電気代の節約の一つの方法として、家の電気量の契約アンペアを下げることが注目されています。契約アンペアを下げれば、節電につながり、基本料金も下がるからです。
ただ、同時に使う電気製品に対し、あまり下げすぎるとブレーカーが頻繁に落ちることになり、これも面倒です。節電もしたいし、ブレーカーが落ちるのもイヤ、そのためには、家で使う電気量を知り、最低ラインを知ることが必要となります。
左の図には、家で使う主な電気製品とそのアンペアが表示されています。アンペアを知るには、家電説明書に記載してあるワット数を100で割れば(100ボルトの場合)出ます。
ハウスクリーニングを頼む人はまだ少数ですが、キッチンの水周りの掃除で利用したい人は多いそうです。クリーニングの種類としては、①日常の清掃を定期的に行う、②台所など特定の場所のみを清掃する、この2種類が基本です。利用の方法としては、①電話やメールで業者に連絡をする ②打ち合わせ・見積もり ③申し込み、実施日の決定 ④実施、という流れです。
ハウスクリーニングを行う上で注意すべき点は、「業者によってサービスの条件や作業レベルに差があるので、利用の際は、打ち合わせと見積もり時において、たくさん質問しておいて、内容を確認しておく」ことです。確認すべきポイントは、時間、スタッフの人数、使用する用具や洗剤、掃除の対象となる範囲、料金等です。また、最初から、定期サービスを申し込まず、単発で相性を試すことも大事です。
作業内容、料金、作業による傷の発生、引っ越し作業と同じようにトラブルが生じやすい契約となります。従い、申し込む場合には、口約束ではなく、文書での契約を行うべきです。また、業者を決める場合には、複数の見積もりを取り、あまりにも安い業者は内容を確認した方が良いでしょう。傷のトラブルを防ぐには、作業前に業者と既存の傷を確認すること、そして、終わった後も確認し、傷ついたところがあったら、その場で申し出ることが重要となります。
郊外に、一生住むつもりで購入した庭付きの一戸建ても、子どもの独立や高齢化などで、住む意識も変わってきます。庭がなくても、少し狭くても、郊外に住むより都心でマンション暮らしと考え始める場合もあるでしょう。そのような場合、「移住・住みかえ支援機構」のマイホーム借り上げ制度を利用してするのはいかがでしょうか。
また、住み慣れた家をリフォームする場合、公的な支援もあるそうです。例えば、65歳以上の人がバリアフリー工事をする場合、1年分の固定資産税額が1/3に軽減されるそうです。リフォーム工事に付きましては、財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センターでは、建築士の相談員が住宅工事に関する相談を無料で受ける住まいるダイアル(0570-016-100)を開設しています。
左の図は、トイレの温水洗浄便座の安全に関するチェックポイントです。メーカー側は、一つでも当てはまれば、点検を依頼した方が良い、としています。
トイレの便座の異常による発煙や発火事故は数件報告されています。事故で目立つのが、設置後20年以上など長期使用によるものです。内容は、コードが断線していたり、ひびが入ったところに水が入ってショートしていたり、コンセントにほこりがたまって発火を起こしたり、というものです。メーカーによりますと、温水洗浄便座は電気製品なので、10年くらいで壊れてきます、とのことです。
発火のような事故を防ぐためには、早く異常に気が付くことです。一つの機能をオフにしても、全体には電気は流れたままになっているので、発火につながることがあります。使い方としては、電気製品なので丁寧に扱うこと、そして水につけたり、バシャバシャ洗うことは避けることです。
左の表は遺品整理を頼む際の大事なチェックポイントです。故人の残した家財などを整理をすることを業者任せにすることが増えてきています。その際に、慣れていないので、トラブルが発生するケースがあります。特に多いのが高額請求についてです。
遺品整理の目安としては、戸建てなら30~60万円、ワンルームで8~10万円程度とのことです。業者を探す場合には、一般社団法人遺品整理士認定協会が推薦する全国約560社の一覧サイト(http://www.is-mind.org/)で紹介されています。また、トラブルになった場合には、三ケタの電話番号「188(いやや)」にかけると、最寄りの消費生活相談窓口につながります。相談窓口のサイトは(http://www.kokusen.go.jp/map/)です。
