ容疑者がいると連絡を受けたティオティオエン氏がテノリオ容疑者に近づいた際に発砲され、3発の銃弾を受けて死亡した。（Star紙から）

このティオティオエン氏を良く知る現地人の話では、最近のNAIAターミナル内の空港警察官、国家警察空港警備警察官は、特定の利用客に対しエスコートを行い職務を放棄しているようにも見受けられ、エスコートする客から現金等を受領していることがしばしば。ティオティオエン氏がテノリオ容疑者に対し、管轄区域以外で何の権限で特定の利用客をエスコートしているのか問いただしたさい、テノリオ容疑者が逆上、この場所は空港内でティオティオエン氏の管轄だから引き下がるといって空港から出、ターミナルビルの外にいるテノリオ容疑者を発見した部下からの連絡で、テノリオ氏の態度に収まりが付かないティオティオエン氏が抗議に出かけたところ、発砲され死亡した。ティオティオエン氏がこの空港へ就任後、特定者へのエスコート等は贈収賄の温床であるとまでいわれ、以前のような一般民間人が入国エリアへ入り込み、警察官、入国管理官とエスコートする場合、周りから顰蹙を買うようになり始めてきた。しかし、半芽的な職員を半々配置していても、今までに獲た金ずるを放すはずのない汚職警察官たち。この事件でティオティオエン氏が所属していたアロヨ大統領派いかなる対応をするのか？
しばらくの間、エスコートも表ざたって出来なくなるかも？？？？？？
特に空港警察は得る給料からして、拳銃は個人が購入したもの。腕にローレックス。首に荒縄のような金のネックレス。ＮＯＫＩＡの高級携帯、金のブレスレット。ニコッとわらって握手。「シャチョウゲンキ、エアポートインサイドモンダイナイ」で札びらが飛び交うニノイアキノ国際空港。フィリピンジンにとっては笑いが止まらない職場かも。月給１５０００ペソではＮＯＫＩＡの高級携帯もなかなか購入できない。
入管エリアを金を支払ってまでエスコートしてもらっても、荷物引き取り場所で荷物が出てこなければ無駄金。時間差は全くなくなってしまいます。何をするのも個人の勝手です。でもよくお金をくれる日本人などと空港関係者に利用されないように致しましょう。

今回起きたNAIAでの警察官による殺人事件。内部的には衝撃が走ったようである。即ち、PNPはじめとする空港関係者自らが職務中に怠慢な勤務をし、個人的に贈収賄行為をしていた。たまたま普通の担当者にとがめられたことに逆上した任務を知らない者が射殺。このような仁義なき戦いを続けているフィリピン国家公務員、貴方達がいつも口に出す言葉。「本当にフィリピンジンは悪い。」自分のことを他人へ転嫁してはなりませぬ。
このような事を世界中の人は「アホ丸出し」と言っております。
先進国の日本人殿。この国で警察の護衛を受けようが入管をすり抜けるように出てこようが勝手。しかし、見ているほかの外国人はその行動をなんとも評価していません。それは、金出せばだれでもできることだからです。

この事件から９日目。この殺害警察官に対して同情が寄せられている。「カワイソウ」全く何がカワイソウなのか頓珍漢な連中だ！