住宅ローンの金利が低下してきて、現在では1%を割っています。それでは、ローンの借り換えと繰り上げ返済をした場合に、得になるのかどうかを考えてみます。左の表は新聞からで、住宅ローン残高1480万円、返済期間はあと10年、金利は年に1.4%で変動なし、と仮定します。このまま、ローンを返していくと、総返済額は1586万円となります。
➊のケースは、金利は10年固定、年0.9%のローンに借り換えをした例です。この場合、手数料や登記費用等の諸経費で約30万円かかります。この場合、総返済額は1578万円となります。
❷のケースは、借り換えをせず、毎年100万円ずつ繰り上げ返済をした例です。最大、6回の繰り上げが出来、この場合、総返済額は1546万円となります。
❸のケースは、借り換えも繰り上げ返済もした例です。この場合、総返済額は1552万円となります。
以上のようになります。現在では、住宅ローン金利が低いので、借り換えて返済額を少なくしようと思っても、ローンの残りの返済期間が10年以内では、あまり効果がないようです。