中国の工員がフィリピンへ来てホテルへロングスティ。
しかも人数が結構多かった。
新製品の生産開始支援との事で来比、ホテルへ滞在し、2交代で支援していた。
帰国してからすでに半年経過。
ホテルマネージャーから電話があった。
中国の工場へ電話をかけて、集金して下さい。との依頼。
私は取り立て屋じゃあるまいし、何故あなたのホテルの渉外活動しなくてはいけないのか。と尋ねた。
3ヶ月ほど前に電話をかけた。まったく言葉が通じない。
未払い金が大きいので、早急に解決をしたい。
なぜ社員でもない、無関係のものが電話をしなくてはいけないのか尋ねた。
私の周りで中国語を理解できるのはあなたしかいません。(Bakit naman)
経緯を聞いてみた。
当初から、支払いが悪かった。
大企業はそのような支払いをするのかと思い込んで待った。
フィリピン国内にも工場があるので余計に安心した。
金額は4百万ペソ。日本円で約1,800万円。
人数から2ヶ月間以上支払っていない勘定だ。
現地工場へ問い合わせたのか聞いてみた。
中国とフィリピンはまったく無関係。と言われた。
予約は誰がしたのか聞いてみた。
フィリピン工場とのこと。
であれば、フィリピン工場へ請求するなり、あるいは訴えれば良いのでは。
何度か電話をした。
ホテルの担当営業員はすでに退職、宿泊人数と日数は把握できたが、契約内容はわからない。
膨大な金額。何故今なのか?ただ単に、あなたの職務怠慢なのでは。と申し上げた。
毎日の仕事が忙しく、営業部門へ任せっきりだった。
是非電話をかけて事情を聞いて下さい。
はっきり断りました。
たとえ電話をしたとしても、宿泊契約とサービスが著しく違った。
あるいは、名簿に記載された者は弊社には居ない。騙り詐欺ではないのか。くらいで終わりそうだと伝えた。
マネージャー曰く、毎日中国人宿泊客から食事内容のクレームがあった。
中には、食事で体調を壊し中途帰国した者もいる。
中国人工員が滞在中にそのようなトラブルが頻繁にあった。とのこと。
状況から、ホテルの状況をよく調べ上げた計画的な未払い?
私は、弁護士ではない。
そのような問題は、時間を空けないで早々に弁護士に依頼した方が速い。と申し上げた。
「お金がかかります。海外事案で費用が高すぎます」
相づちを打ちながら心の中では「ふざけんじゃねーよ。あんたのホテルの従業員でもなんでもない。冗談は休み休み言え」
にこにこしながら、私の中国語では全く説明も会話も無理です。
フィリピンは中国華僑がたくさんいて、通訳もいるはず。
そちらへお願いするのが問題が大きくならずにすみます。と申し添えた。
なぜなのか、関与したばかりに、あなたが通訳したおかげで問題がさらに大きくなった。あなたが弁償して下さい。
こういう話もあり得るのです。
フィリピンでは痴情喧嘩の仲裁。
賃貸の仲裁。勿論借金話には絶対乗らないことです。
関与したばかりに責任を押し付けられることが多々あります。
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