住宅の侵入による盗みは年間で8万件起きています。盗みの対象は、現金だけでなく、ブランド品のバッグやアクセサリー、データ入りのパソコンも対象となっています。女性の一人暮らしの防犯の注意点は以下のような点です。
➀表札にフルネームは書かない。
➁ドアの鍵は、ピッキングに強いディンプルシリンダーへの取り替えを勧める。
➂ドアののぞき穴は、外側からのぞかれないよう、内側から目隠しをする。
➃カーテンは落ち着きのあるものでレースも付ける。窓際に、ぬいぐるみ等は置かない。
➄洗濯物は室内に干す。
➅旅行で長時間家を空ける際は、新聞や郵便の配達をあらかじめ止める。
➆タイマー機能がついた照明にすれば、在宅を装える。
➇自治体が実施している防犯メールに登録すると犯罪や不審者情報が送られてくる。
泥棒の侵入経路は、4階以上の共同住宅で、戸締り忘れが36%、ガラス破りが35%、となっています。対策をする前に、戸締りを徹底することが大事です。また、パナソニックが販売している「ドアニモ」を設置すると、ドアの上にカメラが置かれ、室内のモニターで外の様子が確認できます。これは、配線工事が要らないので、賃貸でも取り付け可能だそうです。
写真は、2階の階段の降り口にベビーゲートを設置ししたところです。赤ちゃんが居る家庭では、特に階段は気になるところです。階段の降り口に、ベビーゲートを付ける際には、危険なのでビスで留めるように指定されています。突っ張り式では、赤ちゃんが寄りかかった時など、強い力で押した時に倒れる恐れがあるからです。ですので、べビーゲートを取り付けるためのソケット(赤い矢印部分)をしっかりと壁に固定しなければなりません。
ソケットをしっかりと壁に取り付けたいのですが、問題は下地です。壁は厚さが1㎝の石膏ボードとなっています。そこにビスを打っても、ベビーゲートのように体重が掛かるところでは耐えられません。しっかりとソケットを固定する為には、ビスを石膏ボードの奥にある柱に止めなければなりません。そうなると、ビスの長さも25㎜以上必要となります。ベビーゲートを付けるところの両側に柱があれば好都合ですが、柱が周辺に無かったり、位置が良くなかったりしたら、どうしよう?と考え込んでしまいます。
そういう時の為に、ベビーゲートの設置をお考えの際には、階段の降り口周辺の柱など下地の位置の確認、下地が無ければ、下地材をあらかじめ入れておくと良いでしょう。階段の降り口には手すりもあると便利ですから、その下地材も含めてお考えになると良いでしょう。(9109)
写真は、マンションの内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは、矢印で指した部分の透明なツメです。このツメは透明なプラスチック製で、キッチン上の吊り戸棚の観音扉の下部に付いています。吊り戸棚の下部、開ける際に指が触れるところです。ツメはL字型で、接着剤で扉の下部隅に付けられるようになっています。これはイイと思いました。
ツメの目的は、扉を開けるときに、指を引っ掛けやすくするためのものです。確かに、ツメがあると指が引っ掛りますので、扉を開けやすくなりますし、爪を傷めることもなくなるでしょう。それから、L字型になっていますので、内側の棚板に当たる際のクッションにもなります。ホームセンターに売っていますので、ご興味のある方は探してみて下さい。(11.4)
服の裏側には、洗濯やアイロンの仕方についてのラベルが付いています。絵を見れば、なんとなく、分かりますが、水温については、よく知りませんでした。
洗濯する際の水温については、ラベルに数値として記載されています。40とあれば40度のお湯ではなくて、上限を意味していて、40度以下とのことです。これより高い温度ですと、服が縮むなどのダメージが発生することがあるとのことです。
ある日、都内のマンションの内覧会に同行しました。若いご夫婦で、お二人ともスマート、こんな絵に描いたようなご夫婦もいるんだなー、と思いました。また、ご主人のお母様も内覧にお出でになっていました。
さて、お部屋を見始めて間もなく、そのお母様が、「番場さん、この子はテレビのキャスターをしています。絶対、顔に傷が付けられないのです。家の中で、顔をぶつけてしまいそうなところは無くして下さい」と私に言いました。私は「ハイ分かりました」と言いつつ、誰も顔にキズはイヤでしょう,、と思っていました。
そうなりますと、写真のようなキッチンの吊戸棚の角などは特に要注意となります。このような角には、ぶつかっても怪我をしないようなカバーを付けなければなりません。分かりにくいのですが、写真を良くご覧頂くと、赤い矢印の先に、透明なプラスチックのカバーが付いているのが分かりますでしょうか?
内覧会に行きまして、このような角があって、カバーが付いていない場合には、カバーを付けるように、売主に聞いてみて下さい。売主に聞いて、付けない、と言われたら、ホームセンターに売ってます。あれ以来、内覧会に行って、このような角を見るたび、あのお母さんを思い出します。(710)
写真は、私の住んでいるマンションの部屋で、写したところはベランダの天井から下げて置いてあるエアコンの室外機の上部です。ベランダが狭いので、エアコンの室外機は天井から吊って置いています。室外機と天井の隙間は20㎝ほどあります。実は、ここの隙間に鳩が飛んで来て、悩んでました。鳩にしてみれば、高いところであるし、この隙間は格好の休憩所なのでしょう。鳩がくれば、ベランダの床はフンで汚れます。
鳩が飛んで来なくなる方法を考えていたところ、釣り糸を張ると鳩は来ない、と友人から聞きました。早速、天井と室外機の間に釣り糸を張ってみました。写真の矢印部分が釣り糸です。張ってから1週間ほど経ちますが、鳩は来なくなりました。この釣り糸効果あり!です。鳩で悩んでいる方には、お勧めです。鳩が飛んで来そうなところに張って置くだけですから簡単です。釣り糸は100円ショップで売っています。釣り糸は太い方が使いやすいです。(41126)
写真は、戸建の内覧会で撮りました。撮ったところは、リビングからキッチンの方向です。このキッチンは、上部に吊り戸棚があり、カウンター部はオープンとなって居ます。ご覧頂きたいのは、白い矢印でコーナーカバーと書いた箇所です。このカバーを設置した目的は、切り口を隠すためと、万が一、頭をぶつけた際にはクッションにするためです。
このようにキッチンが部分的にオープンになっていますと、つい急いだ場合など、ここに頭をぶつけてしまう可能性があります。ここはカドになりますので、危険です。怪我をしないためにも、同じようなキッチンの場合には、この部分に「ぶつかり防止クッション」を設置すると良いでしょう。家の中には、多くのカドがありますが、ホームセンターなどで、「かどごっつん」などの商品名でクッションを売っています。(11.4)
写真は、マンションの1階部分の部屋内にある和室で、内覧会で撮りました。戸建住宅では、床下収納を設置しますが、マンションでは珍しいです。畳1枚分ですから、床下収納と言うより、畳下収納となります。深さは50㎝ほどあります。畳を上げるのは大変なので、電気式でスイッチを入れると畳が持ち上がるようになっています。
収納はいくらでも欲しいので、畳の下にまであれば、ありがたいことではあります。でも、床下なので、換気が不十分となりやすいです。特に、冬場は、コンクリートの基礎部分は冷えているので、内側に結露が出ます。そうすると、寝具などを置いておくと、カビだらけになってしまうでしょう。貴重な収納ですが、ここは置く物を選びます。また、子供が入って遊ぶと危険なので、注意が必要となります。(8511)
家具の転倒防止が要るかどうかは、家具の奥行きと高さのバランスで決まります。そのバランスとは、昨年末に消費庁が出した箱物家具の転倒基準によると、奥行き/√高さ<4.0です。この式を当てはめると、ほとんどの家具が対象になります。
転倒を防ぐには、①重いものはなるべく下に置く ②底板下にストッパーを置く ③天井まで収納ケースを置く ④壁や鴨居に金具で固定する ⑤突っ張り棒は強度のある天井なら良い ⑥タンスなどは前に倒れて来るので突っ張り棒はなるべく壁側へ、こんな点になるでしょう。
賃貸の場合でも、家具固定を前提にした物件が生まれています。都市再生機構(UR)では、1996年以降の住宅では家具の固定を標準に、それ以前の物件にも改修を進めています。また、ひとり暮らしの高齢住宅の場合、自治体が無償で器具の設置までしてくれるところも多いとのことです。ですので、賃貸でも、あきらめずに家主に確認すると良いでしょう。
家庭の電気機器で消費電力が最も大きいのが冷蔵庫です。24時間365日、使いっ放しですから節電対策が大事となります。節電の合言葉は、『庫内も周囲もすっきりと!』です。
①放熱させるため、冷蔵庫を壁にぴったりとつけない。1㎝以上離す。説明書で確認。
②中を整理して、ドアの開閉の回数や時間を減らす。例えば、朝食用など、食事ごとのトレーを作る。
③自動製氷機を使わないと、消費電力が約8%減る。自動製氷機を夜間だけ使うことも。
④庫内の設定温度は、夏でも『中』で大丈夫。急いで冷やす場合だけ『強』で。
⑤庫内のカーテンは効果について意見が分かれる。誤作動を起こす場合もあるので、メーカーに確認。